花見は危険なモノ
真選組の女中である私は
今、局長室の目の前にいます
『失礼しま〜す。』
軽くノックをし、
襖に手をかけた。
「おぉ、ちゃん。待ってたぞぉ。」
何で此処にいるのか、、
それは局長に呼び出されたからであり、
何か用事があったから。
あ、当たり前か。
用事無かったら呼ばないよね・・・υ
『あの、、何の用でしょうか・・・?』
目の前にいる
顎鬚を蓄えたゴリラ顔のもうすぐ三十路のオッサンの目を・・・
見るのは嫌なので、少し下を見て問う
私何かしたかなァ〜
まさか、、クビッ!?
あ〜そういえば、、
この前皿を頭に乗せて河童ごっこしてたら落っことしちゃったなァ。
アレ、パリーンってめっちゃいい音なってたもんな、
副長が大事にしていた押入れの中のマヨダンボールの中に隠したんのはいいけど
バレちゃったのかなァ。
副長大切にしてたから絶対バレないと思ってたんだけど。
あ、それともアレかな?
バズーカを後ろから副長目掛けて打ったのを
声真似で「チッ、しくじったか。」と沖田隊長の仕業の様に仕向けたのがバレたかなァ。
あ、それともアレ?
密偵の山崎さんのミントンのシャトルを
寝てる局長の鼻の穴に突き刺してしまったのがバレたのかな、、
頑張って燃やしたりして処理したんだけど。
・・・・・・。
クビになる要素いっぱいあるじゃん。
「あのな、明日俺ら皆で花見行くんだよ。
だから、弁当作ってくれないか?」
毎年恒例なんだよ、とニコリと笑うゴリラ・・・じゃなかった、局長
私はホッとした。
『分かりました。
でも、何で私が?』
私はつい最近女中になったばかりなのだ。
女中の中で一番エラいオバちゃんに頼めばいいじゃん。
私はそう言ってやろうとした。
もちろん、オバちゃんなんて呼んだらその人に殺されかねないから、そんな風には呼ばない
『私は入ったばかりですよ、女中の中で一番エラいババア・・・じゃなかった馬場さんに言えば・・・。』
「ゴメン、ちゃん。訂正しても、もう聞いちゃったから。
ちゃんがそんな言葉を発するなんて吃驚だなァ。」
『いえいえ、私の質問に答えてください。
馬場のババアなんぞどーでもいいんです。』
「あ、今しっかりババア言った!!ちゃんがババアって・・・。」
『いいから早よ答えろよゴリラ勲。』
「あの、ゴリラは苗字じゃないからね。俺の苗字は近藤だからね。
一応局長だからね。真選組では一番偉いんだからね。」
『すいませんゴリ。』
「・・・もういいや。(泣
えっとね、今回ちゃんに頼んだのは
女中の皆さんは忙しいからなんだよ。
それに、大体花見の弁当は新人さんが作ってるからね。」
『そーなんですかァ。』
「そんな棒読みしないでくれる?オジサン悲しいから。
否、俺はちゃんの事娘の様に思ってる。
だから、娘に嫌われるのは悲しいなァ。」
『この年頃の娘は親に反抗するのが普通ですよ。
ハゲ、デブ、臭い、足臭い、親父臭い、気持ち悪い・・・。』
「ねぇ、なんかさ、臭いが3つもあるよ。
一つにまとめようよ、なんか辛いから。
それに、なんか最後の奴、気持ちこもってて力入ってたよ。」
『私は辛くないので。
じゃ、弁当作ればいいんですね、わかりました。
それじゃ。』
と半ば強引に言って部屋を出た。
それじゃ、買出しに行かなきゃ。
***
『オイオイ、マジでか。』
スーパーに向かうと、
食品コーナーの試食を食べながら・・・
しかもお菓子のコーナーの方を眺めながら卑しい顔をしていた男に会った
「あっれ〜?真選組女中のちゃんじゃないの。」
『・・・ゲυ』
私は顔を引きつかせて一歩後ずさりした
そしてそのまま体を反転させ、
ダッシュした。
だが、私の着物の襟を捕まえられ
すぐに引き戻された
「そんな嫌な顔しないの。そして逃げないの。」
『だって、会いたくなかったんですもん、銀さんと。』
銀色のふさふさした髪が少し揺れて
私に一歩近づいた
「なんで?」
