疲れた時は酸っぱいものを
第九訓 疲れた時は酸っぱいものを
銀「はどーしたのかな、新八君」
新「あぁ…なら仕事ですよ、銀さん」
銀「真選組のかな、新八君」
新「違いますよ。今日は情報屋です、銀さん」
公園で走る神楽と白い大きな犬
それを見守る二人
二人はなんだか元気がなかった
というか・・・
何故か二人は包帯でグルグル巻きだった
***
『ふ〜意外と早く仕事終わったなァ・・・。』
私は昼頃
本当は一日かかる仕事を数時間で終わらせ、
真選組でも手伝うかな〜と思い
ローラースケートでスイスイと向かっていた
ちなみにこのローラースケートも改造品
便利だわ・・・コレ・・・
転びやすくて、転んでも足が地面から離れない限り止まらないという
ちょっと危ない点もあるけど・・・
地面から離れても
止まらないで浮かんだ足に括り付けられてるスケート靴でも
ずっと回り続けるからね・・・あのローラー
立ち上がる瞬間がまた恐いね
回ってんだもん・・・あのローラー
片足つけた瞬間進むから
また転ぶよ
この商品をご使用になる方は
転んだら一度動力を切って立ち上がりましょう♪
しばらく滑っていると
大きな黒い車が横をよぎる
その車には大きな犬が括りつけられている
『動物愛好会に訴えるぞ』
助けてやろうと思ったけど
もしかしたら・・・
あの犬は怪我してて・・・
車には乗らないから急遽縛り付けて走っているのかも・・・
もしかしたら
あの犬はあれで喜んでいるのかも・・・
一瞬だけ犬の目を見た
目が潤んでいて、なんとも可愛らしかった
動物の気持ちも知ろうと思えば知れるけど
こんな一瞬では無理だった
一瞬でできた事といえば
可愛らしいお顔を拝見できたことだけだった
『諦めよう・・・。』
真選組に向かった
***
『ただいま〜!!』
暗くなって帰る
万事屋では可愛い妹分の神楽がお迎えしてくれた
神「おかえりアル!!」
うんうん・・・
可愛いなァ神楽
でも一つ疑問に思う
『ところでさ・・・神楽、そこにいる・・・
銀時と新八に食らいついているものは・・・何?』
神「定春アルヨ!!今日から家族アル!!」
ゴメン・・・意図がわからないんだけど
どうしたらそうなるんだろう
『いったい何があったのかな?』
神「定春ぅ!!こっちくるアル!!」
定「ワン」
これって・・・犬?だよなァ…
ん?よく見たらかわいいじゃん!
アレ?どっかで見たことあるぞ・・・
あっ!!
昼見たあの犬だ!!
あ〜なんとなく経路がわかってきた気ィするわ・・・私。
『可愛いね!神楽!!』
神「そうでしょ!!そうでしょ!!
やっぱりは分かってくれるアル」
銀新「可愛いか?アレ…」
二人はゲッソリしていた
神楽が初めて来た日以来だ
『定春!お手!!』
そう言い…手を差し出す…
銀「ばっ…やめとけ!!怪我すんぞ!!」
銀時は私を止める
でも私は無視した
すると定春と名づけられた犬は
前足を片方上げると
私の手の平に優しく乗せた
銀「何!?」
新「何で!?」
神「すごいアル!!定が私以外に懐いたアル!!」
『チッチッチッ
君たちなめてもらっちゃ困るねェ〜
私は動物を操れるんだぞ!!』
(そうだったァア!!忘れてた!!)
銀「だったよなァ…でも…
これ操ってるっていうか?」
そこにいたのは
定春になめられている…
『キャハハハハ!!くすぐったいよ定春!!』
「・・・・・」
神「…負けたアル……」
〜後書き〜
9話終わり!!
ふぅ〜…
かなり短いよ・・・何がしたかったのか分からないよォ
土「オイ」
管「あ!久しぶりじゃんトシ」
土「マジで久しぶりだな…ここに出てくんの」
管「でも時間ないんだよねェ〜だからまた今度ね!!」
土「マジかよ!!」