ああ やっぱり我が家が一番だわ
時は翌日
見たことのあるような人形を持ち
自宅に帰る新八
新「・・・・・・どっかで見たことある人形だな。何だっけ?」
その人形の目はパチクリとしていて
胸元の名札には”宇宙怪獣 ステファン”と書いてある
何で…ステファン?
普通にエリzピー!!………隠す事か?
新「まァいいや。
姉上もああ見えてカワイイもの好きだから。」
きっと気に入ってくれるだろうと新八は歩む
宇宙の何処で売ってたの?
ねぇ・・・私そんな売店みたいなん見かけてないんだけどォ〜
あ・・・ちなみに私ことは只今真選組で待機しておりますであります!!
そして心の声として出場と言う寂しい思い・・・ふぅ・・・
まぁそのうち会いに行きまっせ
でもそうにぃが・・・
沖”いったい何処行ってたんでィ罰として書類整理でさァ”
とか言いやがってよォ
ちゃんとゴリラと瞳孔マヨには言ったさ!!
クソヤロー兄貴めェ!!
お姉ちゃん助けてェ!!
新「ただいま〜。アレ?・・・いないのかな?」
そして新八は襖に手を伸ばす
そのままゆっくりと開ける
妙「うらアアアアアア!!」
薙刀もって恐ろしい顔した姉御登場!!
第二十訓 ああ やっぱり我が家が一番だわ
新「ぎゃあああああああ!!」
薙刀は新八の頭少し上の柱に突き刺さっていた
髪の毛が数本切れた
危機一髪!!その言葉が今の新八に似合う
姉御ことお妙さんは柱にステファンごと刺さった薙刀を豪快に抜き取る
妙「なんだ、新八か。」
新「じ・・・実の弟を殺す気ですかァ!!」
アレ?姉御?キャラ変わってません?
”新八”って・・・
前まで”新ちゃん”って可愛く言ってたじゃないすか!!
あ・・・キャラは変わってないわ・・・
妙「アラ?何か聞いてはいけないような言葉が聞こえたような・・・。」
ヤベッ!!
てかお妙さん!!アンタどれだけ耳いいの!?
そしてどれだけ私は凄いの!?声だけだとはいえコレだけ離れた場所のナレーターもどきをしてるのだから!!
あ・・・でも手はしっかり動いてますよ?
隣で素敵な顔して見張ってる素敵なお兄様がいりゃっしゃるんで(∩∀`●)
薙刀からステファンを抜くお妙さん
妙「紛らわしい時に帰ってくんじゃねーよ。」
新「かっ・・・帰ってくんじゃねーよって・・・。」
カワイイ弟になんて事いうんですか!!と新八はお妙さんに向かって言う
妙「ブラックホールにでも飲み込まれてしばらくゆっくりしてこればよかったのによ〜」
新「遠まわしに死ねって言ってんですか!!」
お妙さん…アンタ怖いよ…
妙「こちとらお前がいない間に大変だったっつーのによォ・・・ペッ」
自分の家なのに唾を吐くお妙さん
新「何?何があったんですか、姉上?」
新八の前にいるお妙さんの顔はどんどん怖くなっていく
そしてお妙さんの手の中にあったステファンにだんだん亀裂が入る
妙「今思い出してもムカつくぜェェェェ!!」
ステファンはついに真っ二つになり、
中から綿が飛び出した
さようならステファン…お前の事は忘れないよ…
だってお妙さんの顔がおぞましいんだもん…
新「ギャアアア!!」
新八…其の光景を生で見たんだ…
きっとトラウマになるだろうよ
***
銀「下着泥棒だァ?」
あれから新八とお妙さんは銀時と共にファミレスに行った
何故かやっとのご登場の様が呼ばれたよ
新八に呼ばれて・・・なんとかあの場から逃げれたのだよ・・・
お妙さんの話を聞くとどうやら下着泥棒に合ったらしい・・・
私達が宇宙に行ってた時に二回もやられたのだ
今時下着を盗む奴もいないと思ってたんだけどなァ。
すると、いつの間にか銀時がノーパン談義を始めた
いやいや、いいよ君のノーパン談義は。
どーでもいい、どーでもいいよ。
お姫様の下が暴れん坊将軍とか、ホント今関係ないよね?
