ちょっとしたアクシデントですぅ!!




キーンコーン

   カーンコーン





チャイムが鳴り響く教室


ガタガタ


一斉に門を潜り遅刻寸前の3年Z組の生徒





『ぎゃぁ〜!!!遅刻ぅ〜!!!』




私もその3Zの遅刻生徒…です





ギィイイイ





ザザザザザ

シュパー(スライディング)




『っしゃぁ!!』



(´ー`)┌フッ


間に合った…











ガララ



『おっはよォ〜!!』



神「!!おはようアル!!」


『はよ!神楽』



私の大親友の神楽w





妙「ギリギリよ…


『っはァ〜寝坊しちゃってェ〜』




またまた大親友ですっごい尊敬してるお妙
 


 
ガララ


銀「おーい 席につけェ…HR始めっぞ」


気の無い言葉を発する

3年Z組担任の銀八…





未だ立っている私に気がつき

銀「また遅刻か」


『なっ…ちっ…遅刻じゃありません///ギリンチョセーフです!!』


銀「何だそのギリンチョって…まーいいや 席付け



…///…


そうです…

担任の銀八は…


私の思い人です




その事を知っているのは神楽とお妙だけ

でもなんとなくだけど

さがるも総悟も気付いていそう勘がするどい奴だから…



銀「え〜…分かってると思うがもうすぐ修学旅行だから
  それぞれ必要だと思うもん適当に準備するように」



新「先生!!しっかりと必要な物言ってください!!それじゃ分かりません」



お!?さすが新八君!!




銀「特に持ち物は無し 以上」


土「先生!!俺達は修学旅行に行くんです!!学びに行くんです
  しっかりとした準備は大切です!日程表やしおりなど作ってください」


おぉ!?土方君も出た!!



銀「あ〜…しおりね 山崎よろしく」

山「ぇえ!?俺ですか!?」

銀「オメーそーゆーの得意そうだから」



キーン コーン

カーン コーン



ガララ


そう言い銀八は教室を後にした




もうすぐ修学旅行…楽しみだな〜


(言っておくけどこの夢は修学旅行の夢じゃないよ?) 
 

アレ?なんかいきなり天から声が聞こえたような気が…


(マジだから)


はい…そーゆー事にしときましょう






銀「ホーレ皆〜 籤を引け〜」


銀「この籤には1〜6の数字が書いてある紙が各5枚入ってる」


土「先生!5人組を6チーム作ると一人足りないと思うんですけど」



銀「あぁ俺が入る て事でよろしく」



銀八が?

一緒だといいな〜




銀「引いてもまだ見るなよ」



一人ずつ籤を引いていく3Z

ついに私の番に来た



残り少ないのをかき混ぜて1つ摘む

カサッ


まだ見てはいけないんだよね



銀「全員引いたな?よ〜し 中見ろ」


カサッ ガサッ



『3番だ』



銀「見たら同じもの同士集まれよ」



『え〜っと…3番…3番…』



一斉に動き出したから分からなくなった



すると入り口の方から声が聞こえた


沖「3番〜3番ですぜェ」



総悟と一緒か…


少しずつだけど近づく

 

『総悟!!』


沖「!!も3番ですかィ?」


『うん!』


沖「よろしくでさァ」



ん〜っと…

『他には…


  土方君と…高杉ィイイイ!!?』


高「んだよ 文句あっか!?」

ギロッ


怖いです!!その目やめてェ!!(泣)


『スンマセン 高杉様』
 


 

そんな話をしていたら


銀「おーい 3番って此処?」


沖「そうでさァ」


まさか!!?煤i ̄□ ̄;)




