遊園地では思いっきり遊びまわれ








松「いいか?作戦通りにするんだぞ」




暗い部屋の中


そこには幕府の長官松平片栗粉こととっつぁんと

・総悟・土方・近藤がいた





近「とっつぁん…本当にあの作戦で上手く行くのか」





周りは真剣で

思い空気が漂っている




松「しっかりやってくれ お前らならやれると信じてる」






『でもとっつぁん!!私はそんなんで成功するとは…』


沖「俺もそう思いまさァ」


土「コイツらと同じ意見なのは気に食わねーが…俺も賛成できねーな
  とっつぁんの気持ちは分かる…望んでいる結果は一緒だ
         だがその方法で上手くいくと思うか?」




松「俺はできると思うぞ トシとならやってくれる」




近「とっつぁん…仕方ない…この作戦で行こう」


土「ハァ…いいのか




『我慢する…』


沖「でも…」





腹をくくった時

総悟が言葉を発した 
 


 


沖「俺はどうしても賛成できねーでさァ!!
  と土方さんが付き合ってるように見せる為にデェトするなんて!!」








私達が話してたこと…

それは先日とっつぁんが栗子ちゃんのデートを邪魔した時

栗子ちゃんが土方さんに惚れてしまった…

だから栗子ちゃんに土方さんを諦めさせる為


”マヨラ13様には彼女がいる”と思わせる作戦だ!!




だから真選組で唯一女隊士の私が土方さんの彼女役に選ばれた



はっきりいって



めんどくせ〜…



ちなみに私…性格も口調もヤヴァイですw




松「そういうな総悟…栗子の為だ
  栗子をこんな瞳孔マヨのトシなんかに渡してたまるか」

土「アンタ…人を虐めてそんなに楽しいか」







近「まぁいいじゃないかトシ がいいと言っているんだから」


土「……」




土方さんは無言でこっちを見た




私はいかにも d( ̄ー ̄) ←こーゆー感じで笑った



ちょっと引かれたような気もしないでもない







『こんなモンかねェ〜』



着物を着て髪を整えて簪挿して…



普段の私ならこんな格好はしないだろうね



仕事だから仕方ないかァ〜





コン コン




誰?



『はーい』




土「俺だ…」




『オレオレ詐欺はお断りよ!!』




土「オレオレ詐欺じゃねェ!!土方だ!!」




『マミー!!パピー!!助けてェ!!
 部屋の前にマヨラーの瞳孔犯…じゃなかった強盗犯がいるよォ!!』



土「斬るぞテメー!!」



バタバタバタ




バッターン


沖「大丈夫ですかィ






『キャー!!!総悟ォ!!助けてェ!!』(棒読み)





沖「瞳孔犯からすぐ助けてやりまさァ!!」



にやり





ガチャ




土「総悟ォ!!俺にバズーカ向けるなァ!!!」




『あ…総悟…やるなら外でやってきて 部屋が汚くなる』


土「んな事言ってる場合かァ!!」



沖「チッ」


そういいバズーカを降ろし

部屋を出て行く総悟
 
 
 
『そんで何土方さん?』


土「あぁ…準備できたか様子見に来ただけだ その様子だと…できたようだな」

『ホイ!!準備満タンです!!(`o´)ゞ』



土「んじゃ とっつぁんが作戦通り栗子を遊園地に連れてくるから
  俺達はただ一緒に歩いてて付き合ってるように見せればいいだけだから」


『分かってますよ〜』








ピピー


『はい此方 どうぞ』


ピピー


”此方ゴリラ 只今そっちに向かっている どうぞ”


ピピー


『ラジャーです 土方さん準備OKですか?どうぞ』



土「なんで態々無線機使ってしゃべるんだよ…
  近藤さんはともかくテメーは隣にいるだろーが」


『カッケェじゃないっスか!!私小さい頃からこーゆーのあこがれてたんスよ(´ー`)。゜。』



土「それよりもうすぐ来るんだろ 準備しろ」


『はァい』



ピピー

”此方サディー 二人の目の前にヤクザ親子接近”


ピピー


『了解』




キュッ



土「!?な…何だよ」


『何って…”腕組み”だけど?』


私の両腕は土方さんの左腕に巻きついている

体もピッタリくっついていた



土「…///…あ…ぁ…(近すぎだろ…)」


 

 
松「栗子何処行きたい?」

栗「私はマヨラ13様と回りたいでございまする」

松「そう言うな パパとたまには遊ぼう」

栗「キモいでございまする」



松「(二人は何処だ? !!いた!!)栗子…アレ見てみろ綺麗だぞ」


さりげなく二人の姿を見せる



栗「どこでございまするか?…!!」


前を見ると



『ねェ土方さん どこ行くぅ?』

土「(演技凄すぎ…)ぇ…あ〜っと…ぁぁあアレなんていいんじゃね?」

『いいねw私一度アレに乗ってみたかったんだァ(/≧▽≦)/』

土「(前言撤回…コイツマジで楽しんでやがる)
  へ〜 お…俺も…おおおお前と乗りたいと思ってたんだ」



『土方さんどもりすぎです』

土「う…煩ェ」




栗「マヨラ13様…」

松「あ〜…マヨラ13にも彼女いたんだな
  安心しろ栗子 パパがいい男探してやる」


栗「……うぅ…」


栗「ぅわ〜〜〜〜〜〜ん!!!」


バタバタバタ



栗子は泣いて走っていった




と土方はオシャレな店に入っていた

まだ見てるかなんて見渡してたら共同不審だと思われてしまうので

ずっとフリを続けていた








『コレ…可愛いですね』

簪を手にとって見た


土「似合うんじゃねーの?」

『え?』



私の手から簪を取って髪に付けてくれた



土「似合うぜ」


そう言って優しく笑う彼の姿はとってもカッコよくて


『///…あ…りがとうございます』



土「オイ コレくれ」


店員に簪を渡す



『え?』



店「まいど」


カララン


店を出てもまだよく分からない




土「ホラよ」

ガサッ


紙包みを私に渡す


『え?でもコレ…』





土「やるよ」


『でも今日のは仕事なのに…そんな事までしていただかなくても』


土「今日付き合ってくれた礼だそれに」








土「似合ってんだからいいだろ?」



土方さん



私は




あなたの事が




好きです




END



 
〜後書き〜


昴に相互記念で送ったものですw

こんなんで良かったら貰ってください(ё_ё)




ここまで読んでくださってありがとうございました

これからも末永くよろしくお願いします