ジジイになってあだ名で呼び合える友達を作れ
銀「俺が以前から買いだめていた大量のチョコが姿を消した
食べた奴は正直に手ェ挙げろ今なら四分の三殺しで許してやる
あっでもなら一つ言うこと聞けば許してやる」
朝から銀時が瞳孔を開いて怒っていた
何でかと思ったら・・・
そんな事・・・。
新「4文の3ってほとんど死んでんじゃないスか
っていうかアンタ、いい加減にしないと糖尿病になりますよ」
『はァ〜…朝っぱらからうるさいなァ!!私仕事だからもう行くわ!!』
新「あ!!うんいってらっしゃい!!」
新八に見送られ、
万事屋を出て行った
神楽は新聞を手に取り読み始める
神「まらも狙われた大使館連続爆破テロ凶行続く…
物騒な世の中アルな〜私怖いよパピーマミー」
新聞をどけた神楽の鼻からは
血が流れていた
銀「怖いのはオメーだよ。
幸せそーに鼻血たらしやがって、うまかったか俺のチョコは?
・・・あれ?は?」
神楽の顎を鷲掴みする
今更私がいないのに気付いたらしい
神「チョコ食べて鼻血なんてそんなベタな〜」
新「なら仕事行きましたよ仕事!!ホラ言ってたじゃないですか昨日!!
情報屋の仕事として何故か護衛頼まれたって!!」
銀「そうだっけ?
ってとぼけんなァァ!!鼻血から糖分の匂いがプンプンすんぞ!!」
今日も騒がしい万事屋
でも今日は私はどっかのお偉いさんの護衛だ
第四訓 ジジイになってあだ名で呼び合える友達を作れ
『は〜かったり〜』
私は大使館に着いて、まずは寝ようと思ったら
早速仕事を頼まれた
そんで、まずは見張り、と裏庭の周りを歩く
天「オイしっかりやってくれ。こっちは真剣に護衛頼んでるの」
大使館の見張り役の奴が私に注意する
『護衛くらいアンタらでやってください」
天「それが俺達じゃ手におえないからアンタに頼んだんだよ」
『はぁ〜マジめんどい…だって情報屋だよ!!普通情報屋がこんなことする?』
一応万事屋でもあるけど…
天「金払ってんだからしっかりやれ」
『・・・・・・』
うっわ、いきなり態度変えやがったよ
ムカつく〜
どーゆー育てられ方したのかしら?
親の顔が見てみたいわ
あ、やっぱ見たくない。
何も起きなくて暇なので
草むしりを始める
『隣のオジちゃん実はヅラ〜♪』
とワケの分からない歌を歌い始める
天「・・・アンタ、ホントにエリートか?」
『そちらさんが、そう思って雇ったんじゃないの?
こんなんでもやる時はやるんだよ』
ドカンッ!!!
『!?』
天「!!」
爆発音がした
かなり近い
この敷地内だ。
その時表の門
包みを届けただけの銀時は
その包みが爆弾だった事に驚いていた
どんどん寄ってくる戌威星の住民に捕まり
ヤバいと思ったとき、
人影が目に映り、自身を捕まえてた敵が倒れていた
桂「逃げるぞ銀時」
銀「おまっ…ヅラ小太郎か!?」
桂「ヅラじゃない桂だァァ!!」ゴッ
銀「ぶふォ!!」
銀「てっ…てめっ久しぶりに会ったのにアッパーカットはないんじゃないの!?みたいじゃん!!」
桂「そのニックネームで呼ぶのは止めろと何度も言ったはずだ!!
・・・何ッ!?は生きているのか!?」
銀「なんだヅラ…お前も知らなかったのか…
つーかお前なんでこんな所に…」
桂「話は後だ銀時、行くぞ!!」
銀「チッ」
爆発音を聞いた私は急いで門に走っていた
すると途中で会った奴に呼び止められた
戌「テロリストだ!!」
『何!?エロリスト!?』
戌「エロリストじゃないテロリストだ!!真剣な時にボケてんじゃねェ!!
