沖田夢〜沖田SIDE〜


今日はいい天気でさァ
こんな日ぐらいちゃんと寝てェ
大体いつもこんな日は仕事が入る




『た〜ぃちょォ〜』




寝かけた時に誰かが俺のところに駆け寄ってきた



は俺の隊員で、唯一の女隊士



『ぉーぃ…隊長?まだ寝てるんですか』





なんて一人で説明してたらもうすぐ傍に来ていた

無視して寝てようかねィ




『隊長なんかボットン便所に填って恥ずかしい思いした子供になっちゃえ』



ブニ



「スー……」



なんでィコイツ…
俺の頬っぺたつねりやがった
いつもなら起きてつねり返すところだが
今は無償に眠たい
無視し続けよう


『ぅ〜……起きろバカ沖田!!』




コノヤロー
俺が寝てると思って好き勝手しやがって
後で覚えてろィ




『わぁ……』



今度はアイマスク…
寝る時ァコレが必要なんでィ
戻しやがれ




『綺麗な顔…』


まぁオメーより俺の方が可愛いもんなァ
なんて自分で心の中で言ってもウゼェだけ



『早く起きてくださいよ〜隊長ォ其の美しい顔にバズーカブッ飛ばしますよ』


コイツマジで俺にやろうと思ってんのか
なんて思ってたら目が完全に覚めちまった


「ん〜」



頑張って寝付こうにもまぶしすぎる



チッ…起きるかねィ



『私も寝ようかな〜』



俺はの目の前に起き上がって座った






『うひゃぁッ!?』



何でィ行き成り奇声を上げやがった
煩ェ…頭に響く…



「色気のねー女…ふわぁぁ…」



は俺の発言に顔を膨らました



『失礼ですね…だいたい隊長が呼んでおいて何で寝てんですかッ!!』


が遅かったからでィ」





『私が来たのは呼ばれて5分後です。それぐらい待ってくださいよ』

「5分も待てねェ俺が呼んだら10秒以内で来い」

『無理ィ!!ジャイ○ン!?』



お前はドラ○もんマニアか!!




