喧嘩はグーでやるべし




隊「「副長オオオオ!!」」


今日も騒がしい屯所

私はもう騒がしいのくらい慣れた




隊士達は局長の事を叫んでいた



隊1「局長が女にフラれたうえ」
隊2「女を賭けた決闘で汚い手使われて負けたってホントかァァ!!」

隊3「銀髪の侍ってのは何者なんだよ!!」



え?
それって…昨日の…
ちょっと銀時ヤバイんじゃねーの?



土「会議中にやかましーんだよ。
あの近藤さんが負けるわけねーだろうが。

誰だくだらねェ噂たれ流してんのは」


隊1「沖田隊長が」
隊2「スピーカーでふれ回ってたぜ!!」



そうにぃはお茶をズズッと啜って


沖「俺は土方さんにききやした。


なァ

『私ははじめて聞いた…』


いきなり振られても・・・


ってか…なんか変な感じ・・・
隣にそうにぃがいて

そうにぃの事…沖田隊長って…
当たり前なんだけど…一応私も沖田なんだけど



土「コイツにしゃべった俺がバカだった…」

隊1「なんだよ結局アンタが火種じゃねェか!!」
隊2「偉そうな顔してふざけんじゃないわよ!!」


ずっと煩い隊士に
ついに土方さんがキレた


土「うるせェェェぁぁ!!」


ちゃぶ台を蹴っ飛ばした



土「会議中に私語した奴ァ切腹だ。山崎・・・お前からだ」
山「え゛え゛え゛!?俺…何もしゃべってな…」


周りの隊士は静かになって冷や汗をかいていた


土「しゃべってんだろーが。現在進行形で」


土方さんが山崎の胸倉を掴んで刀を首元に当てた時

居間の襖が開いた



近「ウィース。おおいつになく白熱した会議だな」


近藤さんだった

頬にはガーゼが当ててあり、腫れていた


銀時に殴られたところだろう



土「ハァ」


土方さんが大きなため息を吐いた




第七訓 喧嘩はグーでやるべし



”白髪の侍へ
てめェコノヤロー
すぐに真選組屯所に出頭してこい
 コラ!
一族根絶にすんぞ

真選組”


電柱に張られた紙…それを見た




オイオイ・・・
こりゃホントにヤバイんじゃねーの?

早く銀時に知らせなきゃ!!





急いで万事屋に向かう


『銀時!!銀時いる?』

新「…どーしたの?銀さんなら奥にいるよ」



ドカドカと入っていき

銀時の前に行く


『銀時!!』

銀「どーしたの?そんなにあわてて

俺バイト行くんだけど」

『行かない方がいいよ!!』

銀「なんで?」


『真選組が昨日の事で怒って銀髪の侍・・・

つまり銀時を探し回ってる』

銀「俺が負けるとでも思うの?」

『思わない・・・。
思わないけど怪我はするでしょ?』

銀「つったってなァ…バイトだし…にゃできないでしょ?」

『そっ…そーだけど…』

銀「大丈夫だって 俺を信じろ」




信じろっつったってさ・・・






仕方ないから私はそのまま手伝う事にした

そうすれば、

なんとか銀時を隠す事ができると思った




すると「うぉわァアアアァ!!」という悲鳴と
物が落ちる音がした



ん?何?何の音!?

急いで音のした方へ向かうと
聞き覚えのある声がした


土「あっ…危ねーだろがァァ!!」
銀「だから危ねーつったろ」
土「もっとテンションあげて言えや!わかるか!!」

『げっ!?土方さんとそうにぃ!!』

土「ああ?」
沖「じゃねェですかィ何でココに?」



銀「うるせーな。、コイツらほかって仕事しようぜ。」

かぶっていたヘルメットと取る銀時

『あっ!!ダメ銀時ィ!!』


だがもう遅かった
土方さんが銀時の頭を見て叫んだ


しまった!!


土「てめーは…池田屋の時の…」

銀「?」


はァ…どーしよ…このアホ!!
なんでこんな時にヘルメとるかな…
まったく…だから天パなんだよ


土「そぉか…そういやてめーも銀髪だったな」

銀「…えーと・・・君、誰?」


あ、忘れてる
この調子だと思い出すのに時間かかるな


銀「あ…もしかして多串君か?
アララすっかり立派になっちゃって

何?まだあの金魚デカくなってんの?」


意味分かんない事を言っている・・・
コレの意味がわかってるのは自分だけだろう


「オーイ!!銀さん早くこっち頼むって」


すると屋根の上から依頼者のハゲが呼んできた


銀「はいよ。じゃ多串君俺仕事だから」


ふぅ…

一先ず危機は突破した


沖「いっちゃいましたよどーしやす多串君」
土「誰が多串君だ」

土「総悟ちょっと刀貸せ」
沖「?」


頭に?を浮かばせながらも刀を渡すそうにぃ


『ちょっと待ったァアアア!!』


丁度土方が梯子に手をかけたときだった


土「・・・?」


『銀時を斬る気?・・・無駄だよ。銀時には適わない…』

土「なんだと?」


『銀時は私より強い・・・。
それに・・・銀時は護る戦いしかしない』

土「どういう事だ?


まぁいい…俺は行く」


そういい…を振り払って上っていった



『はァ…まったく多串君は…』

ん?私ため息ついてばっかじゃん!!
ヤバイ!!私一応Sだよ!!
なんかこれじゃ普通の人ジャン!!
Nじゃん!!


