ペットは飼主が責任を持って最後まで面倒をみましょう
登「しるかボケェェ!!金がねーなら腎臓なり金玉なり売らんかいクソッたりゃー!!」
銀「家賃如きでうるせーよウンコババア!!
こないだビデオ直してやったろアレでチャラでいいだろが!!」
登「いいわけねーだろ!
あのビデオまた壊れて「鬼平犯科帳」コンプリート失敗しちまったわい!!」
銀「バカヤロー!!諦めんなきっとまた再放送するさ!!」
朝からガヤガヤと玄関で叫ぶ奴が二人
私は仕事遅くまでやっててもの凄く眠い
今はまだ寝たかったのに・・・
『うっさいわボケェェ!!銀!!何ごちゃごちゃしとんじゃワレェェ!!
朝っぱらからガヤガヤガヤガヤ!!眠れんじゃねーかァァ!!』
だが銀時ともう一人の人物・・・お登勢さんを確認して事態を掴んだ
『・・・あっ!!お登勢さん!おはようございます!!
そーゆー事か・・・』
登「おはよう。
だから家賃よこせっつーんだよこの天然パーマメント!!」
銀「んだコラァ!お前に天然パーマの苦しみがわかるか!!」
あ〜グダグダ煩い。
新「ハァ〜〜〜またやってんのか」
すると下から新八が上ってきた
『あ!新八ィイイ!!おはよッ!!w』
新「おはよ」
私が困っていると
新八はズカズカと上っていって
新「ちょっと…アンタらいい加減」
するとお登勢さんは銀時を担ぎ上げ
新八目掛けたつもりはなかったのだろうが
新八に向かって飛んできた
新「ぎゃああああ!!」
二人は大きな音を立てて落ちていった
『お登勢さん…今月のわ・た・しの家賃です。
銀時は知りません。てかどーにでもしちゃって!!w』
登「はしっかりしとるな(腹黒だけど)」
第二訓 ペットは飼主が責任を持って最後まで面倒をみましょう
部屋に戻り、テレビをつける
新「どーすんスか生活費までひっぱがされて…。今月の僕の給料ちゃんと出るんでしょーね。」
すると銀時は
腎臓が二つあんのは邪魔じゃない?と言っていた
新「売らんぞォォ!!何恐ろしー事考えてんだ!!」
『てか銀時が売るほうでしょ』
銀「売れるわけねーだろ!!!!なんちゅー恐ろしい事考えてんだ!!」
新「お前が最初に言い出したんだろ!!」
銀「カリカリすんなや
金はなァがっつく奴のところには入ってこねーもんさ」
『じゃぁ銀時はがっついてんだ』
すると何も言えなくなったらしい
新「ウチ姉上がスナックで働き始めて寝る間も惜しんで頑張ってるんスよ…」
銀「アリ?映りワリーな」
テレビをバンバンと叩く
新「ちょっと!きーてんの?」
『新八…これごまかしてるだけ』
耳打ちする
しばらくすると、テレビの画面がしっかりと見えるようになった
銀「オ……はいった
オイオイまたターミナルから宇宙生物侵入か?最近多いねェ」
顎を抑えて人事の様に言う
『ん〜怖いわァ!!
くぅ〜!!!w暴れたいっ!!』
矛盾してる発言
だが私はそれでいいのだ
(って…)
新「宇宙生物より今はどーやって生計たてるかの方が問題スよ」
ピンポーン
インターホンが鳴った
その途端、銀時は走って行ってしまった
「だーかーら…」と言っているのが聞こえるが
私はお茶を啜った
あの状態だとお登勢さんだと思ってるな
本当にそうなのか?
でもババアに蹴りをかますつもりなのか?
