カワイイを連発する自分自身をカワイイと思ってんだろ お前ら
ピピピピピピp
目覚ましの音が響く
まだまだ眠いのに、もう朝だ
『ふぁ〜・・・。』
え〜っと・・・今更ですがヒロインの沖田です
昨日は徹夜で仕事だったからすっごく眠い・・・
帰ってきた時銀時がスッゲェ幸せそうに寝てたから
跳び蹴り食らわしてやりてェ!!って思ったけど
こらえた結果
股間に跳び蹴りしてやった
銀時の叫び声最高だったね(黒笑)
でもやっぱり眠いモンは眠い・・・
『今何時だろ・・・。』
目覚ましはずっと鳴り続けてたみたい
『10時・・・マジかよ・・・。』
そんなに寝てたの、私?
はぁ、普段だったら遅刻だね
今日は仕事無しでよかっ・・・
ふと視界に入った天然パーマ
銀「!!起きろォ!!
銀さんよりも寝てるなんて珍すぃ〜」
銀時は襖を背に寄りかかっていた
あぁ…バカが出てきた…
銀「昨晩はすばらしい事をしてくれてどうも」
嫌味か…
嫌味だな…
『それはどうもwいつでもやってやるよ』
銀「お前…嫌味効かねーのね…」
あったりめェじゃん!!
私はあの沖田総悟の妹だぞ!!
新「そろそろ起きて…って銀さん…」
開いた襖の隙間から
新八は顔を覗かせる
銀「んあ?」
新「丁度良かった…仕事の依頼です」
「『仕事…??………マジでか!!?』」
第十七訓 カワイイを連発する自分自身をカワイイと思ってんだろ お前ら
「私的にはァ〜何も覚えてないんだけどォ
シャブやってた時ィアンタに助けてもらったみたいな事をパパからきいて〜」
只今ファミレスにて依頼主に事情を聞いている
その依頼主というのが・・・
はっ・・・ハム子・・・。
アレ?本名なんだっけ・・・??
ハム…ハム…
ハ
ム
子
あァ!!公子だ!!
銀「シャブ?覚えてねーな。あーアレですか?」
じゃぶしゃぶされそーになってるところを助けたとか、と普通にボケるバカ。
人覚え悪ィもんなァ・・・。
ハ「ちょっとォマジムカつくんだけど〜ありえないじゃんそんなん」
『私アンタの喋り方ムカつくんだけどォ〜
命張って助けてやったのにお礼の言葉も無しかよ〜金払えや』
新「・・・性格変わってるよ。」
銀「そーですね。しゃぶしゃぶは牛ですもんね」
コイツはコイツでまだ言ってるし
新「春雨とやり合った時のシャブ中娘ですよ、銀さん。」
しっかりしてくださいよ、もう。と新八は銀時に言う
銀「あ〜ハイハイ、あのハムの。」
ハ「豚からハムに変わっただけじゃねーかよ!!」
『アンタどっからどー見てもハムでしょう・・・。』
でも不味そうだなぁ・・・。
きっとシャブの味しかしないだろうなァ
肉ついてるけど不味い肉しかついてないし・・・
という私の独り言は声に漏れていたらしく
ハム子はキレている
『あ〜そうそう、アンタの会話文の名前ハム子・・・略して”ハ”になってるんだよね。
否・・・”ハ”より”ブ”にするべきだと思うんだけど、どうかな?』
裏情報なので、通常話しをしてはいけないと思うが
ハム子は大して気にしない
ハ「はァ〜!?”ブ”ってブタか!?コノヤロー!!」
自分をブタ呼ばわりされた事の方が気になっていたらしい
『違ェよ。ブス子だよブぁ〜カ。
何だよブタって認めてるんじゃね〜か〜
何?ブタがいいの?なんならなら管理人に言って変えてもらうけど?