「ったく一々煩い……市中見回り行くぞ」

『ぇっ…あ…待ってくださいよ!!』




俺は一人で先に歩き出した












俺がずっと黙ってると

も黙ったままだ

ちとこの沈黙は耐えきれねェな



「オイ




此処で説教タイムにしやしょう



「さっきは俺の顔で遊びやがって……意気揚々になったもんだなァも」


『お…起きてたんですか〜』



今”ゲッ”って言いやがったコイツ…



「そーいやぁボットン便所やらバズーカやら聞こえたな〜あ〜…バカとか聞こえたような気がしまさァ」


『スンマセェェエエエン!!…ホントマジスンマセンでしたッ!!あの時はあの…物心で…』




ククッ…
面白ェ…

此れァ土方さん弄るよりも楽しいかもしれねェ




「あ〜あ〜俺其れ聞いたとき傷ついちまったからな〜」

『あの、マジすんませんでしたァ!!許してくださいッ!!』






そういえば…

俺明日仕事あったな〜真選組関係じゃねェけど…
まぁ所謂パートだな…確か女連れて来いつって言われたな

コイツにやらせるか


「ど〜しよっかな〜…が俺の言う事を1つ何でも聞いてくれるならいいでさァ」


が焦ってる

面白ェ…


「1つ……たった1つなのにな〜なんなら俺が『わかりました!喜んで言う事聞きましょう!!』


にやり


「そうこなくっちゃねィ」




此れでよし



***




周りは暗く

日は落ちていた


『すっかり暗くなってますね〜まだ5時頃なのに…』


「ったく…が悪いんでィ」


『なッ!?私は悪くありません!!元はと言えば隊長が悪いんです!!』



もう暗くなったってェのに

元気あんなァコイツ



が逃げるの遅いからでィ」

『違います!完璧に隊長が悪いんじゃないですか!!』

「……大体オメーの瞬発力が凄ければ、煙幕に陥っても桂を追いかけて店内から出れるだろうが」



『じゃぁ隊長は桂を追いかけて……』



「あたりめーでィ」



俺は右手に持っていたアイスを舐めた


そして左手に持っているジャンプを読み始める




『どーしたら桂を追いかけててそんなモノが手に入るんですか…行きは持ってませんでしたよ』


「落ちてた」



コレァ万事屋の旦那の家の近くで見つけたんで

旦那のでしょう



『道に落ちてたアイスを誰が食べますかァッ!!』


「誰が落ちてたアイスを食べるなんて言った?俺はジャンプが落ちてたって言ったんでィ」


『じゃぁアイスは?』









「ガキから奪ってきた」




『それ犯罪ィィィイイイイイ!!!』


本当の事を言ったまででさァ






俺ァ何か忘れてんだよねィ

何だっけな〜




「あ…そうだ…」

『?』






パートだパート

俺は少し考えるフリ


さりげなく導こう




に何してもらおうかな〜」

『………げ…』



…忘れてたなきっと




「げ…じぇねェよ。そーだねィ……明日12月24日だよなァ」

『そーですけど?』

「よし。オメー明日夜7時に大江戸公園の前に来い」

『へ?』



今、コイツの表情からして

何か変な考えが浮かんでそうだな



「安心しなせェ。誰がお前なんかとデートなんぞ…ただにやらせたい事があるだけでィ」


『隊長…私その日…神楽ちゃんと「は、無しだ」…ぅ〜…そんなァ!!』



『私神楽ちゃんと遊ぶの楽しみにしてたんですよ!!酷い!酷すぎます!!』




「俺よりチャイナを選ぶのか」


無茶な質問だ

でも、コイツの表情見んのは楽しい




あ…コイツまた誤解してんじゃねーか?



「は、無い。絶対に無い」




の表情が一気に変わった


あ…当たったのか



『…アレ?そう言えば何で隊長は私の思ってる事がわかるんですか?』


「俺ァ土方さんの弱みを握る為、日々鍛錬し、遂に読心術を獲得したんでさァ」

『マジですか!?』


「嘘に決まってらァ」



は古臭い滑りをしていた


「古い」

『アンタの所為だァァア!!』





「ま、の事だ。どーせ、ただの願望だろ」



適当に言ってみた


『今日こそしようと思って…』


マジでか

自分が凄く思えてきた



「先に俺との約束ができたんだから、諦めろィ」



『嫌…って言ったらどーなりますか?』






「それはオメーが一番良くわかってんだと思うがな」



の表情が強張った

でも俺はそんな事気にしやせん

明日が楽しみでさァ




でもパートで何すんだろーな





***




翌日



『はぁ〜…』


偶々の部屋を通りかかったら

中からため息が聞こえてきた



『母さん父さん…あなた方の元へかわいい娘が会いに行きます』



「何意味のわかんねー事に浸ってんでィ」


ゴツッ


『っ〜…隊長酷いです…』



俺はの後ろに回りこみ

拳骨で殴っていた


無意識に…


『いつも思うんですけど隊長、私の事女として見てないですよね。なんか扱いがもう手下同然な様な気がするんですけど』


「俺ァオメーを手下なんぞと一緒にしてねェよ






家畜だと思ってる」



”くそやろォォォオオ!!”



今のの心の中ではきっとこう叫んでる




『隊長!!いくらなんでも酷すぎます!!』


へ〜珍しく怒るんかィ



「あ〜悪かったな」

『ぜんぜん反省の色が見えないんですけど…気のせいでしょうか?』


「あ〜…気のせい気のせい」


『ぅ〜…もう良いです!約束はちゃんと護ります!でも今日はその時間まで話し掛けないでください!!』


「…っ……///」




何だ俺…

こんなんいつもの俺じゃねぇや

の本気で怒った顔に、俺の心臓が激しく動いてまさァ

珍しいからか?