すると、「局長ォォ!!」と叫ぶ声が聞こえた
行ってみるか・・・。
銀「スンマセン間違えました出直してきます」
外では知らないフリして部屋に戻ろうとしてる銀時がいた
『どしたァ?またお登勢さん?』
長「待てェェェ!!」
蹴られたんだろうオッサンが立ち上がって
銀時に銃口を向ける
長「貴様が万事屋だな我々と一緒に来てもらおう」
『その銃口を退かせ』
私は銃はあまり好きじゃないんだ
その瞬間、私はそいつを吹っ飛ばしていた
「局長ォ貴様っ「やめろ。」」
銀時に止められ
何故止める、と睨む
銀「知らねー人にはついていくなって母ちゃんに言われてんだ」
長「幕府の言う事には逆らうなとも教わらなかったか」
「『オメーら幕府の…!?』」
長「入国管理局の者だ。アンタに仕事の依頼に来た万事屋さん」
歩き始める長谷川という男
その後ろで銀時に耳打ちする
『銀…私行きたくないヶド行くしかないよね』
銀「あぁ…でもバレないようにな」
新「入国管理局の長谷川泰三っていったら、天人の出入国の一切をとり締まってる幕府の重鎮スよ」
そんなのが私達に何を・・・?
『・・・・・・』
銀「…。何の用ですかおじさん」
長谷川さんは振り向く
長「万事屋つったっけ?金さえ積めば何でもやってくれる奴がいるってきいてさ。ちょっと仕事頼みたくてね」
だが銀時は天人の事をツッコむ
お前らは何をやってるんだ、と
長「こりゃ手厳しいね。
俺達もやれることはやってるんだがね
江戸がこれだけ進歩したのも奴らのおかげだから」
無下には扱えんだろ、と言った
長「地球から奴らを追い出そうなんて夢はもう見んことだ」
銀「共生ねェ…んで俺にどうしろっての」
『仕事によっちゃ引き受けたくないんですけどォ。』
長「実はな、幕府は外交上の問題で国を左右する程の危機をむかえてるんだ」
国を左右するねェ・・・
たとえばどんなよ?
どこぞの国の皇子が地球でペットを無くしたァ、とか言うなよな。
あ、ありえないかυ
長「央国星の皇子が今地球に滞在してるんだが
その皇子がちょっと問題を抱えていてな…それが…」
ハ「余のペットがの〜いなくなってしまったのじゃ。探し出して捕らえてくれんかのォ」
ビンゴだった
まさかの的中!
『…くっ…くくくっ…あっあははははは!!!』
そのまま万事屋一向はUターンして戻ろうとする
笑い続けて動けない私は、銀時にズルズルと引っ張られた
長「オイぃぃぃ!!『ひっ』ちょっと待てェェェ!!」
そして銀時の肩を掴む
長「君ら万事屋だろ?なんでもやる万事屋だろ?」
長谷川のオッちゃんは真剣だが
何故か笑のつぼにはまったらしく、
なかなか止まらない
特にあの・・・触覚・・・ぷっ(笑)
『くっあはははは…ぶっ』
長「いやわかるよ!分かるけどやって!」
『くっくっくくくく…』
長「ちょっお嬢さん!?いい加減笑うのやめてっ!!」
銀「うるせーなグラサン叩き割るぞうすらハゲ」
長「ああハゲでいい!!ハゲでいいからやってくれ!!」
『ハゲでいい?じゃ、バリカン持ってくるから待ってて』
長「態々ハゲにする必要が何処にあるのさァ!!」
だがの手にはブルブルと震えたバリカンが既にあった
長「・・・・・・
ヤバイんだよあそこの国からは色々金とかも借りてるから幕府」
話そらしやがったなコイツ
銀「知らねーよそっちの問題だろ。ペットぐらいで滅ぶ国なら滅んだ方がいいわ」
『んだよあのたってるの!!