あ、それとも、IDで行こうか?』
ハ「は?身分証明書?」
『ううん、イカしたデブ。頭を取って”ID”』
ハ「張り倒すぞ」
爽やかに言うと、ハムは無表情で反応した
『じゃ、イカすぜデブは!?』
ハ「変わってねーじゃねェかァ!!」
「「「(がSに目覚めた…もう止めらねェ…)」」」
ハ「もうマジありえないんだけど!頼りになるってきいたから
仕事もってきたのにただのムカつく奴じゃん!」
神「『お前もな』」
ハモった
神楽はジュース飲みながら何食わぬ顔してるし
ハ「何をををを!」
新「す…すんませんあのハム子さんの方はその後どーなんですか?」
ハ「フォローにまわってるみたいだけど」
ハム子じゃないから、公子だから!と新八に唾を飛ばしながら叫ぶ
ハ「麻薬ならもうスッカリやめたわよ」
未だに通院してるらしい
ハ「・・・もうガリガリ。」
銀「何がガリガリ?心が?」
『体なわけないじゃん。どーみたってブヨブヨ
あぁそーか頭か…脳ミソなさそうだもんねあったとしてもツルツルだわ・・・。』
ハ「アンタ一言一言マジムカつくんだけど。
麻薬はもう懲りたんだけど、カレシの方がヤバイ事なってて〜」
新「ハム子さんアンタまだ幻覚見えてんじゃないですか?」
『可愛そうに・・・まだそんな夢みたいな幻覚見えちゃうなんて・・・。』
麻薬は本当にキツい物なのよ、ぅぅ。と泣く真似をする
ハ「オメーら人を傷つけてそんなに楽しいか!!」
『楽しい』
即答したら、ハム子は深くため息をついた
ハ「カレシからのメールなんだけど」
┌――――――――――─┐
太助より
件名 マジヤバい
――――――――――─
マジヤバイんだけどコレ
マジヤバイよ
どれくらいヤバイかって
いうとマジヤバイ
└――――――――――─┘
銀「あーホントヤべーなこりゃ
俺達より病院いった方が・・・・・・。」
『ココの病院なんてオススメですよォ
精神科って言ってねェ〜頭の検査とか異常ないかとか診てくれるよォ〜。』
ハ「頭じゃねーよ!!」
ハムのカレシの太助はヤクの売人やってたらしい
一緒にまっとうに生きようってことになったらしいのだが、
辞めさせてもらうどころか、
組織の連中に狙われているらしい
ハ「超ヤバイの〜それでアンタたちの力が借りたくて〜。」
『分かったよ、やりゃいいんでしょ、やりゃ。』
新「、ホント口悪くなってない?」
私達は太助がいるであろう倉庫へ向かった
「ぎゃああああ!」
丁度着いた時、誰かの悲鳴が聞こえた
ハ「太助ッ!!」
コレが太助ねェ。
銀「よし、作戦はこうだ。
俺にロープを括り付けて、お前らは俺を支えろ
で、太助を捕まえた時、一気に引け
いいな。」
『メリッサ!!』
銀「イエッサな。」
倉庫の上に登って状況を把握する
太助は鎌を頭に突きつけられていた
「ハイ次ココ行くよココ〜」
太「俺ホント知らねーんだって!」
「じゃ、死ね!」
もう危ない
『ハイ、銀時用意。』
銀「そんな発射用意みたいに言わないでくれる?」
『突入ぅうう!!』
手で促す
銀時は、ハイハイ、と言ってジャンプした
太「うわァァァァァァァァ!!」
太助に向けられた鎌は、太助の首を跳ねなかった
かわりに、男が吹っ飛ばされた
銀時登場だ
「なっ…なんだテメー!?」
銀「なんだチミはってか?そーです私が・・・。」
銀時が意味も分からないボケをし終わる前に
ハ「太助ェェ!!」
ハム子が降り立った
あ・・・銀時潰れた
ちなみに私は上で引っ張ってます
太「公子ォォ!!」
ハ「もう大丈夫よ。万事屋連れてきたから」
太「何でもやるっつーか
もう何にもやれそーにねーぞ。大丈夫か?」
何せ今もつぶれてるからね
銀「・・・う・・・メス豚が邪魔しやがって
オイ作戦変更だ。連中残して戦線離脱するぞ!」
「「『あいあいさ〜』」」
私たちは即効で縄を引いていく
ハ「!!あっ!!てめェ何一人で逃げてんの!?」
異様な光景だった
吊られたと言うか、
釣られた天然パーマ・・・って感じ
銀「悪いが豚二匹しょって逃げる作戦なんざ用意しちゃいねェ」
流石に重いか。
ハ「ふざけんな!!パフェ何杯食わせてやったと思ってんだよ!!キッチリ働けや!!」
私はパフェで動く様な人間じゃないんでね
私はグイグイと縄を引いていく
だが、
『うぉっ!?』
いきなり重くなって上げられなくなった
豚が二匹・・・銀時の足にしがみついたのだった
『スゲェジャンプ力・・・。』
新「関心してる場合ですかァ!!」
ガクンッと体が前に倒れそうになる
銀時もヤバかった
銀「うごっ!!」
あ・・・ヤバイぞ・・・こりゃぁ
腹が締め付けられてる
銀「はっ・・・腹がしめつけられ・・・ぐふっ
やばいってコレ!出るってなんか」
『内臓的なものが、とやはりいつでもボケは忘れないというのが基本である』
新「アンタこの状況分かってます!?」
神「四六時中そんなの出てたら気を使うヨ!!関係ギクシャクしてしまうヨ!!」
新「出るわけねーだろそんなもん!」
神「新八、・・・縄お願いアル。」
新「あっちょっと!!」
神楽は縄をパッと離した
神「ハム子ォォォ!!」
そして飛び降り、銀時の上に乗る
や、ヤバイってソレ
逆効果だって。
神「銀ちゃんから手を離すヨロシ!
このままでは銀ちゃんの内臓がァァァ!!」
神楽ァ、君のやってる行動は逆効果だと分からないかァ!!
神楽が降りた事で、どんどん腹が締め付けられていく銀時
そして神楽はハムとブタを蹴りつけているため、
もっと縄が食い込んでいく
ハ「マジムカつくんだけどこの小娘!!」
神楽・・・蹴りすぎ
つか・・・何で私らコレ保ってられてんの!?