てか銀時はやっぱりそーゆー事考えてたんだな
あ〜最悪。
ファミレスでそんな話すんなよ、ケッ。
妙「『てめーのノーパン談義はどーでもいいんだよ』」
私とお妙さんは同時に銀時の頭を鷲掴みした
メキメキという効果音がその場には合っているだろう
妙「こちとら勝負パンツ盗られてるんだぞコラ。」
銀「勝負パンツって誰かと決闘でもするのかイ?」
『てめーいい加減にしねーと殴るぞ』
殴ると言いながらも、腰に挿してある刀に手をかける
銀「その勝負パンツが戻ってくれば気がすむのか?」
話を逸らすかの様に銀時は口を開いた
妙「パンツを取り戻したうえでパンツを盗んだ奴を血祭りにしたい」
銀「もう発言がパンツをはく文明人の発言じゃねーよ
裸で槍をもって野を駆ける人の発言だよ、と銀時は言う。
アレか?
原始人ですか?コノヤロー
神「下着ドロなんて女の敵アル。」
神楽は、一肌脱ぎまずぜ!とお妙さんに向かって言う
『姉御!!私も実は盗まれたの!!下着ドロは絶対許せない』
実は、私自身も盗まれていたのだ
まるで知らなかったの様な態度はどうでしたかね?
凄くない?
って心の中で言っても無意味か。
とにかく!!
私の下着を盗んだ奴をぶっ倒す!!
『ふっふっふっ・・・血祭りにあげてやる・・・
否、一生心に残る失態をさせてやろうか…(黒笑)』
顔がおぞましい
神楽はの顔を見て一歩退いた
銀「何!?お前も盗まれたの?」
『うん・・・旅行に行ってる間にねェ〜
真選組に置いておいた下着が3着消えた・・・。』
って・・・
普通警察の下着盗むか?
てか、真選組は屯所に盗人が侵入しても気付かないのか?
妙「よし、二人ともついて来い杯を交わすぞ。」
いつにも増して男前な姉御は私ら二人を連れて歩き出した
新「待て待て待て!君ら三人はヤバイって!!
の一生心に残る失態ってのも君がやるとかなりヤバイから!!」
だが三人は話を聞かず出て行った
此処からは心の中で登場するとしよう
今から私はナレーターだから。
隣で怖い顔して歩いてる方は気にしないで
気だけ送るから
安全な所に魂を置いておくから。
新「最強コンビがユニット組んじゃったよ。」
新八は盗人の心配をする
普通の女性が盗まれたなら盗人を捕まえるべく気を張るが、
最強三人組が組んだとなれば
もう手を出す前に盗人はこの世から消え去るだろう
銀「ほっとけよホシの目星はもうついてるだろ?」
ゆっくりと視線を下に向ける
するとテーブルの下に丸くなった近藤・・・
なんかボソボソ言ってるし
何言ってるんだ?このゴリラは。
違和感あったんよ・・・
何か生暖かいものが足に当たってるって思ってたら・・・
ゴリラだよ
ゴリラよりもキモいゴリラだよ
あ、だから、本物のゴリラよりもキモいゴリラ似のオッサンだよ
近「なんだァァァァ!!」
まさか俺を疑っているのか!!と二人に言うが
まさかも何も疑っている
近「侍が下着泥棒なんて卑劣な真似するわけないだろーがァ!!」
銀「侍がストーカーなんてするわけねーだろーが」
言えてます。
ストーカー=侍というイメージにしないでください
世の中のお子様には
侍=カッコいいというイメージを持たせてやってください
侍=ストーカーだなんて・・・
それでも真選組の一番偉い人物ですか?
銀時がしゃがみこんで視線を揃える
近「ストーカーはしても下着ドロなんぞするか!」
訴えるぞ!と今だ机の下から銀時に向かって叫ぶ
銀「訴えられるのはテメーだァ!!」
近「俺は警察だから訴えられませ〜ん。」
銀「職権乱用って奴か?
でも真選組はただ幕府に飼われてるだけだろ〜」
これで真選組解体か〜めでたいと言う銀時
近「待て、コレを見ろコレを!」
大江戸新聞を手渡す
新「・・・なんスかコレ?」
新聞には”またも出没怪盗ふんどし仮面”と大きく書かれていた
万事屋は新聞すら取ってないからね
そーゆーの知らないのよ
近「最近巷を騒がしてるコソ泥だ。」
その名の通り風体も異様な奴で、
赤い褌を頭にかぶり、ブリーフ一丁という格好で
キレーな娘の下着をかっさらって
それをモテない男達にバラまくという奴らしいのだ
新「鼠小僧の変態バージョン?」
銀「そーかこのパンツにはそーゆー意味が!」
てっきりサンタさんのプレゼントかと、と馬鹿丸出しの銀時は
懐から薄ピンクのパンツを取り出す
新「アンタもらってんのかィィ!!」
その様子だと新八は貰ってないようだね・・・良かった・・・
意外とモテるのか。
てか銀時・・・アンタホントモテないよね
パンツをプレゼントするサンタなんているか?