あんなののペットになるなんて同情するわボケがァアア!!』
ハ「ペットぐらいとはなんじゃ ぺスは余の家族も同然だぞ」
急に出てきたバカ皇子・・・じゃないやハタ皇子
「『だったらテめーで探してくださいバカ皇子』」
長「オイぃぃ!!バカだけど皇子だから!!皇子なの!!お嬢さん意外と黒いよっ!!」
『意外も何も・・・腹の中真っ黒でっせ。』
ニヤりと笑ってみせた
新「だいたいそんな問題アナタ達だけで解決できるでしょ」
長「いやそれがダメなんだ」
何で?と頭に?を浮かばせるが束の間
何かがやってきた
ハ「おぉーぺスじゃ!!ぺスが余の元に帰って来てくれたぞよ!!」
それは物凄い大きな音を立ててやってきた
まるで蛸の様な・・・
気色の悪い物体
ハ「誰か捕まえてたもれ!!」
『いや、無理だろ。捕まえるのは。』
新「ぺスぅぅぅ!?ウソぉぉぉぉ!!」
長「だから言ったじゃん!!だから言ったじゃん!!」
ハ「ぺスはの〜秘境の星で発見した未確認生物でな
余になついてしまったゆえ船で牽引してつれ帰ったのじゃふァ!!」
バカはペスによって吹っ飛ばされた
新「全然なついてないじゃないスか!!」
どうしよう…アレを使うか?
でも幕府の人間が見てるし…
まァコイツらが嫌な思いするだけだし
使わなくてもいいか
だがペスは市街地に向かおうとしていた
新「ヤバイ また市街地に出る」
するとペスに立ちはだかる銀色の髪
新「銀さん!!」
『銀ッ!!』
自分の腰にさしてある木刀に手をかけ
ペスをジッと見つめる
銀「、しょう油買ってこい。今日の晩ごはんはタコの刺身だ」
『わ〜い!!』
銀「いやタコ焼きのがいいか。
いただきまーす!!」
ペスに向かって走り出した
長「させるかァァ!!」
だが長谷川に足を引っ掛けられ
そのまま頭を地面で削ってしまった
銀「いだだだだ!!何しやがんだ!!脳ミソ出てない?コレ」
『ん〜まだ…出てないよ!!もうちょっとかなァ…』
バカやってたら長谷川が叫んできた
長「手ェ出しちゃダメだ無傷で捕まえろって皇子に言われてんだ!!」
銀「無傷?できるかァそんなん!!」
『・・・・・・』
長「それをなんとかしてもらおうとアンタ呼んだの」
銀「無理 無理!無理だっ…!?」
(でもなら…だが幕府の人間に見られてバレることになる…)
「うわァァァァ!!」
『!!』
すると新八がペスに捕まっていた
気持ち悪いヌルヌルした手が新八の胴に巻きついていた
「『新八ィィ!!』」
銀「ちっ」
思いっきり土を蹴って走り出そうとする銀時
だが長谷川に銃口を向けられ、止まる
長「勝手なマネするなって言ってるでしょ」
『新八!!』
クソっ・・・どうすれば・・・
そうだ!!
『新八ィイ!!いま助ける!!』
ペスに向かって走り出す
新「!!」
刀を抜く
『ぅらァアア!!』
そして新八が捕まっている手に向かって行くが
その邪魔をする手を斬っていく
長「ちょっとォ!!なに切ってんのォ!?無傷って言ってるでしょ!!」
『くそッ!切っても切っても生えてきやがる…キャァアア!!』
しまった!!
自分まで捕まってしまったのだ
銀「!!てめェ…」
そうこうしているうちに
新八が食べられそうになっていた
新「うわァァ助けてェェ」
『ちょっ待っ!!くそォ!!なんで私までつかまってんの!?しくじったァ!!』
新「今そんな事考えてる場合かァ!!ちょっとォ!!聞いてんの!?」
下での銀時と長谷川の会話が聞こえる
私は伸びてくる手を斬りながら
静かに聞いていた
長「無傷で捕獲なんざ不可能なのは百も承知だよ。
多少の犠牲が出なきゃバカ皇子はわかんないんだって」
銀「アレの処分許可得るためにウチの助手と女エサにするってか」
どーやら幕府ホントに腐っちまってるみてーだな
長「腐ってよーが俺は俺のやり方で国を護らしてもらう、それが俺なりの武士道だ」
銀「クク、そーかい
んじゃ俺は俺の武士道でいかせてもらう!!」
足を後ろに高く上げ
銃を蹴り上げる
そしてそのまま走り出した
長「たった一人の人間と一国…どっちが大事か考えろ!!」
長谷川が銀時に向かって叫んだ
だが、銀時はそれに応じない
銀「しったこっちゃねーな、んな事!!」
だがその間に新八は危機的状況に陥っていた
『新八危ないッ!!』
新八を庇って
私は食べられた。
銀「!!