『だって、”あ〜ちゃん丁度良かった。チョコ買ってぇ”っておねだりされるから。』
「分かってるじゃ〜ん、買って。」
『却下。そんな可愛い顔してもダメです。』
「ケチぃ。」
『欲しいなら自分で買え、この貧乏。』
「うっわ、ちゃん口悪っ!?」
どーゆー育ち方したのォ、と叫んでいる
『沖田隊長の影響です。
私だって昔は純粋な良い子ちゃんでした。』
「自分で言うか、普通?」
『私に普通を求めないでください。』
私はクルっと再び体を回転させ、
銀さんに背を向け歩き出した。
「あ、ちょっと!?」
私は銀さんを無視して食材を選び始めた。
『呼び捨てしないでください、
かといって”ちゃん”はキモいかも。』
それって局長を全否定じゃん
食材を選ぶ手は止めずに、銀さんの発言にツッコむ
「なぁ、コレいいんじゃね?」
『要りません。』
「コレは?」
『要りません。』
「じゃ、、」
『要りません。』
次々と持ってくるお菓子や高級な肉
私は銀さんの好みの物を買いにきたワケではないのだから
そんな物を見る気にもせず、買いたい物を籠に入れた
「ってか、ソレ、何に使うんだ。」
『明日、真選組は花見に行くんです。その買出し。』
「へぇ〜。」
しまった!!
言わなきゃ良かった。
銀さんは何かを思いついた様な怪しい笑みを浮かべていた
「ふぅん、、ま、いいや。俺もう行くわ。」
『あ、そうですか、さようならァ。』
「なんでそんな嬉しそうなワケ?」
そりゃ、何事も無く終わるのは嬉しいですよ
「・・・・・・じゃーな、また明日。」
『はい、またあし・・・・・・ぇえ!?』
ちょっと銀さん、来るつもりなんですか!?と聞こうとしたら、
もういなくなってきた
聞かれない様に早く逃げたな、あの人。
逃げ足だけは速いんだから。。
***
『只今戻りました〜。』
「あ、おかえりなせェ、。」
屯所に戻ると、沖田隊長が迎えてくれた・・・
というか、たまたま玄関付近で寝ていた隊長と出くわしただけなんだけどね
『ただいまです。』
昼寝ですか、と聞くと
イメージングでさァ、と答える隊長
一体何をイメージングしてたっていうんでしょうね
あきらかに寝てたよ
涎垂れてたもん
「近藤さんから聞きやした。
明日の花見、楽しみにしてるぜィ。」
『たっ、楽しみにしないでくださいよυ』
私料理上手くないんですから。
「いいじゃねーですかィ。
そういえば、昨日の夜中クッキー作ってたよなァ。」
ありゃ、何のためでィ?
『じ、自分で食べるためです。』
「・・・・・・こんな時間に?」
『ぅっ・・・。』
「太るぞ。」
『お、放っておいてください。』
隊長は、お前どもりすぎと言った
「ま、丁度良かったんだろィ。
明日持ってこいや。手間が省けてよかったな。」
『なっ何言って・・・。』
流石沖田隊長。
昨日クッキー作ってた事知ってただなんて・・・。
ただ単に料理が苦手だからお菓子作りでも練習しようと思って
そんで、作ったクッキーは皆に配ってしまおうって感じだったんだけど、、
確かに手間が省けたな。
「それにしても、何買ったんでィ?」
私のビニール袋を取り上げ、中を覗く
『あ、持ってくれるんですか〜ありがとうございます。』
「なワケねーだろ。」
『ケチ。』
「お前誰に口を聞いてるんだ、誰に。」
私の顔を鷲掴みした
『ふ、ふいまへん。』(す、すいません。)
痛いから話してください
「あ〜聞こえねーんだけど。」
じゃ、離してください
否、マジ痛いんで。
握力どんだけ強いんですか、アンタっ
『あ、ほーほー。おひははいひょーのほひひほほはってひまひはほ〜。』
「何言ってんのか分かんねーよ。」
『ひゃ、ははへよ、はふ。』(じゃ、話せよ、カス)
「もういっぺん言ってみろ、あん?」
何でそれだけ通じるんだよ。
離してくれなきゃちゃんと話せないッスよ
離してもらうにはこの事言ったらいいんだよ、絶対離してくれると思う
でも言えない。
私はどーすりゃいいんだァァアア!!