近「ソレ、モテない男と見なされた証拠だよ哀れだな〜」
そー言う近藤の懐からパンツが見えていた
新「オーイ見えてるぞ。」
懐からモテない男の勲章が。
銀「お妙やの下着をかっぱらったのもコイツの仕業だと・・・?」
銀時は其のサンタさんからのプレゼントの下着をポーンポーンと投げる
てかそんな所でパンツ投げてたら引かれるよ?
変態に見られるよ?
近「今や江戸中の娘達が被害にあっている。」
だけど、モテない男に人気があるため捕まえるのに苦労してるらしい
銀「ただの変態のクセにいっぱしの義賊気取りか。」
銀時は今朝のお妙さんの様にパンツを横に引っ張っていく
パンツはどんどん伸びていく
銀時は気にくわねー、気に食わねーと言いながら
パンツはどんどん引き裂かれていく
先程のステファンのようにパンツに徐々に亀裂が入っていくのだ
銀「なんで俺がモテねーの知ってんだァァァァァ!!」
そーゆー場合かァ!!
ついにパンツは真っ二つ
そして志村家に行きふんどし仮面を捕まえる作戦を考える
銀「第32回チキチキふんどし仮面を捕まえろ大作戦〜」
パフパフッ♪と音を鳴らす群衆
てか、真選組。
新「てゆーか何で真選組までいるんですか?」
沖「復讐でさァ」
新八の疑問にそうにぃが答える
『ね、土方さん。』
土方は胡坐をかき
心を落ち着かせている
そうにぃは、土方さんに施しパンツを送るとは馬鹿なことやる奴がいるもんだ、と馬鹿にした様に言い切った
『見つけたらただじゃおかないだろーな〜。』
そうにぃはパンツを土方の前に差し出す
それを土方さんはズパッとみじん切りのように斬った
土「許さねェ」
新「めっ・・・目がマジだよこの人。」
新八は土方を見て退く
銀時はそれを無視して次の言葉を発した
銀「ドキッ、女だらけのふんどし仮面を捕まえろ大作戦〜♪」
作戦変更?
再びパフパフッと音が鳴った
また騒ぐ群衆
新「何?女だらけって」
さぁ?私も分かんね。
銀「今回志村お妙さんの前面協力の元、
おとり作戦を取ることにしましたァ〜。」
新「おとり?」
要するに、お妙さんがパンツを提供したと言う事だ。
色々なパンツを皆に見せていく
新「姉のパンツを見る僕の身にもなってくださいよ」
沖「姉のパンツ見るぐらいどーってことありやせんわね。
土方さんなんか親父のブラジャー姿を見たことあるぐらいでさァ。」
『らしいね〜。』
何で親父のブラジャー姿見たことあるんだろ〜
きっとイケメン好きのカマさんに捕まったんだろ〜な〜
銀「その時のショックで瞳孔が開いたのか。」
土「なるわけねーだろ!!」
***
銀「いいかー相手は又必ずここに忍び込んでくる、そこを叩く。」
乙女の純情と漢の誇りをふみにじったその所業許し難き、と銀時は熱く語るが、、
漢の誇りというのが引っかかる
パンツは漢の誇りって言うことか?
