兄妹の絆
私はふと思った…
”兄妹愛って何なのか”って…
兄妹愛か…
小さいときにそうにぃとよくお菓子分け合ってたっけ?
コレも兄妹愛なんかな?
そうそうw
近所のガキども(自分もガキだが)を虐めるのを
そうにぃと取り合ったなぁ
いっつもとられてたけど…たまにやらせてくれたっけ?
私にとってはそれだけでも兄妹だなって思ってた
『ふぃ〜…』
やっと半分!!書類整理ィ!!
ったく土方の野郎ォ!!人に押し付けやがってェ!!
ブルッ
寒ッ!?
え?今夏でしょ?なんで寒いの!?
なんか少しクラクラしてきた
ガラッ
ん?
「今暇かィ?」
そうにぃがやってきやがった…
こんの忙しく&気分の悪いときにィ〜
『暇って…どうみたって暇じゃないだろ…』
総「そうかィ?折角暇だと思ってわざわざ遊びに来てやったってェのに」
はいはい…迷惑ですよ
でもそうにぃには適わないんだよな…
「っと」
ドカッ
私の部屋に勝手に入り
適当に座るそうにぃ…
「さてと…ゲームでもやりますかィ」
勝手に私のFFを始める…
チャララ〜!!!
ものっそい大音量で音出しながらやってやがる
う…うっぜェ!!
これは私についての当てつけか!!
そう言いながらも書類を進めた
タララ〜
イライラ…
ダンダン
苛々
段々エスカレートしてきた…
あぁうぜぇ!!集中できやしねェ!!
ダンッ
立ち上がり
『あのさァそうにぃ!!』
言い聞かせようとする
「何でさァ」
『いい加減止めてくんない!?
それか音小さくして静かにやっ…』
グラッ
え?
「!?えッ!?オイ!!」
バタッ
「!!」
私の意識は途絶えた
〜総悟SIDE〜
ダンッ
いきなり怒り気味で立ち上がった
こりゃキレてんなァ
ちとやりすぎたか?
『あのさァそうにぃ!!』
何だよ…
「何でさァ」
『いい加減止めてくんない!?
それか音小さくして静かにやっ…』
グラッ
え?
「!?えッ!?オイ!!」
がフラフラして
バタッ
「!!」
何だ!?
どうしたんだィ!!
そっと俺は額を触る
「熱ッ!?」
すげェ熱だ!!
俺はを担いで急いで救護室に向かった
タッタッタッタッタ
土「オイどうした!!そんなに慌てて!!ってオイ!!」
途中ですれ違った土方さんを無視して俺は走った
しっかりしろィ!!
兄ちゃんがついてるからな!!
『ハァ…ハァ…』
どんどんの体が熱くなってく!!
このままじゃヤバイ!!
救護室…着いた!!
ガララ
「が熱出したんでィ!!見てやってくれィ」
医「すみません!今重症を負った隊士達でいっぱいなんです!!」
ベッドにはたくさんの隊士達…
先程切り込みにいったばかりだ…
そのときに負ったんだろう…
俺は…追い出された
「くそッ!!」
ダンッ
俺は壁に八つ当たりした
『はァ…はァ…そ…うに…ぃ…』
「!!」
仕方ねェ!!
戻るしかない!!
タッタッタッタッタ
ガララ
を寝かせた
「ちょっと待ってろィ」
俺は急いで救護セットと冷たい水とタオルを取ってきた
熱を計ると…38度
何でこんな熱…
チャポッ
ぎゅぅ
そして冷たくなったタオルを熱い額に乗せる
しゅぅ〜
もう熱い…
俺は何度も何度も繰り返した
水が微温湯になる度に俺は水を替えにいった
何度も声をかけながら
『……
早くよくなれィ…元気な笑顔…俺に見せてくれィ』
『兄ちゃんがついてるかんな』
俺らしくないが…
言葉が自然と出てくらァ
ピチピチ ピチ
『んあ?』
アレ?
『もう朝?』
私布団に入った覚えないんだけど…
う〜ん…確か…
書類整理してて…そうにぃが遊びにきて…
うるさいから注意しようと思って立ち上がったら…
あ!!気を失ったんだっけ?
ガバッ
ん?
え!?
私の隣で布団に横から覆い被さるように寝ているそうにぃ…
なんでそうにぃがいんの?
暖かい…何か…手が…
見ると…
『…あはは…///…』
そうにぃが握っていた
看病…してくれたのかな?
「ん…」
ガバッ
「!!」
そこには元気なの姿
『おはよう…そうにぃw』
「……」
良かった…
元気だ…
『ありがとう』
「へィ?」
『看病してくれたんでしょ』
そう言い…繋がってる手を見せる…
「バッ!!違ェ!!俺は別に…///」
あははw
そうにぃ何だかんだ言って…
優しいとこ…あるんだよね
そういえば…前にもこんなことあったっけ?
小さい時…やっぱり私が熱出して…
手を握ってくれて…”兄ちゃんがついてらァ”って…
これが…兄弟愛なのかな?
ありがとう…そうにぃ
〜後書き〜
コレは素敵サイト”空中楼閣”の銀汰さんとの相互記念に書きましたw
そのまま連載に入れちゃってもよかったのですが…
短編にしちゃいましたw
そうでしょう銀汰さん
そうでしょうここまで読んでくださった
これからのよろしくお願いしますw