「ホラ、言ってみろ。」
やっと解放された私の頬は赤くなっていた
『は〜やっと解放されたよ、どんだけ強く掴んでたんだよ、このドS。』
「オイ、お前斬られてェのか?」
『さっき言ってたのはですねェ。」
「無視かよ。」
『あ、そーそー。沖田隊長の欲しい物買ってきましたよ〜。』
「お前、反抗期か?
てか、は?俺の欲しい物?」
『ハイ、コレ。』
そう手渡した物は、
「藁人形・・・。と写真?」
『しかも珍ショットですよ珍珍!!』
「ちんt『コラコラァ!!下ネタは控えてくださぁぁい!!』」
私は無理矢理沖田隊長を部屋へ押し込むと
隊長はさんきゅ、と一言だけ呟いた
はァ〜危ない危ない。
もうすぐで放送禁止になっちまうトコだったよ
アレ?放送?
***
翌日の早朝、いつの間にか朝日が台所の小さな窓から差込み
少し眩しいぐらいの優しい光が私を包む
『できた。』
早起きして、皆がまだ寝てる時間から全員分の弁当を作る
やはり隊士全員分の弁当を一人で作るのは大変だった
『こんだけの分を一人でって・・・・・・ありえなくない?』
一人寂しく呟いた言葉は
儚く散って虚しく消えた
「オイ、誰だ?」
『・・・!?』
作った物を皿に移していると
誰かが台所に入ってきた
「腹減って何かないか着てみたら、、関原か。
お前早ェな。」
『ふっ、副長!!』
副長だった。
まだ眠そうな顔をしていたが
目の焦点は私の目に合っていた
『副長こそお早いですね。』
「弁当か?・・・・・・あ、今日花見だったな。」
忘れてたんですか、アンタ。
「弁当作りにしては早すぎるだろう。」
今時そんなに張り切る奴もいねぇ。と皿の上のおかずを見ながら言う
『副長、貴方ソレでも真選組の頭脳ですか?
私一人なのに普通に起きてから作って間に合うと思いますか?』
「昼までになら間に合うだろ。」
『副長、私に休むなと言うんですか。』
あ、コレ言ったら怒られるかも・・・。
と思ったが、副長は
「・・・・・・ソレもそうか。」
とアッサリ。
気が抜けたよ・・・。
「それにしても腹減ったな・・・何かねーのかよ?」
『何か・・・ねェ・・・?』
辺りを見渡すが、目に入るのは弁当の具
副長も皿の上に目をやると、そのまま動かなかった
『だっ、ダメですよ!!コレはお昼のお弁当の具なんですから!!
私がどれだけ辛い思いをして朝早く起きたと思ってんですか!!このマヨネーズ!!』
「あ?別に食おうなんて思ってねーよ
つか何だよ、最後のマヨネーズって。」
『あ、ついいつものクセで。』
「そうか、お前は日頃の陰口で俺の事をマヨネーズと呼んでいるのか。」
『ちっ違いますよォ!!
副長の事は陰ではマヨラーとかマヨ星人とかマヨンとか呼んでます!!