銀時が、白ブリーフを鮮血に染め上げてやるぞ!と叫ぶと、男達も大きく歓声を上げた
神楽は瓦を割り
お妙さんは薙刀は振り回し
『たー!!!』
三段跳びをする
新「下着泥棒ぐらいでちょっと殺気立ち過ぎなんじゃないですか。」
もはや真選組必要ないんじゃないですか、と新八はそうにぃに言う
沖「こんな事もあろうかとこいつを城の倉庫からもってきやしたぜ。」
そういいそうにぃは大きな包みを取り出す
新八は当たり前の様に中身を問うた
沖「なんてゆーか・・・”地雷”みたいな。」
包みの中身はたっぷりの正真正銘の地雷
新「みたいなじゃなくてそのものずばりじゃないすか!!」
『そのまんま地雷って感じ?』
新「感じじゃなくて、マジでそのまんまッ!!」
沖「持ち出すの結構苦労したんですぜ。
でもがいたから楽勝でした」
どっちだよ・・・
管理厳しいからって結局私が取りに行っちゃったよ・・・
ま、楽勝だったけど。
土「は情報屋だからな。」
沖「コレを庭一面にしきつめればこのボロ道場も・・・」
完全無敵堅牢無比な立派な要塞になりますね。
新「ボロ道場のままでいいわ!!」
つか違法なんだけどね、
ま、思いっきりジュネーヴ条約に反してるんだけどね
『他所は他所、家は家。
細かいことは気にしない。』
新「おかんルール持ち出されても・・・」
地雷つったら兵器ですよ!!と新八は怒鳴るが
三人は物ともしない
土「違う。正式名所、地雷・・・みたいな。」
いや、意味不明だよね
私おかしくないよね?
三人で何処に埋めるか考えていると
ボーっとしていた新八の所に、お妙さんがやってきた
妙「ここはもう戦場なのよ。遊び気分なら帰りなさい」
新「此処が僕の帰る所なんですけど。」
ま、そーですね
一応新八の家ですもんね。
土「戦場が帰る所とはよく言った。
不貞な輩と難癖つけて問答無用だ叩っ斬る。」
久しぶりだな、と楽しそうに笑う土方さん
ソレにツッコむ新八に、お妙さんが薙刀を突き出す
妙「どうせなら刺し貫くの方が。」
土「もっといいのはすり潰すだな。」
そして土方とお妙の世界に入る
掻き毟り引きちぎる
捻り潰して丸めて茹でる
二人は殺人計画をしていた
アレはきっと殺人計画だ
殺人計画としか思えない。
新「オーイ!!あんた等怖いよ!!」
私は目線を一度離し、辺りを見渡す
すると目に入ったお年寄り・・・・・・の様な人物
銀「あたたたたた・・・くるねェ〜。」
腰を叩き、摩りながら作業をする銀時と
地雷を埋めてトントンしてる近藤
新八は、
畑仕事じゃないから!!と必死で叫ぶ
もう、ツッコミ所満載だな
世界で一番危険な土木作業だもんね
多分アレ・・・みんな場所覚えてないよな〜
うん・・・
自分だけでも覚えておこう
絶対教えね〜(酷)
なんとなくだけど・・・近藤さんと銀時は爆発しそう・・・
ざまーみろ
ケッ
その夜、辺りは暗くなり月が輝き自分達をほのかに照らす
犬が遠吠えする音や
蚊の羽音が要塞化した道場に鳴り響く
銀時は自分の頬に止まった蚊を叩く
何で俺ばっかと愚痴を漏らす銀時
血が上手いんちゃう?
神「銀ちゃんの血は甘いアル。」
銀「糖か」
納得だな
コレ意外の理由はすぐ思いつかないもんな
新「銀さんの血糖はどーでもいいんで
それより全然泥棒の来る様子ないんですけど。」
『否来る!!アイツならは絶対に来る!!』
新「アンタソイツの何を知ってるんだ!!」
『え?全て?』
新「聞くなァ!!」
新八、さっきから叫び続けてるけど
声は大丈夫?
新「声の心配はせんでいいわァ!!」
あ、ホラホラ、
心の台詞にツッコまなくてもいいから
今だに大丈夫だと言う銀時に
新八は何の根拠だと問う
その問いに、神楽が答えた
神「あんなこれ見よがしにパンツがぶさがってるアル。」
下着泥棒がほっとくわけないって事ですか?
新「なんか罠丸出しだし。」
ため息を漏らす新八
その時真選組一同は
沖「もう誰でもいいんじゃないですか?なぁ」
『うん。この際手近な奴で済ませようよ。』
土「口裏合わせればバレねーか。」
新「手近な奴って誰!?口裏って何!?」
銀「デケー声出してんじゃねーよ。」
泥棒にバレたら全部パーだぞ、と銀時はツッコむ新八に言うが
新「パーなのはテメーだよ、この糞暑いのによォ。」
グレですか?新八さん?