銀「俺も3番なんだよねェ〜よろしくな


ポンッ


私の肩を叩いた


『はァ…天パーとですか…』


なんて言ったけど内心は嬉しい


総悟なんて顔がにやにや笑ってるし



銀「言うようになったな」


『そうですか?言うようになったもなにも元から
 天パークルリンアホダルダルニコチン先生なんかに敬意を見せた事はないですよ』



銀「泣いていい?ねェ沖田君泣いていい?」


沖「泣けばいいだろィ」



銀「ねェ多串君 今泣くとコイツらの思う壺だと思うんだけどさ
  今俺すっごく傷付いちゃってんだ どうすればいいと思う?」


土「俺に聞くな 本人に聞け」



『テメー教師なら一人で考えられるだろ
 ぁあ!?考えられねーのか?あ゛?オメーそれでも教師?』


銀「俺ちょっと自分が嫌になってきたな」



ゴメン銀八先生

今興奮しすぎて素が押さえられないんだ

だから踏ん張れ

そして耐えろ!!



ふと高杉を見ると

スッゲェ笑ってた…

そんなに私が変人か!!!ただ同じ班になっただけで興奮してる私は変人か!!








―放課後―


買い物…買い物…



修学旅行で大切なもの買わないと…



う〜ん…あの店かな?






***




「まいど」



たくさん買ったなァ〜


他に必要な物は…っと…



「ねェねェお嬢さん」



『!!?』



ガラも悪く目つきも悪いヤンキーのお兄さん



ナンパ?



『…なんざんしょ?』



「君一人?俺と遊ばない?」


うざいなァ〜…



『勝手にに一人で遊んでろ』


「そんな事言うなよ〜いいだろ〜
 ホラ俺がその重そうな荷物もってやるよ〜」


『持ってもらわなくて結構!!』



ガサッ



『離せ!!この唐変木!!』


「ぁ゛あ゛!?」



あ…キレた



「テメーこっちが下手に出れば…」

『別に私下手に出ろなんて一言も言ってないし。』




あ…口が滑った


「んだとォ?(怒)」


しまった!!



男は右手を挙げ

拳を向ける




殴られ…



とっさに目を瞑った



しかし痛くも痒くもない

あ…痒いかも…(んな事言ってる場合か!!)


何も感じない…

 

 
目をそっと開けてみると



「ちょっと御宅〜この子に何してくれてんの?」



やる気のない声で相手の拳をしっかり捕まえてる銀八の姿が…



「んだ テメー?」



銀「この子の担任です〜。
だから教師としてコイツを護らねーといけねーんだよね。

コイツが何したわけ?」


「ぁ゛あ゛?」


銀八にガン飛ばしてるよ…




銀「コイツが何したかって聞いてんだ。
まさかナンパして断られたから逆ギレしてやっちゃおうって奴?」



「ぅ…うるせェ!!!」



今度は空いてる手を銀八に振りかざす



『危ない!!』


その言葉は必要なかった



銀八は目つきを変え

拳を軽々交わし相手を壁に叩きつける



「ぐはっ!!」



銀「手加減したけど。今度したら・・・

  
ただじゃおかねーぞ」



やる気のない声から
心にしみこむような声に変わった…


銀八が真剣な事が分かる



「ひぃいいいい!!!」



ダッダッダッダッ



男は逃げていった







『あの…銀八ぃ…』


銀「大丈夫だったか〜?」


またやる気の無い声に戻る




私を真剣に護ってくれた


すっごく嬉しいんだけど…


初めて見た顔

初めて聞いたあのいつもより低くしっくりした声



いつもの銀八じゃ想像もつかない…



『ありがとう…』


銀「これからは気を付けろよ〜」



そう言って去っていく銀八





どのように?

ナンパって気をつけるような事あんの?


なんて思ったけど


私は銀八のあんな姿が見れただけでよかったと思った



『ありがとう』



私はだんだん小さくなっていく銀八の姿を見ながら呟いた



END


 
〜後書き〜

やっと更新しましたァ!!

テスト中に3つ一気に作ってたら時間かかっちまったぜ…



ずぱらへ

遅れてゴメンよ〜w

こんなんでよかったら貰ってくださいw



ここまで読んでくださった

ありがとうございましたァ!!