今の俺ァかなり赤面してるだろう

に見せたくねェ



『隊長…大丈夫ですか?』



そんな俺の心を知ってか知らずか

俺の額に手を近づけてきた




「何でもねーよ」



目を合わせる事ができねぇ


『た…』

「触るんじゃねェ………





7時、時計台の前で集合でィ」



スー



静かにの部屋を出た





「っ…なんだってんだよ」


ドンッ


壁に腕を叩き付けた



「っ…///」





***






「ちと早く来すぎたな…」

時刻は6時45分


ちょっとベンチで寝るかね



だが何処を見渡してもベンチがない

草むらで寝たら一見ホームレスだし


ファミレスにでも寄るか




しばらくファミレスでのんびりしてたら


「ゲッ…」



時間を10分もオーバーしちまった


こりゃ絶対怒ってんなァ


走って時計台に向かうと




『え…!?ちょっ…!!』


「ホラ、早くおいでよ〜」



男に無理矢理引っ張られてる女がいた


あの声…!?





暗い所に引っ張られてんじゃねーかィ!?


『いやッ!!』







「その汚ェ手離しなせェ」



俺の瞳孔は開いてただろう






バキッ



俺はの腕を引っ張っていた男を殴り飛ばした


『!?』


が吃驚してらァ


「ったく…何やってんでィ」


『た……隊長ぉ……』



へなへな


パタンッ



は地面に座り込んだ

そんなに怖かったってかィ?

それか力尽きたか?



「そんな所座ってると着物が汚れるぜィ……まぁいいや
 まずオッサン、俺の前から早く消えねーとどーなるか…」


「ぅわッ!!」


もう一人の男も逃げていった




…力抜けるの早すぎ……ホラ…立ちなせェ」

『すいません…』



俺の手を借りては立ち上がった




「それにしても…オメーはあんなんに負けるタマか?」

『はは……無念…』

「まぁ一応女だしなァ」


『なッ!?一応って何ですかァ!!大体隊長が遅れるのが…ぐっ』



俺は咄嗟にの口を塞いだ



「今は隊長って言うな…バレる」

『え?何かあるんですか?』

「あ〜…まぁ言っておいた方がいいか…」




「今俺ァこの公園のマスコットキャラやってて金貯めてんでさァ」

『え!?何でですか!?マスコットキャラ!?』

「おう。」


なんかナンパされたかんなぁハゲのおっちゃんに


最初はぶっ殺そうかと思ったけど

”カッケェ兄ちゃん探してる”つってたから許したんだっけな?




『それじゃぁ何でお金貯めてるんですか?』



「〜……まぁ…いつか分かりまさァ…って事で」





”隊長”もヤバイよな

あんま真選組に関してはいいイメージねぇから、バレた途端にクビだわ



「まぁ…そーゆー事だから、今日は名前で呼べ。名前で」

『なんで隊長って言っちゃダメなんです?』

「俺が真選組って事は内緒なんでね」

『あ…そーですか……わかりました』





ひゅぅ


冷たい風が頬に刺さる


『ぅっ…寒ぅ〜…』


俺があったかいファミレスにいた時

はこんな寒い所で待ってたんだよなァ



「……あったけェ飲み物でも買ってくらァ」

『あ…ありがとです』



タタッ




アレ?