沖「、行きますぜィ」

『ん?何処へ?』

沖「高みの見物と行きやしょう」

あぁなるほどね…
まぁ多分土方さんの負けるとこしか見れないだろうけど


別にマヨが弱い訳じゃないけどさ…

銀時が強すぎなんだよな…










別の少し離れた家の屋根に上り、

そうにぃの隣に座って見物をする


少し離れていたって話し声はしっかり聞こえていた




銀「お前あのゴリラの知り合いかよ
・・・にしても何の真似だ。こりゃ・・・」


銀時が全てを言い終える前に
土方の刀が飛んできた


危機一髪で避けるが、
その勢いにより押し飛ばされる

頭から落ちてるため、
頭が瓦に打ち付けられる


足に力を入れ
持ち前の身体能力でなんとか止まった


銀「何しやがんだてめェ」

土「ゴリラだろーがなァ。
剣一本で一緒に真選組つくりあげてきた俺の戦友なんだよ」



土方さん・・・そんなにも近藤さんの事を思って・・・

真選組の過去は知らないけど

そうにぃはきっと分かってるんだろうな

その気持ち。




土「叩き斬る!!」


また銀時に向かって刀が振り落とされた

銀時は避けたが

辺りに瓦や木の破片が飛び、
それが霧の様になって周りが良く見えなくなった


銀「刃物プラプラふり回すんじゃねェェ!!」

土方の後ろから
鞘にしっかりと収まったそうにぃの刀を土方に叩きつける


土方はそれを避け
前に回転しながら笑う

そのまま土方は銀時の肩を斬った


銀「!!」

そのいきおいで互いに飛ばされた



沖「こりゃァ旦那大丈夫ですかねィ・・・・・・!?」

心配して顔が引きつってると思った
でも…

そこにいつのは笑っている


『銀時は一瞬だけ夜叉になる…
ほんの一瞬だけだけど、その力はすごいもの』

沖「!?」





銀時は、自身を呼ぶ依頼主のハゲ、略してイラハゲに向かって叫んでいた

銀「うるせェハゲェェェ!!」


そういえば、依頼主の名前って何なんだろう



銀「警察呼べ警察!!」
「『俺(私達)が警察だよ』」

呟いた声が、土方さんとハモった


銀「あ…そうだった…世も末だなオイ」
土「クククそーだな」





二人の会話を聞きながら
そうにぃに話し掛ける


『そんな銀時にも弱点はあるよ・・・。』
沖「?」

『人を気遣う事・・・。銀時は…人を気遣ってしまう。
例え自分がどうなろうと、人を優先してしまう。どんな奴だろうと。


・・・・・・いよいよ化けるな。』


沖「・・・。」



銀時がスッと刀を抜く

土方が走り出す



命のやりとりといこうや!!



土「うらァァァ!!」

斬った



『ふっ・・・。』
はにやりと笑った



斬ったのは銀時の肩の傷に当てていた手ぬぐいだった

銀時は土方の横で刀を構えていた


土方は斬られると思っただろう
そうにぃも・・・。



だが斬られたのは
土方の刀だった。



『でしょう?』

隣のそうにぃに向かって笑いかけた




銀「はァい、終了ォ」


ちょっと病院行ってくるわ、とハゲに向かって叫ぶと
待てェ!!、と土方が呼び止めた


銀「喧嘩ってのはよォ何か護るためにやるもんだろうが」


お前が真選組護ろうとしたようによ、と付け足す


土「…護るって
お前は何護ったってんだ?」



銀「俺の武士道だ」


そう言って銀時は歩き出した



沖「…フフ面白ェ人だ
の言ってた意味が分かった気がしまさァ。」

は銀時の所に駆けて行った

沖「俺も一戦交えたくなりましたぜ」
近「やめとけお前でもキツいぞ総悟」








『銀時ぃ!!』

歩いてる銀時に駆け寄る

銀「・・・。」

『そんなに傷深くないみたいだな。
まったく・・・すぐ気づかうからそんな事になるんだよ天パが。』

銀「ひどくない?心配しにきてくれたんじゃないのォ!?」

『心配じゃなくて、手当てしようと思って…
私一応医療忍者としても活躍してたんだから。

並大抵じゃないよ!』

銀「そーなの?」

『だから池田屋の時・・・私に任せておけば早かったんだよ。』



私は銀時の肩の傷を見る

傷口が痛々しい


『でもこんくらいなら、病院いったほうがいいかもね。』








さっきの戦いを見ていた時のの姿を思い出すそうにぃ


近藤さんは土方さんの所に行っていて

今は一人だった



透き通るほど綺麗な青い空を見上げ、しみじみと思う


沖「は旦那の事よくわかってらァ
の中にはいつも旦那・・・か・・・。」






〜後書き〜


後書き

はい!!7話やっと終わったァア!!
忙しくてぜんぜんかけなかったよ

今も忙しい…(なら夢書くなよ!!)

って思わんでね!!



ドカァーーン

管「!?」


神「遊びにきたネ」

管「かっ…神楽…」

神「銀ちゃんやサディストばっかでずるいネ
  私もたまには出してほしいヨ」

管「はいはい…でゎ3分タイム!!」


神「ぇ!?いきなりアルか!?

  え〜と…これからもこのサイト”銀伝”をよろしくアル
  まだまだ管理人は未熟かもしれないけど…まァ悪い奴ではないアル」

管「オメー同い年の癖して態度でけェな」

神「うっさいヨ!!でゎまた見てネ」