事件は悪い奴が起こすんじゃない。はしゃぎすぎた奴が起こすんだ





第二十二訓 事件は悪い奴が起こすんじゃない。はしゃぎすぎた奴が起こすんだ



大砲が空へ打ち上げられ、
お祭りが始まる合図が鳴り響いた

ターミナルの周辺にもいつも以上に人で賑わっている




「よっちゃんも誘っていこーぜ!!」


ガキも橋の上でハシャぎ走っていく

そんな中


橋の下では・・・



銀「この甘ったりィ匂いは・・・」


匂いを嗅いで、銀時の目が珍しく輝いた



銀「綿菓子の匂いがする。綿菓子だよ!!」


それがなんだよオイ
この匂いは綿菓子だよ、
でもそんなに反応する事ですか??


銀「綿菓子ィィィ!!」


銀時は耐え切れなくて走り出した




鈍器とも言えるだろう・・・
スパナが平賀の手により投げられ


銀時の後頭部に当たった

そのまま銀時は前に倒れこむ



平「遊んでねーで仕事しろ仕事!」

新「でも祭り始まっちゃいましたよ。
は忙しいのに連れて手伝いに来たけど・・・
もうコレ間に合わないんじゃ・・・。」


『カラクリ芸を将軍に披露するのは夜からだから大丈夫なんじゃない?』


大体片付いたし、夕方までには何とか間に合うだろう
多分平賀のジジイ・・・
いや、平賀さんなら平気なんじゃない




すると、しらばっくれるんじゃないわよ!!と
灰色の夫婦の会話のような声が聞こえた


「『「!?」』」




神「コレ、Yシャツに口紅がベットリ!」

誤魔化せないわよ、と神楽は言う
ドロドロのままごとだった
三郎が浮気をしたという設定らしいけど・・・


三郎は御意しか言えないんじゃ・・・?


三「御意」

ホラね。


神「いつもアナタそれじゃない!
たまにはNOと言ってみなさいよ」


この万年係長が!!と言う神楽はノリノリで
妻役を心から楽しんでいた



すると、神楽が三郎を持ち上げた

持ち上げた・・・と言うよりは
担ぎ上げた?

ドメスティックバイオレンスぅぅ!!と叫びながら
三郎と地面に叩きつけようとする


平「やめろォォォ!!」



平賀の訴えは神楽の耳には届かない

私は面白いから見物してるだけ


神「相手は誰よ!?さち子ね!」

平「なんてドロドロなままごとやってんだ!?」


あ、平賀さん
そのままその世界にツッコむと・・・


神「アナタにとってはままごとでも私にとっては世界の全てだった!」


平賀さんもままごとの役に入れられちゃうよ

って、あ〜もう遅かった



神楽の様子を見ながら
私は作業を続ける

こうしてる間にも新八とで先が進められていた

片付く頃には夕方になったいた




新「なんとか間に合いましたね。」

『まァところどころ問題はあるけど。』

平「もともとてめーらが来なきゃこんな手間はかからなかったんだよ。」



ババーに言われて仕方なく来てやったと言う銀時に

銀「!」

金が入った袋が投げられた

大きさ的にかなり入っている


あ、もしかして小さい小銭が沢山入ってるだけとか・・・?