昼と雰囲気違うんじゃねぇかィ?
何自然と話してんだよ
まぁ…いいか





俺ァ近くの自販機でホットココアを買って

急いで戻った




暫くすると

立っているを見つけた



悪戯してやろう


首の後ろから手が伸ばして



ギュッ

『きゃっ!!』


『だ…誰?』



…俺でィ」

『た…たい…あ…そ…そそそ総悟!?』

「ドモリ過ぎ」



『あの〜そろそろ離してもらえませんか?///』

「嫌でィ」


思ったとおり

、赤面してらァ



『苦しいし……それに…』

「意識してんのかィ?」





『う…態とですか…私を苛めて楽しいですか?』


「めっちゃ楽しい」

『このドS』

「お褒めの言葉ありがとうごぜぇやす」


のその顔が堪らねェ…

もっと苛めてやりてェけど

流石にそれはダメだよなァ











『……』
「……」



『ずっとこの体勢でいる気ですか?仕事しに来たんでしょう?』

「あ〜そうだった」


忘れてた…



スッ





「早く来い。置いてくぜィ」

『は…い』





「あ…そーだ。…」


ポィッ


『えι…ぎゃぁ!!』


ホットココアの缶をに向かって投げた



「寒いんだろ?飲め。あ、半分俺んな。金貯めてんのに無駄な金使えねーから」

『え…いいんですか…?』

「早く飲まねーと、俺が全部飲む」



『わ…わかりましたァ!!』



カッ

カッ


『ぅ……開かない…』



手が寒さで震えてんのか?