くそォ!!コノヤロー!!を食いやがって!!新八ィィィ!!気張れェェェ!!」
新「どちくしょォォォ!!」
少し新八を抑える力が弱くなった気がした
銀「幕府が滅ぼうが国が滅ぼうが関係ないもんね!!
俺は自分の肉体が滅ぶまで出筋のばして生きてくだけよっ!!」
刀を口に突き刺す
ペスは破裂し血の雨が降った
長「…あ〜あ 滅茶苦茶やってくれやがってあのヤロー」
ハ「余のかわいいぺスが…噴水の如く喀血しておるではないかァァ!!
長谷川!!無傷で捕らえよと申したはずじゃぞ
どう責任とってくれるか!!国際問題じゃこれは!!」
だが長谷川は笑っていた
『は〜疲れたァ!!』
ペスの死骸の中からゆっくりと出てくる
銀「ちょっ!?なんで生きてんの!?」
え・・・まさか私が死んだとでも思ってたのか?
『私があんなのに負けるとでも思ってんの??』
銀「いや…そーかもしんないけど・・・ところで今まで何してたのよ!?」
『私が何もやってないとでも思ったかァア!!』
そのまま奴の顎に拳を入れてやった
銀「ちょっ!!ひどい!別にアッパーカットしなくてもいいんじゃないのォ!!?」
『人が折角ぺスが何もしないように留めてやったのにさ』
銀「…アレを使ったのか!?」
『ぅん。別に見られた訳じゃないし、気付かれた訳でもないでしょ?』
遠くでバカ皇子の声が聞こえる
ハ「今回の件は父上に報告させてもらうぞよ長谷川!!」
長「……せーよ
うるせーって言ってんだ!!このムツゴロー星人!!」
ニヤ。
長谷川もハタ皇子にアッパーカットを決めていた
ハタ皇子はそのまま吹っ飛んでいき、星の様に一度煌くと
またドスンッと落ちてきた
銀「あ〜あ!!いいのかな〜んな事して〜」
『終わりだな〜マダオ』
長「しるかバカタレここは侍の国だ好き勝手させるかってんだ。
ところでその”マダオ”って何!?」
それは今にでも分かるさ
新「もう天人とり締まれらくなりますね、間違いなくリストラっスよ」
長「え!?」
あ、気付かないでやってたの?
あ〜あ〜
銀「バカだな、一時のテンションに身を任せる奴は身を滅ぼすんだよ」
長「え!?」
『バカだな〜 だからマダオなんだよ』
長「ぇえ〜〜!!?」
皆にグダグダ言われながらも
負けじといきろやマダオ!
〜後書き〜
え〜…やっと第二話終わりました!!
やっとなのか??
まァいいか…
この話の中にあった能力…
二人は”アレ”といってますが、コレは
「動物を操る力」です。さんはこの力を使えるのです!!ホント奥が深いよなァア!!
ここまで読んでくださった様
どうもありがとうございました!!
これからも末永くよろしくお願いします!!
ダメな管理人でスミマセン…orz
銀「ホントだよな〜。ギャグさえてないんだよ!!
このマダガ!!(まるで ダメな ガキ)
管「うっさいわァ!!この天然パーマメントォオ!!
お前なんて天パじゃねーか!!糖尿病寸前じゃねーか!!
あたいは全くの健康だしサラッサラの
ストレートじゃボケェェ!!
(いや…ストレートでもないし…サラサラでもないか…)」
銀「何ィイ!?サラッサラストレートォオ!?うらやましいこと山の如しだ(あれ?こんな言葉だったっけ?)」
管「まぁいいや!!次回は神楽登場!!
次も読んでくださいね!!でゎさようならァ!!」
銀「うるせーなァオイ
{ゴキィイイ!!}いってぇえええ!!」
管「嫌な音が聞こえたような気もしましたが軽くスルーしましょう!!」
銀「ちょっ!お前がやっといてスルーはないんじゃないのォ!?」
管「どーでもィィわ!!」
でゎまた今度ォ!!