平「最後のメンテナンスがあんだよ。」

邪魔だから祭りでも言って来い、と平賀さんは言う



新八と神楽はお礼を言うと
銀時と私を呼んで走って行った

銀「お・・・オイ!」

『・・・・・・・・・。』

銀「早くしろ!」


無言で立ち止まる私に銀時は声をかけるが

『先・・・行ってて』

銀「?・・・・・・分かった早く来いよ。」

『うん。』



私を置いて、三人は祭りに向かった

平「まったく賑やかな奴等だ。」

なァ三郎、と三郎に声をかけるが

三郎も三人の後を追ってしまった



平「お前はダメだってば!!」










平賀のオッサンは三郎を引き止めるのに苦労して、
数分後、やっと作業を再開した



平「オメーは何で残った?」

『へ?あぁ・・・。』


平賀の機械をいじる手元を見ながら答える


『昔ね・・・私と銀時・・・攘夷戦争に出てたんだ。』

平「!?」

『其処に平賀三郎って名の若人がいてさ・・・。
顔はそう・・・平賀さんにそっくりな・・・男でね。』

平「・・・・・・。」

『いっつもカラクリいじくってて、
ある日、”何で?”って聞いたの
そしたら、”いつか親父を越えてみせる”って張り切っててさ〜・・・。


おっちゃん・・・
一体何考えてんの?』

平「!?」

『なんか・・・とんでも無い事考えてんじゃないの?』

平「・・・・・・。」


無言で作業を続ける平賀

私はそれでも口を開く


『昔は敵が取りたいって思った。』

平「何!?」

『でもさ・・・皆そんな事望んでない。自分がどーすればいいのか分かってる。
もちろん、三郎もそんな事望んでないから。
もしおっちゃんがそんな事考えてんなら、私が止める。止めてみせるから。』


そう言うと立ち上がった

そしてもいなくなった




その光景を橋から眺めていた男・・・

高杉


高「クク・・・・・・もうすぐ会えるぜ。」


 

***



私は真選組に戻ると
そうにぃ達と合流し、警備に回った

やっぱ祭りは楽しみたい
って事で


そうにぃと抜け出してきた



『わ〜焼き鳥に焼きとうもろこし〜烏賊焼き〜。』

沖「そんなに食ったら肥りますぜ」

『失礼な・・・。』

沖「本当のことでさァ。」



烏賊焼きを食べているそうにぃと
たこ焼きを食べている私は

屋台をぐるぐる見渡しながら
食べたい物、やりたい物を探す


『あ!!ねぇ射的やんない?』

沖「お!?いいねィ。」

『じゃぁ行こうよ!!』




ふと思いついた射的
射的の屋台を探し、私達は向かった





屋台に向かうと、

「当てればなんでもくれるアルか?」


聞き覚えのある声が聞こえた

神楽だった

神楽は長谷川のかけていたグラサンを撃ち
「よこせよグラサン」と言う



長「え?ちょっ違っ・・・狙うのはあっち・・・。」

と景品を指す長谷川さんの付けていた腕時計が
銃声と共にひびが入る



長「!!」



長谷川さんの・・・あぁめんどい!!
マダオのつけていた腕時計に弾が当たったのだ


撃ったのは・・・


沖「腕時計ゲーッツ」


そうにぃ



新「あ、・・・。」

『よう。』



長「ちょっ待てってオイ!
おじさんのはナシだよ!ちょっと!きいてる!?」


マダオの話は無視し

二人にらみ合うそうにぃと神楽


そして二人同時に弾を込め
どんどん打ち込む


マダオは集中攻撃を食らい、小さな悲鳴を漏らす

まずは神楽の攻撃。マダオのヒゲに向かって弾が飛んできた

神「ヒゲもーらい」

次はそうにぃの攻撃。マダオの上半身に向かって弾が飛ぶ

沖「上着ゲーッツ」


そのまま二人はライバル視して打ち続ける

「乳首とったりぃ〜」と神楽。
流石にソレは貰えないよ・・・。


二人の様子をただ見続ける新八は
何も言わず、ただ呆然としていた


新「・・・・・・。」





***



歌舞伎踊りの音が流れる傍

黒い服着た二人が立っていた



近藤さんと土方さんだ


近「・・・総悟とがウンコしに行くっつったきりなんだが」


だが土方さんは、またどっかでサボってやがると言う


近「俺は総悟とを信じる。
きっとウンコのキレが悪いんだ。俺はそう信じたい!」


そんな信じ方される位なら疑われた方がマシだと思うが・・・。
だいたいは女だぞ・・・





―パァンッ―

綺麗な花火が打ち上げられた

江戸一番のカラクリ技師、平賀源外の見せ物が今始まる



『いや〜やっとご登場かァ。
私アレ手伝うの大変だったんだよねェ。』


最後のメンテナンスは何もやってないけどさ



だが、平賀さんの様子がなんだか変だ

平賀さんが扇子で将軍様の方を指す
三郎の腕の大砲は、
将軍の方を向いていた



平「撃て」

平賀さんがそう言うと
三郎は打った


だがそれから弾は出ていない

目晦ましかッ!!