桂小太郎だ!!」
『ヅラァ!?』
そいやぁそんな噂を聞いたことあるなァ
今はテロ行為をしてるって・・・
自慢の足で前を走っている犬をどんどん抜かしていく
すると一番前を走る銀髪が見えた
『ん?アレ銀時じゃん!!それと新八と神楽と…ヅラァア!?』
やっぱりヅラだった
ってか銀時も・・・共犯?
戌「追いかけろォ!!」
『行きますか』
!?
足を進めようとしたが
自分に向けられた視線を感じた
その視線の先ににクナイを投げつける
そして振り向かずに銀達を追いかけた
土「とうとう尻尾出しやがった
山崎、何としても奴らの拠点おさえてこい」
山「はいよっ」
山崎という奴は双眼鏡で外の様子を見張っていた男に命令を受けて出て行った
土「それにしても今の女…どっかで見たこと…
だが…俺に気付いてクナイを投げてきた…何モンだ?アイツァ…」
がクナイを投げつけた相手は
真選組副長土方十四郎だった
土「オイ、沖田起きろ」
土方は沖田という眠っていた男に指名手配の紙を丸めたものを投げつけた
そいつはゆっくり起き上がり
変なアイマスクをずらす
土「お前よくあの爆音の中寝てられるな」
沖「爆音って…またテロ防げなかったんですかィ?
何やってんだィ土方さん真面目に働けよ」
土「もう一回眠るか コラ」
土方はもう一度外を見る
土「あの女の正体も突き出さないとな…」
その頃銀時達は
ホテル池田屋に非難していると情報を得た
私の情報網を舐めんなよォ
さっき追いついたはいいのだが
途中電話がかかってきて
バカらしいが情報屋仲間と長電話したのだ
「俺のプリンしらない?」
『はぁ?プリン!?知らないよっ!!』
「冷蔵庫に閉まっておいたのに、ないんだよォっ」
『お前、その年でプリンプリン言ってんの?
この髪の毛の薄い万年ハゲが』
「何その言い方、酷くない?
確かにハゲてるけど、その万年ハゲってどーゆー意味よ。」
『ずっとハゲ。もう一生ハゲのままという・・・』
「ゴメン、もういいや。傷付くから」
ブチッ
ツーツーツー――・・・
という事だった
無駄な時間過ごしたァっ!!
暫くすると目的地が見えた
気配を消して屋根裏を静かに移動する
ある部屋の前を通り過ぎると
話し声が聞こえた
ヅラの声だ
ガタッと態と大きな音を出して部屋の天井を一枚はずした
『どーも!!』
銀「!!」
桂「!?」
スッと降り立つ
『あっ!!やっぱヅラじゃん!!ってか銀時なんでいんの?』
銀「なんでって…コイツに踊らされたんだよ」
『だと思った…』
銀「なんでがココにいるんだ?」
『私丁度戌威星の大使館の護衛に頼まれてて』
ずっと走ってきて辛かったから
そのまま銀時の隣に座った
『いきなり私のいるとこの反対側から爆発音聞こえたと思ったら…テロだァ!!桂小太郎が来たぞ!!って』
桂「たとえ汚い手を使おうとも手に入れたいものがあったのさ」
するとヅラがいきなり語り始める
桂「…銀時……。
この腐った国を立て直すため、再び俺と共に件をとらんか
白夜叉、黒蝶と恐れられたお前らの力
再び貸してくれ」
桂「……ここまでか」
桂「敵の手にかかるより、最後は武士らしく潔く腹を切ろう」
銀「バカ言ってんじゃねーよ立て」
『そうだ立てヅラ。
潔く腹を切ろう?バカ言ってんじゃねーよ』
銀「美しく最後を飾りつける暇があるなら、最後まで美しく生きようじゃねーか」
その男
銀色の髪に血を浴び
戦場を駆る姿は
まさしく夜叉
『そうそう!!銀時の言うとおり!!