『銀時の頭もパーだろが(どちらでとっても)』
私と新八は同時喋った
銀「何だよコノヤロー!!」
コンタクトにしてやろーか!!、と銀時が新八の胸倉を掴み、かかる
それがお妙さんにも巻き沿う
妙「ちょっと押すんじゃないわよ!!」
薙刀で新八の頭を思いっきりつつく
そうしている間にも銀時と新八の口論は続き
土「喧嘩は徹底的にやれよ。」
相手が二度と立ち上がれなくなるようにな。と警察として問題発言をする土方さん
神「私の拳も暴れたがってるネ!!」
神楽は神楽で”誰か俺の拳に血を吸わせてやって欲しいアル!!”と言っている
『神楽・・・テメーの発言ヤバイ。』
だが銀時ら三人の喧嘩が私らを巻き添える
一人落ち着いている近藤さんが、止めに入った
近「暑いからみんなイライラしてんだな。」
よしちょっと休憩、と皆に優しく言うが
銀「黙れダミ髭」
妙「黙れケツ毛」
神「黙れよ絡まり君」
土「黙れよミットパン」
沖「黙れよゴリラ」
『黙れよ未確認生命物体』
近藤は涙を流しながら
少女漫画のワンシーンのように
近「熱さの所為だよね〜熱いの関係ないんだよねェ。」
近藤さんはポジティブだった
いや、坂本程じゃないんだけど
できるだけポジティブでいようという事だろうか?
近「そうだなんか冷たいものでも買って来よう」
何がいい?と聞くと
神「あずきアイス」
銀「なんかパフェ的なもの」
妙「ハーゲンダッツ」
沖「こやの酢の物」
土「牛丼とマヨネーズ500mlサイズボトルを」
新「お茶」
『アイス”牧場絞り”ィ!!』
喧嘩しながらも注文はしっかりする
近「じゃ買ってくるから大人しくしてなさいよ。」
あ、今のでしっかり全員分理解したんだ、
私、特に土方さんのが何言ってるのか分からなかったんだけど、、
あ・・・近藤さん、
そっちは・・・
ピッ
辺りが一瞬光りに包まれる
そして同時に爆音が耳を劈く
そう・・・
近藤さんは吹っ飛んだ
サヨナラゴリラよ
妙「アラ近藤さんが爆発したわ。」
神「あー暑かったアルヨ」
土「あーそりゃ爆発もするな」
『あ〜・・・無駄に熱い人だったからね〜。』
銀「んなわけねーだろ。」
自分で仕掛けた地雷踏んだんだよ、と銀時は馬鹿にした笑いをする
銀「何処に地雷仕掛けたかわからないのにな。」
あははははは、と辺りは笑う
皆はゴリラを馬鹿にする
普通、地雷で吹っ飛んだ人を笑いますか?
新「アレ?ひょっとして地雷どこにしかけたかみんな覚えてないの?」
覚えてますよ
唯一私だけは爽やかに笑い
残りのメンバーは顔が引きつった
妙「大変だわ。」
明日新聞配達のオジさんが爆発するわ、とお妙さん
言ってる場合ですか、と新八
新「僕らこっから身動きとれなくなっちゃったんですよ!」
そんな時に
屋根の上に人の気配が。
屋根の上に見参
「怪盗ふんどし仮面見参!!」
ふんどし野郎はふはは、と腰に手を当てて笑う
ふ「滑稽だよお前ら!!」
今だに屋根の上で笑い続けるふんどし野郎に
新八は絶望する
新「最悪のタイミングで現れやがったァ!!」
ふ「こんな子供だましに俺がひっかかるとでも?」
そこで指をくわえて見てるがいい。
己のパンツが変態の手にわたるその瞬間を!!
シュッ
「わォ!!」
一瞬だった
ふんどし野郎に向かって何かが飛んできた
普通の目では、何かまでは見えないような速さと言っても過言はない
ふんどし野郎は危機一髪で投げられたクナイを避けた
そう、飛んできたのはクナイ。
「何!?」
『なめられたもんだな〜』
そう・・・
投げたのは私、。
「クナイのコントロールがいいな・・・忍か!?」
『ちゃうちゃう』
顔を横に振りながら、そう言うと
途端に草木を飛び越える
銀「!!地雷!!」
聞かずに地雷のないところを踏み、屋根に登る
「「地雷がないところがわかってる!?」」
あっという間にふんどし仮面の後ろに
「やるな・・・。」
『私は忍でも何でもない。』
後ろから気配を消して冷たい気を放つ
『オラァ!!』
そして一気に殴りかかる
すると・・・
山「覚悟ォ!!」
屋根に潜んでいた鎧に包んだ山崎が出てきて
山「わっ!!」
足を踏み外し・・・
私に向かって転がってきた
『ぎゃッ!!』
ザキは私にぶつかり、
ふたりとも屋根から落ちる
山「『ぎゃぁああああ!!』」
『っと!!』
は体制を立て直し
危機一髪屋根にぶら下がった
そして山崎だけ地雷によって爆発した
「滑稽だな。自分の仲間によって失敗に終ったか」
屋根にぶら下がってる私の上では
ふんどし仮面が笑っている
土「山崎ィイイ!!!」
山「ひィイイ!!」
下では山崎が土方さんに追われていた
なんで生きてるん??