「向こうの広場で爆発が!!」
「攘夷派のテロだァァ!!」


辺りも騒がしくなってきた
皆一斉に逃げ出し、
残っていたのは万事屋と真選組メンバーだけ



『来たか・・・そうにぃ!!』

沖「わかってらァ。」



逃げまう人々とは逆走し、
すぐさま将軍様の周辺に向かった


『煙幕!?』


将軍様のいる屋敷の下に向かうと

煙幕で殆ど何も見えなかった



一応抜刀しておく
腰に挿した刀を抜いて、気配を感じる


すると、人影が此方に近付いてくる

刀を構えると、声がした


か!?」

『はい!』


土方さんだった


土「櫓の周りかためろォ!!
は情報を集めてくれ!!」

『はいよ!』


煙幕の中から出て、
酸素を吸う


『ケホケホ・・・。』


煙幕キツ過ぎ・・・
多いよ、不通に呼吸ができない。。


人は逃げたし

だいたい最初は目立たないところに潜んでたりする



人の気配は・・・?


『・・・!!』


後ろに何かの気配を感じる


「久しぶりだなぁ・・・。」


この声ッ!?

バッとすぐさま振り返る



見覚えのある顔だった

『た・・・高杉・・・。』



かつての仲間・・・高杉晋助だった

『なんで・・・。』

高「まさかお前が生きてるとはよォ・・・。
最近知ってな・・・ククク・・・
お前に会いたくなってきちまったよ。」

『フン・・・まだ諦めてないわけ?いい加減諦めたら〜?』

高「絶対に俺はお前をアイツにやるつもりねェ」

『アイツ?誰それ?』


なんか、感じが違う
雰囲気が違う

何か、高杉変わった・・・。



高「銀時に決まってるだろ・・・クク」



銀…と…き?



『何で銀時なわけ?
てか・・・私は誰の物でもないから。』

高「アイツな理由?簡単だろ・・・ククク」


ゆっくり近づいてくる高杉

そして、目の前まで来ると、高杉は腕を伸ばしてきた


『!?』

は高杉の胸の中


『ちょっ!!離せバカ!!』

胸板を叩くがびくともしない

高杉はが勝てない奴の一人なのだ



高「離さねェ・・・俺の所に来い・・・。」

『私は攘夷派につくつもりはサラサラない。』

高「クク・・・お前らしいな」



ゆっくりと離れる
案外簡単に離れて安心する


『・・・・・・。』


高「俺は諦めねェ・・・また会いに来る。」


私に背を向け去ろうとする高杉

一体何しに来たの?
私を勧誘するためだけ?
私を抱きしめるだけ?



『ちょっ待て待て高杉!!』

高「何だ?来る気になったか?」

『なわけないでしょーが・・・今度来る時は・・・
無理矢理じゃなくてさ、普通の人みたいに来てよ!!


そしたらお茶でも出すからさ。』

高「何言ってんだよ・・・フッ・・・変わってねーな。」

『そっちこそ。』



なんだかんだ言って
何処か変わったと思ったけど

やっぱり高杉は高杉だった

私を大切に思ってくれるのは、全然変わってない



「『じゃーな』」




高杉は後ろに向きかえり去る

は木の上に飛び乗り、
忍者の様に情報を集めに行った



『高杉のやろー・・・あんな事しやがって・・・』



私は男に抱きつかれるのも苦手なのに・・・。

それにしても・・・

理由って何だろう・・・?