みんなの分まで美しく生きよう。みんなの分まで背負ってまでも生きてやるんだ
周りからどんな事をどんな風に言われようと、自分達が良いと思った生活すりゃいいんだよ』
その女
桃色の髪が風に揺られ
幾世をひらひらと舞う姿は
まさしく蝶
銀「行くぜ ヅラ」
桂「ヅラじゃない桂だ」
『どーでもいいわ!!行くよ!!』
桂「天人との戦において鬼神の如き働きをやってのけ、敵はおろか見方からも恐れられた武神…
坂田銀時、沖田
我らと共に再び天人と戦おうではないか」
新「…銀さん……アンタら攘夷戦争に参加してたんですか」
桂「戦が終わると共に姿を消したがな。
銀時の考える事はよく分からん
なんて死んだと思ってたしな」
銀「俺ァ派手な喧嘩は好きだが
テロだのなんだの陰気くせーのは嫌いなの」
『私もテロはどーかと思うぞ
正面から戦え!正面から!!それじゃぁ逃げ腰だろーが』
銀「俺達の戦は終わったんだよ」
京都の女かお前は、と銀時が言うと
女はみんなネチネチしてる、とヅラも言った
桂「全てを含めて包みこむ度胸がないから貴様はもてないんだ」
銀「バカヤロー。俺が天然パーマじゃなかったらモテモテだぞ多分」
『ん〜…銀の性格もだと思うケドな』
桂「何でも天然パーマのせいにして自己を保っているのか哀しい男だ」
銀「哀しくなんかないわ 人はコンプレックスをバネにしてより高みを…」
新「アンタら何の話してんの!!」
桂「俺達の戦はまだ終わってなどいない
貴様らの中にとてまだ残っていよう銀時……
国を憂い共に戦った同志達の命を奪っていった
幕府を天人に対する怨嗟の念が…」
ヅラはまだその事を引きずって・・・
桂「我等の次なる攘夷の標的はターミナル。だが世界の要…容易にはおちまい
お前らの力がいる。銀時、
既に我等に加担したお前に断る道はないぞ」
『私は加担してないもんね』
桂「…テロリストとして処分されたくなければ俺と来い」
新「銀さん…」
銀時は黙っていた
するとその時、
ホテル池田屋の玄関が勢いよく開いた
其処に黒い服を身にまとい
刀を持った男達が大勢入ってきた
そして私達の部屋のドアを蹴り上げた
土「御用改めである、神妙にしろテロリストども」
「しっ…真選組だァっ!!」
一斉に逃げ出す攘夷派
銀時は反対側の襖を蹴り飛ばして逃げる
新「なななななんなんですかあの人ら!?」
桂「武装警察【真選組】」
『反乱分子を即時処分する対テロ用特殊部隊だよ』
桂「厄介なのにつかまったな。
どうしますボス?」
銀「だーれがボスだ!!お前が一番厄介なんだよ」
『私がボスやってやろーか?今回だけだけどな』
神「ヅラ、ボスなら私に任せるヨロシ
前行でも悪行でもやるからには大将やるのが私のモットーよ」
銀「オメーは黙ってろ!!何その戦国大名みたいなモットー!」
「オイ」
後ろから声がした
銀時の顔に向かって突きが飛んできた
それを危機一髪で避ける
私はその姿だけを見て
別の部屋に逃げ込んだ
銀時なら大丈夫だろう・・・
しばらくすると爆発音と共に銀時が入ってきた
銀時の頭は
この前出会ったパンチパーマのオッサンの様になっていた
だが部屋の外は真選組に囲まれているから逃げられない
袋の鼠だった
『はァ〜…銀時!!』
銀「何だ?」
『私が真選組ひきつけとくからその間に逃げる方法でも考えてて!」
銀「ちょっ…!?」
『まかせろ銀時!!あたしゃ簡単には折れないよ
ヅラァ!!刀貸せ!!』
ヅラから無理矢理刀を奪い
外に歩き出す
「オーイ出てこーい マジで撃っちゃうぞ〜」
沖「土方さん夕方のドラマの再放送始まっちゃいますぜ」
土「やべェ 予約すんの忘れてた」
沖「俺ァ眠いんで ちょい寝まさァ」
土「はァ〜…さっさと済まそう 発射用意!!」
『よいしょ…よいしょ』
私は曲がったドアの隙間から四つん這いで外へ出た
土「!?」
『ふぅ〜…やっと出れたァ』
良い仕事したぜ・・・フッ・・・
汗を拭く真似をする
土「お前…さっき俺にクナイ投げた奴だな」
『ん?アレアンタだったの?だってものっそい殺気が感じたんだもん!』
いや〜アレは危なかったね
『ん!?アンタこの前の!!』
土「ん?」
『ホラッ!!この前道端で人質になったトコを助けてもらった!!』
土「!お前…あん時の…」
やべっ…なんだよ…折角あん時演技したのに全部パーじゃん
は〜失敗したな
自業自得ってこの事だ
土「お前…ただの女じゃねーな
この前あったときはどこにでもいる女だった・・・
まさかとは思うが、アレ演技か?」
バレてんじゃーん!!υ
これも
クナイ投げた奴=人質だった奴
で成り立っちゃったから仕方ないか
『うん♪演技w』
ふぅん、とでも言う感じに私を見下ろす瞳孔野郎
土「で、なんでお前は出てきたんだ?」
『時間稼ぎ!!ってか私ホントは敵じゃないよ?