決してマヨネーズなんてフルネームでは・・・。』
「そうか、マヨネーズはフルネームなのか・・・ってフォローしてるつもりかァ!!」
あ、やっぱりダメでしたか・・・。
私的には良いフォローだったと思ったんだけどなァ。
「てか、マジ死にそうなぐらい腹減ってんだって。」
『あ〜ハイハイ。』
私は冷蔵庫まで歩いて行って中を開けると、
中からある物を取り出した
『はい、どうぞ。』
「何だコレ・・・。」
何のつもりだ?と手に渡された物を見ながら私に問う
『何って・・・マヨネーズです。』
「どーゆーつもりだ、コレ?」
『どーゆーつもりって・・・・・・マヨネーズです。
あ、卵いりますか?卵ならありますよ。』
「要するに・・・・・・何も無いって事か?」
『朝ごはんまで待ってくれたら女中さんが作ってくれますよ。』
「今俺の目の前にいる奴は誰なんだろ〜?」
『関原です。』
「お前、ソレはわざとか?天然か?」
『わざとです。』
「・・・・・・あぁ、お前に聞いた俺がバカだった。」
『やっと分かりましたか。
今まで自覚無かったんですねェ。』
「お前斬られてェのか?」
こんな女中見たことねェ、と言うと
副長は台所から出て行った
『さぁて、、料理再開しますか。』
副長が出て行ったドアを少し見てから
腕まくりをしてフライパンを握った
***
「よぉし、皆ァ行くぞォ!!」
「「おぉ〜!!」」
局長の掛け声により
隊士達は一斉に声を合わせて歓声を上げた
『あはは〜・・・・・・何で私が弁当持ってんですか?』
着物に着替えた私は
酒やら敷物やらを持って歩く隊士達の後ろをゆっくりついていく
私の背中には縄でキツく閉められた弁当弁当弁当
お腹の前でも弁当弁当弁当
左右の手にも弁当弁当弁当・・・
とにかく私の体には隊士全員分の弁当が括り付けられているのだ
早く歩ける方が恐ろしい
「ちゃん、持とうか?」
『無理ですよね?明らかに無理ですよね?
持とうか?じゃなくて、”持つよ”だよね?』
「あぁ・・・そんなに怒らなくても・・・。」
『コレがどーしたら笑っていられるのかな?』
目の前で手を差し伸べる山崎さんに向かって
額に怒りマークを浮き上げてにこりと笑う
『何で私が持たされないと行けないんですかね?』
「ゴメンね、ちゃん。皆はしゃいでて・・・。」
『すみません山崎さん、どう見てもアレ、
重いのを持っていくのが面倒くさそうなんですけど。』
と目が合う者は一瞬で目を逸らし
少し小走りで走って行く
「・・・・・・あはははは・・・何もフォローできないや。」
『でしょ。。。』
「でも、俺は持つよ。」
私のお腹に巻きついている弁当の束を剥がす
『ありがとっ。』
「んっ?アレ?コレ取れないよ?」
『い゛・・・痛ぃ〜・・・。』
「ちょっちょっと我慢して!!暴れないで!!」
『ぅ〜、山崎さんが少しカッコよく見えたのは気のせいでしたァ!!』
「ぇっ・・・嘘ッ!!絡まっちゃった!!」
『ぇぇええ!!?いやぁああ!!』
私のお腹の縄はぐるぐると絡まり、
山崎さんの腕を巻き込んで、私の腹を締め付けている
『ちょっ・・・ぐる、ぐるじぃ・・・。』
「わぁああ!!ちゃん戻ってきてェ!!」
「何でィ、山崎。どうしたんでィ?」
「あ、隊長!!」
私が苦しさでふらふらしていると
沖田隊長がやってきた
「腕と縄が絡まっちゃって・・・
隊長どうにかできませんか?」
「簡単でィ。」
「あ、ホントですか!?」
「こんなもん・・・・・・腕ごと斬っちまえばいいじゃねェかィ。」
自分の腰に挿した刀をゆっくりと抜く沖田隊長
『ちょっ・・・沖田隊長!!止めてください!!