その時真選組では


近「ウソォォ名刀虎鉄ちゃんが!!」


近藤さんがロボット相手に斬っていると
流石に硬くて刀が折れてしまったのだ



『何やってるんですか、近藤さん。』

戻ってみると、近藤さんが悲鳴を上げていた

何でかと思えば虎鉄ちゃんがどうとか・・・



私はそんな事してる暇じゃないの!!

二刀の妖刀を腰から抜く

ロボットに普通の刀じゃダメだ。


でも、妖刀なら話は別だ


私は刀を構え
ロボットに向かって走っていった




***


その数分後の銀時・・・

高「動くなよ」


高杉に遭遇していた

高杉は私と離れた後、すぐに銀時の後ろへ回った


高「クク・・・白夜叉ともあろうものが後ろを取られるとはなァ。」

銀「・・・なんでテメーがこんな所にいんだ・・・?」

高「いいから黙って聞けよ。


に会ったぜ。」

銀「何!!?に何をした!!」

高「何も・・・ただ俺の所に来いと言ったまでさ。」

銀「フン・・・まだ諦めてねーのか。」

高「まぁな・・・テメーもだろう・・・。」

銀「・・・否定はしねーな。」


綺麗な花火が打ち上げられる中

男二人は会話を続ける


高「今はまだだが・・・いつか俺が貰うぜ。

歯ァ食いしばってみてな。」

銀「アイツはお前には振り向かないさ。」

高「わからねーぜ・・・。
クク・・・そうそう・・・覚えてるか銀時?」



俺が昔鬼兵隊って義勇軍を率いていたのをよォ



高「そこに三郎って男がいてな、剣はからっきしだったが機械には滅法強い男だった」



そしてどんどん

話を続けていく高杉



高「川原にさらされた息子の首見て、
親父が何を思ったかは想像にかたくねーよ。」

銀「高杉・・・じーさん嗾けたのはお前か・・・。」

高「嗾けた?バカ言うな。立派な牙が見えたんで研いでやっただけの話よ。
俺の中で未だ黒い獣がのたうち回って
殺せ殺せと耳元で四六時中さわぎやがる。

銀時・・・てめーにはきこえねーのか?
いや・・・聞こえるわけねーよな。」



高杉の声が重くなる

高「過去から目ェそらしてのうのうと生きてるテメーに俺達の気持ちはわかるまい。」


だが、そんな高杉の足元に
赤い液体が一滴滴る

「!!」


銀時の血だった

銀時は高杉の刀を握っていた



銀「獣くらい俺だって飼ってる。」


高杉は刀を動かそうとするが
銀時の片手によってそれは阻止される


銀「ただし黒くねェ白い奴でな。」


銀時は高杉の方へ向きなおし


「定春ってんだ」


拳を振り上げた





***




その頃真選組

合流したはひたすら斬っていた


土「チッ斬っても斬ってもわいて出やがる。」

『埒があかないね・・・。』



斬っても斬っても
次から次へとどんぶらこ



その時、土方さんの顔の横に何かが掠った

土「うおっ!!」



同時に何体ものロボットが倒れる

その上には二つの人影


それは・・・


自己を保っていないそうにぃと神楽




神「祭りを邪魔する悪い子は・・・。」

沖「だ〜れ〜だ〜」



お…恐ろしい・・・

自己を保っていない二人がどれだけ恐ろしいか・・・




近「あっ・・・あれは妖怪”祭囃子”!!」

祭りを妨害する暴走族などをこらしめる古の妖怪だと説明する近藤さんは、
もうゴリラ並の馬鹿さだった

「『いや、違うと思う。』」


ま、それでもいいか


近「勝利は我等の手にあり!」


近藤さんの掛け声により
一斉に真選組一同はロボットに向かっていった






『これなら抜けても大丈夫でしょ。』


は途中で抜け出し

平賀がいるであろう場所へ向かった





其処には、今だに銃口を将軍様の櫓に向けている平賀さんと