一応戌威星の大使館の護衛してて、ヅラ達追いかけてきたら、こんな騒ぎに・・・』
ハァ・・・とため息をつく
『でも…銀時がいるからにゃァ…がんばらないとね!!』
土「・・・?
!!」
先手必勝
私はいきなり刀を仕掛けた
金属の刀同士が重なり合い
震える様な音が響く
土「いきなり何すんだァ!!」
『だから言ったじゃん!時間稼ぎだって!!』
土「そーゆー事なら女でも手ェ抜かねーぜ」
あちらさんも真剣になったようだった
土「オラァアア!!」
土方が刀を構えて向かってきた瞬間
私が先程までいた場所から大きな音がなった
『!?』
土「何だァ!?」
銀時だった
いきなり猛スピードで走ってきた
『ちょっ!!銀時!!何してッ!』
土「何やってんだ止めろォォ!!」
銀「止めるんならこの爆弾止めてくれェ!!
爆弾処理班とかさ…なんかいるだろオイ!!」
そういう銀時の手には一つの大きな爆弾
「おわァァァ!!爆弾もってんぞコイツ」
銀「ちょっ、待てオイぃぃぃ!!」
逃げる真選組一同を逆に追いかける
銀「げっ!!あと6秒しかねェ!!」
『神楽ァア!!やれェ!!」
私は思いっきり叫んだ
銀「!」
神「よっしゃ!!銀ちゃん 歯ァ食いしばるネ」
傘をバットの様に持つ
神「ほあちゃアアアアア!!」
フルスイング
銀「ぬわァァァァァ!!」
そのままガラスを突き破る
その間でもカウント数字は小さくなっていく
銀「ふんぐっ!!」
銀時は空中で思いっきり上に投げる
そのまま銀時は視界から消えた
新「ぎっ…銀さーん!!」
神「銀ちゃんさよ〜なら〜!!」
新八と神楽は割れた窓の付近で叫ぶ
その姿を屋上からずっと見ていたヅラ
桂「フン、美しい生き方だと?アレのどこが美しいんだか
…だが昔の友人が変わらずにいるというのも悪くないものだな…」
『ヅラ!!』
今にもヘリに乗りそうだったヅラを大声で呼んだ
桂「!?!!」
『刀返しに来た!!ホラよッ!!』
平行に投げて返した
桂「…」
『じゃーね!!また会おう!!』
桂「…あぁそうだな!!」
ヅラを見送り
銀時がいるであろう下を見る
『さてと!ぎーん!!生きてるかァ!?』
銀「生きてるよォ!でも手がヤバイかも!!」
すると、ビルにかかっている垂れ幕にしがみ付いていた
『んじゃ今助けるよォ!!』
銀「え!?」
池田屋の屋上とビルの間には道路がある
だがその道路を飛び越えて向こうの少し低くなってるビルの屋上へ飛び移ろうという考えだった
少し後ろに下がり
思いっきり全力疾走する
銀「!??ちょっ!!」
『ジャーンプ!!』
一瞬浮遊感を感じたが
すぐにそれは治まった
『ちゃぁくち!!成功!!』
割れながら天晴れ!!
『銀!!今助けるぞォ!!』
垂れ幕を思いっきり握り締める
『よいしょ!よいしょ!』
それを力いっぱい引っ張った
重すぎる・・・
それでも思いっきり引っ張った
ちょっとずつ、ちょっとずつ垂れ幕は上がり
銀時の手が屋上に届いた
『ふぃ〜…』
銀「ってそんなに力あったっけ?」
あ、其処突っ込んじゃダメ
土「そこまでだ」
丁度其処に真選組が到着した
土「屯所まできてもらおうか」
連行・・・というものですか?