私の着物に山崎さんの血が飛ぶ!!』
「そーゆー問題ちゃん!?」
『さようなら、山崎さん。』
「じゃあな、山崎。」
「いやぁぁあああ!!」
『ちょっ、山崎さん動かないでください!!余計腹に食い込むぅ!!』
「チッ・・・解きゃいいんだろ、解きゃ。」
刀を鞘に収めると、腕巻くって私のお腹を閉めている一番内側の縄に手をかけた
『ふっ・・・・・・あははははっ、くすぐったいです!!ひっ。』
「ちょっ、動くな・・・わっ」
『ぎゃっ!!』
「わぉっ。」
ズデンッ
ブチッと大きな音を出して
三人は倒れた
下から沖田隊長、山崎さん、私で積まれていた
『っ〜・・・痛い・・・。』
「オイ、早く退けお前ら。」
「『あ、すんませんっ』」
急いで私と山崎さんは左右に退いた
『アレ?』
「離れた?」
『やったぁ!!離れた!!』
離れた事に喜び、ジャンプする
「何処がやったなんだ?」
『ふっ・・・副長ォ。』
「何処かいけない事でも?」
「・・・オイ、お前ら・・・これでいいと言えるのか?」
そう言って指差す副長
その指の先には・・・
傾いた弁当箱等
「『「あ。」』」
「あ。・・・じゃねェエエ!!」
どーすんだコレぇ!!と叫ぶ副長
『だ、大丈夫です!!
左右に持ってた奴と、背中に背負ってた奴は平気です!!
それに、コレ、傾いてるだけですから!!』
括られてる弁当箱を一つ取り上げ
ふたを外す
『・・・・・・・・・。
ホラ、見栄えが悪いだけですから。』
「何だその間は?」
『・・・・・・・・・。
ホラ、見栄えが悪いだけですから。』
「オイ、何でそこ繰り返した?
俺に食べろってか?俺に食えってか?
何差し出してんだよ!!なんでそんな怖いくらいに笑顔なんだよ!!」
いや、ホントすんません
私食べる気無いんで、、
食べてください
「お前が食べろ、関原!」
「んだよ、勿体ねーじゃん、コレ。」
「「!!」」
私たちが口論をしていると
後ろで見栄えが悪くなった弁当をムシャムシャと食べている銀さん
『銀さん・・・!?』
「万事屋の旦那ァ・・・なんで此処に?」
「あ〜・・・旨そうな匂いにつられて。」
「野良犬か、お前は!!」
今だむしゃむしゃと食べ続ける銀さん
その食べてしまった分の弁当は誰かが無しになるって事、知っててやってます?
「折角作ったんだからよ、しっかり食べろよな。」
「お前は飢えを満たしてるだけだろうが。」
「まぁまぁ、そう言わないで。」
「何処か行け万事屋。」
「じゃ、お前らもちゃん置いて何処か行け、真選組。」
『何で私を置いて行けなんですか・・・?』
「下心丸見えですぜ、旦那。」
「沖田君、そんなストレートで言っちゃダメ。」
「旦那、口調がキモいでさァ。」
『あの、とにかくそんなのどーでもいいので、、
早く花見始めましょうよ、銀さんを放って。』
「ちょっとちゃん!!銀さん悲しいんだけどォ!!」
『さぁて、皆さん、綺麗なお花も咲いてる事ですし、お酒開けて!!
お弁当も一応あるんで盛り上がりましょう!!』
「ぇえ!?シカト!?」
『乾杯〜♪』
「おーいちゃん!?
ま、いっか。
乾杯。」
杯を交わす
辺りは大きな笑い声に包まれ
桜の花びらが綺麗に舞い散る
『あ・・・。』
杯の上に桜の花びらが一枚乗る
『くすっ・・・。
今年も綺麗な花が咲いた。』
皆、
これからもよろしくね
桜の花の様に
皆で一つの木を作ろう
いつか花びらの様に一人一人バラバラに生きていく時が来るかもしれない
でも
暫くは一緒にいようね、みんな♪
END
〜後書き〜
え〜遅くなった上
かな〜り駄文で冴えないギャグ、
そして中途半端な終わり方ですみません!!
こんなんでも貰ってもらえると嬉しいです