それを止めようとしている新八



『将軍様はもういないよ』

新「!!」


こんな騒ぎになったんだから
一番に逃げるのが将軍でしょ


平「だったら真選組とかいうあの連中を狙うまでだ。」

新「平賀さん!!」

『それは私にとっては一番やってもらっちゃ困る事だね。』


声のトーンは低く
思い声だった


平「・・・その格好・・・オメーも真選組か・・・。」

『あぁ。おっちゃんは・・・私を打つ?
言ったでしょ、私は敵を打とうとは思わない
現に、仲間を殺された幕府についている。

どう?私を打つの?』



平「・・・・・・。」



無言で私を見つめる平賀さん

頭の中では迷っている様だ




銀「随分と物騒な事やってんじゃねーか。」

平「!!」

『銀時!!』



後ろから銀時がやってきた

片手からは血が流れている




・・・高杉と
会ったのかな?



銀「ヒーローショーか何かか?
しょーもねぇ脚本書きやがって。」

『今時敵討ちなんて流行らないっスよ〜。』



銀時の声が優しく「三郎が泣くぜ」と訴えた



平「どっちの三郎だ」

銀「どっちもさ。」



こんな事誰も望んじゃいない
アンタが一番分かってんじゃないのか、と銀時は優しく言う



平「分かってるさ・・・そこの譲ちゃんにも言われた。

だがもう苦しくて仕方ねーんだよ。」

『平賀さん・・・。』





平「俺ァテメーの筋道通して死にてーだけさ。」


退け、と平賀さんはキツく言い放つ
邪魔するならお前でも容赦しないと。


だが銀時は退かない
どころか前に一歩出る


銀「俺にも通さなきゃならねー筋ってモンがある」


銀時・・・


そんな銀時に向かって
平賀さんは三郎に撃てと命令した



銀時は三郎に向かって走り出す

木刀を上に上げ、振りかざす瞬間



三郎が腕を下ろした


銀「!!」


一度振りかざした木刀はそう簡単には止められない

銀時はそのまま三郎を斬った



平「三郎ォ!!」


平賀さんは三郎に走って近付く


平「なんで撃たなかっ・・・。」


”……オ…親父…”


平「!!」



三郎は口を開き、
今まで御意としか言わなかったが

言葉を話した


三郎・・・
平賀さんの息子の言葉だった



”油マミレ…ナッテ楽しソーニ………カラクリ…テル…アンタ…好キダッタ…
マルデ…ガキガ泥ダラケ…ハシャイ…デルヨウナ…アンタノ姿…”



言い終えると、物静かに三郎の電源は止まった


平「どうしろってんだ・・・?
一体俺にどーやって生きてけっていうんだよ!」


辛そうな平賀さんに
銀時はゆっくりと口を開く


銀「・・・長生きすりゃいいんじゃねーのか・・・。」



私もそう思うよ・・・
銀時・・・















翌日


平賀のおっちゃんの指名手配所が張り出され

その前に高杉が立っていた


桂「どうやら失敗したようだな」

高「思わぬ邪魔が入ってな」



・・・牙なんぞとうに無くしたと思っていたが
とんだ誤算だった




何かを護るためなら
人は誰でも牙をむこうというもの。とヅラは言う


桂「銀時にはがいる。
護るものも何もないお前はただの獣だ・・・高杉・・・。」

高「獣でけっこう。俺は護るものなんぞ必要ない。」



全て壊すだけさ。
獣の呻きが止むまでな。



桂が去ってから
高杉は呟く



高「銀時な理由・・・?あたり前だろ・・・







アイツがお前を大切に思ってるからさ。








アイツはお前が









好きだから




〜後書き〜

長かった…しかもシリアスだよ…自分的にはかなりシリアスだよ
どーしよう…俺あんまシリアスとか苦手だわ…まぁギャグも苦手だけどさ…
次回は5巻突入です