事情聴取・・・
はァ。。。
***
銀時達と別れ
一人別室で事情聴取を受けていた
3人は攘夷派の疑いだけだが
私はそれと、公務執行妨害が入っていたのだ
良くドラマで見る
・・・あのシーンだ
土「さてと…お前は何モンだ!!」
『…』
土「苗字は?」
『…瞳孔に名乗る苗字はない』
土「なんだとォ!!」
『うっさいわボケ!!』
(なんだコイツ…であったときと全然性格違うじゃねーか…)
あくまでも自分の事を話さない
それは
家族とも銀時とも約束した事なんだから
『いー加減返してくんない?』
が捕まって1日たっていた・・・
それもこれも・・・
この二人の喧嘩のせいである・・・
土「いい加減自分のこと話せってんだ!!」
『だァかァら!!
あんたみたいな瞳孔マヨラーには言いたくないっちゅーんだコラ!!』
私の目の前に置かれたカツ丼と
瞳孔野郎の食べているカツ丼には
黄色い物体が大量に乗っかっていた
『だいたい!!人の目の前でどんぶりにものっそいマヨぶちまけてんじゃねー!!!』
土「うるせェ!!マヨネーズをバカにするなァ!!」
『ふん!!バカにしてやらァ!!』
土「分かった!!このままじゃ埒があかねェ!!刀を抜けェ!!」
『上等じゃねーかァ!!
でも刀無いんじゃボケェ!!
こちとら丸腰なんじゃぁ分かるか?コノヤロー!!』
事情聴取をする時に
相手に武器を持たせておく警察はいない
私の大切な二刀の刀も奪われていた
相手は刀だが
私は素手で戦う勢いだ
胸倉を掴みかけた時
ドアが開き、茶色い髪が見えた
沖「土方さんうるさいですぜ。」
俺の部屋まで聞こえらァ、と言った
一つ二つぐらい上の青年だった
『!?』
私はその男の顔を見て固まった
沖「その子ですかィ?
あの怪しい女ってゆーのは…!?」
青年も私の顔を見て固まる
土「どうした?何二人とも固まってるんだ」
私は思い当たる事を口に出す
『…そうにぃ?』
沖「ですかィ?」
やっぱりそうだ
そうにぃ・・・
土「そうにぃ?…お前ら知り合いなのか?
……そうにぃィイイイ!?」
『久しぶり!!お兄ちゃん!!』
沖「ホント久しぶりでさァ!!」
そう・・・
そうにぃは真選組一番隊隊長沖田総悟であり
私の兄なのだ
何故そうにぃなのかと考えると
総悟の”そう”と兄の、
そう兄を”そうにぃ”というわけだ
沖「今まで何してたんでィ?」
『…じょっ……』
情報屋、と言いかけて口を瞑った
沖「言いなせェ」
兄の目が恐くなっていた
『情報屋…』
沖「何!?」
『ちょっお兄ちゃん!!』
声大きいっ!!