そんなに待ってたのかよ…


「チッ…貸しなせェ」


カシュッ


「ホラ」
『ありがとうございます』


コクッ


『あったか〜い……おいしい…』


「半分飲んだらよこせ」


『は〜い』

コクコク




が半分ぐらい飲むと

『はい。どーぞ』


「おぅ」


それを俺に差し出した


ゴクゴク

ゴクゴク


『あ…』


そのまま一気に飲み干した
後、が何かに気付いた



「あ〜…忘れてた…コレ間接キスだ」

『何その微妙なリアクション…』

「別になんともないんでね」



って言うのは嘘

俺の無表情さのお陰で助かったが

マジで俺の心臓は高鳴ってる




その気持ちを晴らそうと

空き缶をゴミ箱狙って投げた


シュッ


カコン



『な…ナイスゴール』

いつの間にかが見てて

「どーも〜」

俺はそっけなく返した









暫くすると

「付いたぜィ」


大江戸公園本部に到着



『それで、何するんですか?』

「俺も知らね」

『ぇぇええええええ!!?』



そんなに吃驚する事かよ



『ちょったいちょ…じゃなかったそ、総悟!?』

「早く慣れろィ

だって仕事は今日からなんだもん」



必殺潤潤目…なんつって



『可愛く言ったってダメです!!』

「いいじゃねェか。今日だけだし」


『……わかりました』




ガラッ

先に入っていく


「失礼しや〜す」

「あ…沖田さんですね」


中にはあの時のオッサンがいた


「はいそ〜です」


も中に入ってきた



「女の子は連れてきた?できるだけ可愛い子……あ、君だね?」

『え?誰!?何処に可愛い子がいるの!?』



「……沖田さんあの子天然?」
「そうかもしれやせんねィ」



『え…じゃぁ私ですかァァァアア!!?』



「君しかいないでしょ。沖田さん…見る目ありますねェ…この子ならイケるよ」

「マジですかィ?そりゃぁ良かった」









「で、何するんですかィ?」

『あ、私も気になってました』

「アレ?沖田さんには言ってありましたけど?」

「すいやせん。寝てやした」

「そ…そーですか…じゃぁもう一度


お二人にはマスコットキャラクターの様に

この襷をかけて歩き回って下さい。美男美女のマスコっていいですよね〜」



『歩き回るだけでいいんですか?』


「はい」


『何故?』


「さぁ…?本社の提案なんで…きっと客が増えるだろう…と」


「ふぅん…まぁそれぐらいならいいですぜ。やるぜィ



そんだけで金もらえるんならいい話でさァ




『はいはい』



「じゃぁコレ…先払いね」


封筒を差し出した


「ありがとうごぜェやす」









私達は襷をかけて歩き回った


『今日は流石にカップル多いですね〜』

にはありえねェかもしれねーな」



まぁ……ありえない事もねーけど




『私だって彼氏いつか作れますよ!!』

沖「”いつか”だろィ」

『頑張ります!!』



「真選組に所属しているよーじゃ無理だなァ
  一番隊だし…普通男が女を護るのに女に護られちまいまさァ」

『そ…そうかもしれませんね…』



コイツ話下手だなァ



『それにしても、この襷恥ずかしいです』



視線は確かにウゼェ…

俺だって我慢してんでェ


「今日一日だし、気にするな」

『え〜』

「え〜じゃねェ」








4時…日が沈み始めた

「よし…仕事終わり!遊びまくろ〜」

『えιマジで遊ぶんですか?カップルの中を一人で』

「何言ってんでィオメーもだ」

『へ?私も!?』




「これぐらいの若人が一人遊んでたら変だろ」

『まぁそーですけど…ある意味可愛いですよ、隊長』

「煩ェよ…


お?アレ行くぜィ」


指差したのは絶叫マシーン


『じぇ…じぇっとこ〜すた〜…』


沖「声裏返ってらァ…決めた〜行きやしょう」


グィッ


『えっちょっ…まま待て待て待てェ!!!』



の抵抗は空しくも無意味だった




ガシャン




ジェットコースターに乗り込みバーを下ろされ

もう動けない



『ん……』



ふとの顔を覗き込んだ

顔がぐちゃぐちゃになってらァ


「面白ェ…、其の顔最高でさァ」

『今人を苛めるのはヤメ…




ガクンッ




ガラララララララララララ


『きゃぁあああああああああああ!!!!!(泣)』

「」



叫ぶに対し

沖田は無言だった



ギュッ



怖さのあまり

沖田の手を握る



「!!」


『いやぁああああ!!』






プシュー…



コースターが元の位置に戻る


『私はこの困難を乗り切った!!私に盛大の拍手をォ!!』



コイツ…頭大丈夫か?

でもいつもの俺じゃねぇな

手から伝わってくるの体温に心が揺れる



「何一人で馬鹿やってんでィ…



いい加減離しやがれ」


気付いてないに分らせるために

繋いでた手を掲げた


「ん」


『!!きゃぁ!スミマセンッ///』


勢いで引っ込めた




「其処まで共同不審になるかァ?普通…





あ…


俺ちと買うモンがあっから待ってろ」



12時までには間に合わせねーと…







前から目ェ付けてた店に入り

目当てのものを買った




暫くしての元に戻ると

は”遅い”とだけ言った




俺はあれからをかなり振り回し

絶叫マシーンにどれだけ乗せれたか…








『クシュンッ…』


この季節には薄着だろ…

長い時間外にいすぎたか?


「馬鹿は風邪をひかないんじゃなかったっけなァ」

『じゃあ隊長は馬k………スンマセン』

「馬鹿が風邪をひくんだな」






ゴーン

  ゴーン




夜12時の合図が鳴った

この公園は鳴るらしい




「もう25日か……」

『そーみたいですね』






『メリークリスマス


プレゼントを差し出した


中身は見てのお楽しみ

つうかまだ秘密




『え……?』



貯めてた理由は

にX'masプレゼントをあげる為だった



「此買う金無くて必死で集めたんだぜィ


に振り向いて貰うには

モノで釣るしかないと思ってねィ」



自分でもらしくねぇやり方だと思った

でもは鈍いから

いつもアプローチしても気付かねぇから



『隊長モノで釣るなんて酷いですよ……


私からも……


メリークリスマス』


と言っては俺に唇を落とした



「っ……なっ!?///」


『明日から隊長も馬鹿の仲間入りですよ//』





顔赤くしながら言うのは卑怯でィ








次の日体調が悪くなった隊長…


「ふぁ…クシュンッ」

「どうした総悟?風邪か?」

「馬鹿に移されたんでさァ」

「馬鹿?」





隊士で風邪ひいてる奴……

!!



「あぁか」

「なっ!?違いまさァ///」




顔赤くしちゃって…




「上手く行ったんだな」

「……ええ、まぁ…」












1年後



『総悟〜♪』

去年と同じ場所で寝ていた俺は

が同じように呼びに来た


ただ違うのは


名前を言い合う事と





恋人って言うことだけ


END