「さぁおのれのパンツが変態の手に渡るぞ」
アッハッハッと笑い、
屋根にぶら下がり
床に着地・・・・・・・・・のはずが
光に包まれ
大きな爆音が聞こえた
ふんどし野郎は
爆発したのだ
皆呆気にとられる中
一人笑う
『フッ・・・。
念のため床下にも地雷をセットしておいてよかったぜ。』
開いてる片手を直角に曲げ、やれやれ、と言う
「「流石・・・。」」
ヒラヒラとパンツが舞う
”桜舞い散る中に忘れた記憶と〜♪”
って歌ってる場合か!!
「『!!』」
その時、舞っていたパンツが
埋もれていた奴の手の中に入った
「フフフフ甘いよ。
こんなものじゃ俺は倒れない。」
ゆっくりと立ち上がる
「最後に笑うのは俺よ!!」
嘲笑うかのように、去らばと言うと
走ろうとした
その時
「!!」
近「待てェイ」
ふんどし野郎の足にしがみつく近藤
臭いよ
ふんどし野郎の足は絶対臭いよ近藤さん!!
近「汚ねェ手でお妙さんのパンツさわるんじゃねェ!!」
俺だってさわったことねーんだぞ!!としがみ付きながら言う
それ変態発言だよ近藤さん
近「銀時ィィ何やってんだ早くしろォ!!」
あ、近藤さんって銀時の事、”銀時”って呼ぶんだ・・・
こんな時になんだけど、、
銀「うるせーな。」
私の心の中は知らず
銀時は木刀に手を添える
そして構え
銀「言われなくともいってやるさ。」
しっかりつかんどけよ
『ヒュ〜♪』
暢気に口笛吹いてる場合か!!
銀「うらああああ!!」
ふんどし野郎目掛けてまっすぐ走ってくる銀時
『銀時、地雷!!』
銀「ん」
ドォンッ
『・・・・・・やっぱり忘れてたか。』
吹っ飛んで丸焦げになって倒れている銀時を
冷たい目で見下ろしながら呟く
「フハハハハ」
笑ってないで早く逃げたら?
ま、私は逃がさないけど。
でも、私の力は必要無いかも
起き上がろうとした銀時を踏み台にして
お妙さんが飛び出す
妙「女をなめんじゃねエエエエ!!」
次の瞬間、
ふんどし仮面の悲鳴が要塞と化した家にに響いた
再び舞ったパンツを掴み
妙「素顔もさらせない人に私のパンツはやれないわ。」
ほしけりゃ心からノーパンになって素っ裸で来いってさ。
お妙さんらしいや。
新「アッハッハッ姉上ェェェ!!」
神「やっぱり姉御が一番アル!!」
新八と神楽はお妙さんに駆け寄る・・・
『あ・・・地雷』
ピッ
妙新神「あ」
***
こうしてフンドシ仮面は真選組に捕まった
アレからそうにぃも土方さんも爆発した
土方さんに送られた施しパンツはそうにぃが送ったものだそうな・・・
結局一人生き、地雷を隠した場所を把握してる私が
全て撤去した
フッ
こーゆーのは頭脳が一番だよ、君達
あ・・・そうにぃにお返しが出来たわ〜Σd(>∀<*)
ざま―見ろ!!ケッ
結局ふんどし仮面は最後に笑えなかった
私と言う存在と、お妙さんと言う存在のお陰で
〜後書き〜
ふぅ…更新遅れてゴメンなさい
何卒忙しいもので…これでも早い方なんです…前までは暇でしたので(夏休み)更新が早かったわけでですね〜
ってわけでこんな文章でも感想いただけると嬉しいです
最後にもう一度、遅れてゴメンなさい\(__ )