沖「秘密なんですかィ?」
『当たり前でしょ』
沖「攘夷が終わった後姿を消しやがって…
俺でも心配ぐらいするんでィ」
『ごめん・・・
あ!でもそうにぃは生きてること知ってたでしょ?』
沖「そりゃァ…でも知ってたのは俺ぐらいだぜィ」
何せみんな”黒蝶は爆発で死んだ”と思ってらァ、と付け足した
『やっぱりか…』
土「オイ!!何二人してコソコソ話してんだ!!」
二人だけのコソコソとした会話に痺れを切らした土方さんが怒鳴った
沖「なんでもねェでさァ。
それよりなんでとやり合ってたんですかィ?」
土「やっぱり知り合いなのか?」
沖「は俺の妹でさァ!!」
土「妹ォオオオオ!?」
かなりの驚きの様だ
「お前とお前がか!?」
『もちw』「そうでさァ」
(確かにSなとこは似てる・・・
顔も似てるっちゃぁ似てるな・・・)
沖「それより土方さん!!」
土「何だ」
沖「コイツァ強いでさァ…だから、
真選組に入れやしょう」
「『何ィイイイ!?』」
『ちょっ…何言ってるのォ!?』
土「正気かお前」
そうにぃの発言に当の本人である私も、土方さんも驚いていた
沖「正気でさァ・・・・・・お前の方が正気かよ」
土「オイ!!聞こえてんぞォ!!」
信じられなかった
私はそうにぃに近寄り、耳打ちする
『ちょっお兄ちゃん!!どうして』
沖「は刀携帯したいだろィ?」
『うん…』
沖「それなら真選組に入りなせェ」
刀を携帯したい
でも、一つ問題があった
『・・・私情報屋と万事屋が…』
沖「それなら掛け持ちすればいいだろィ毎日って訳でもねェ
それに俺ァが心配なんでさァ」
『そうにぃ・・・・・・分かったよ…。』
沖「って事で土方さん!よろしく頼みまさァ!!」
土「はァ…お前の妹で
お前がいうならそこそこはできると思うが…
・・・やっぱり実力が分からねーといけねェ
それに近藤さんにも聞かねーと・・・」
土方さんが軽く唸った時
そうにぃが入ってきたドアから人が入ってきた・・・
近「君か?強くて怪しいって子は…」
こっ・・・これは・・・
ゴ・・・
ごりぃら・・・。
私にはゴリラが見える・・・何故?コレは私がおかしいのか?
何故こんなところにゴリラが…?
真選組が飼ってるのォ!?
って、よく見たら人間じゃん
…って…は?…人…?
一応人間か?人間だよな?
胸毛とか物凄いことになってそうだなー…
ぅえっ・・・
想像したらなんか…嫌な気分になってきた…
沖土「近藤さん!」
私がゴリラを凝視していると
二人が叫んだ
近藤さん?あの真選組の局長の??
ゴッゴリラがァ!?
真選組の局長がごりぃらァ!??
沖「近藤さん!!コイツァ怪しいけど俺の妹でさァ」
近「何!?こんな可愛い子が?
あっでも総悟の妹なら当たり前か…」
沖「で、コイツを真選組に入れさしてくだせェ
他にも仕事を持ってやすが掛け持ちでお願いしまさァ」
私が一人考えていると
話が進んでいた
近「オイッ!トシ!!」
土「コイツァ強い。
どれくらいの実力者かは知らないがな」
近「トシと総悟が言うならなァ・・・」
でも女の子だし・・・。と言った
するとそうにぃが近づいてきて
私に耳打ちする
沖「…やりなせェ」
『らじゃ』
今度は私がゴリラに近づく
『ごりっ・・・・・・近藤さん!!お願いです!!お金がないんです!!
たくさんの仕事掛け持ちしないとやっていけないんです!!!
それにおにぃちゃんが心配で・・・。』
上目遣い&うるうる光線 でやってみましたw
(今ゴリラって言おうとしたよな…)
近「分かった…入隊を許そう」
しゃっ!!
これで刀がいつでも携帯できるっ!!
振り返って土方さんに にやり
土「・・・・・・」
(総悟が二人見える…)
〜後書き〜
はァ〜い!!4話終わりです!!
次回…実力を見せます!!
つ〜ことでさんは真選組にも入隊しちゃうわけッス!!
土「オイ管理人!!いい加減にしろよ!!」
沖「そうでさァ!!いくら俺の妹でも…やりすぎでさァ!!」
沖「すいやせんねィさん」
管「うっさいわ!!マヨ!サド!!(なんかコイツらあだ名似てんなァ)」
土「変なあだ名つけてんじゃねェ!!」
沖「コイツぁいいですが 俺は止めてくだせェ!!」
土「なんだとォオ!!仮にも俺は上司だぞ!!」
沖「仮にもでやしょう」
土「よーし分かった!!刀を抜けェェエエ!!」
管「いー加減にしろよォ!!お前らァァ!!
さん困ってるだろォオ!!」
土・沖「元はといえばお前の所為だろ!!」
管「そーだっけ??まぁいいや!じゃ!さんさようなら!!」
土「誤魔化してんじゃねェ!!はァ…じゃーな」
沖「管理人失せろ!!
ゴゥウウン(バズーカ発射)
また会いやしょう!!」