ぜってぇ300s超えてるって!!ヤバイってコレ!!
新八って意外と力持ち!?
その時新八は、って…すっごい力持ち!?と思っていた
同じ事考えていたのだ・・・。
銀「っていうかテメーも降り・・・あ゛っ!!出たァァ!!
ケツからなんか出たぞコレ!見てくれコレ、何か出てない?」
新「知るかっつーの!」
『どーせ、う●こだろ。
こっちは死に物狂いだよ!!話かけるな!!』
新「女の子がそんな事言っちゃダメェ!!」
ん?ちょっと待てよ?
いい事考えた・・・一番の解決法!!
銀時も楽になって
私等も楽になる方法・・・
にやり
新「(が何か笑ってる…((怖)」
『銀時ィ!!今助けるぞォ!!』
はにやりと笑った
その手には刀・・・
銀「おまっ…まさか…!?」
先ほどよりも最高の笑みを見せる
構えた刀を縄目掛けて振り下ろした
銀「ぎゃぁぁああ!!」
四人は一斉に落下していく
しっかりと敵を巻き添えにして。
「ぐふォ」
新「銀さん!ヤバイ早く逃げて!!」
新八は倉庫の上から叫ぶ
『新八、手・・・大丈夫?』
新「うん・・・ありがとう・・・って言ってる場合かァ!!」
銀「!!」
銀時達は敵に囲まれてた
そして叫び声とともに、一斉に向かってくる
敵が迫ってきた
神楽は傘の先を敵に向け、柄を引く
「わわわわわうわアアア!!」
神楽が傘の銃弾を食らわせた
銀「ケッ、・・・降りて来い」
『ほ〜い!!』
軽くジャンプし、綺麗に着地する
銀「結局俺達ゃこいつが一番向いてるらしーな」
『そうだね』
銀「ついてこいてめーら、強行突破だ!!」
『久しぶりの喧嘩だ、楽しも〜。』
それにしても、
久しぶりに見た・・・銀時のあの後姿・・・
昔に戻ったみたいな・・・
そんな感じがした
銀「オラどけどけどけェェ!!」
銀時は次々と敵を倒していく
ハ「おお、アンタやればできるじゃん!!
ヤベッ、惚れそっ。」
銀「いや、ホントにヤべーから止めて!
それに俺の物だから!!」
『否・・・知らないし。』
銀「それより、たかがチンピラ一人の送別会にしちゃ
エライ豪勢じゃねーの?
どーにもキナ臭せーなその陰毛頭。」
あ〜そんな感じする〜
だが、太助は断固否定する。
麻薬とは一切関わらないと。
太助は陰毛頭をずりおろし、
太「それから俺は陰毛頭じゃねェ!」
コレはオシャレカツラだ!と言う
なめんなよ!!と言う太助の頭には、
・・・・・・
白い粉の袋が。
銀「・・・・・・モノ隠したのどこかぐらい自分で覚えておこーや」
銀時は遠くから話しかける
私は向かい来る敵を殴っては倒し、蹴っては倒して大変だった
敵が転生卿を見て、
取り替えそうと一斉に向かってくる
だが、此方は重い雰囲気だった
ハ「もう麻薬と関わるのは止めようって言ったじゃん!」
「太助…取引といこうか?」
ハ「!」
ハム子の首には鎌が回された
「コイツとオメーの盗んだブツ交換だ・・・。」
神楽や銀時、はまだ他の奴と戦っていた
が使ってるのは木刀…さすがに斬るのはヤバイだろう・・・
木刀で立ち向かいながら、二人、否三人の様子を伺う
「今渡せばお前も許してやるよ。」
ハ「私なんて構わずに逃げて・・・。」
ハム子は太助を庇おうと言ったが
太助はハム子が言う前に逃げていた
ハ「逃げ足はやっ!!」
太「あばよ公子!お前とはお別れだ!!」
金持ってるみてーだから付き合ってやったんだ、と逃げながら叫ぶ。
太「世の中結局金なんだよ」
まっとうに貧乏臭く生きるなんてバカげてるってか?
銀時は相手を一通り倒し…振り向く…
銀「逃がすかコノヤロー!!」
木刀を逃げる太助目掛けてブン投げた
見事に命中し、太助は倒れる
そして銀時は語りだす
天人と、今の人間を
語りながら白い袋を太助から剥がす
銀「薄汚ねーブタ守るなんて俺は御免だぜ。」
「てめー敵なのか見方なのかどっちだ!?」
そんなの決まってるじゃない
銀「どっちでもねーよ
それよりコイツとそのブサイク交換しよーぜ」
だが敵はお前から渡せ、と言ってくる
なにびびってんだか
銀時は袋を高く上に投げる
「あ゛!!」
敵はその袋を取ろうとするが、
未だ上にいた新八が袋を斬った
中身は空に舞い
簡単には取り戻せない
敵が空中に舞う転生卿に気が言ってる間に
万事屋は逃げた
「誰もいねェ。」
「あのブタもいねーぞ!!」
『私ならいるけど』
「オメーはさっきの!!」
唯一私だけは残った
「貴様等…何者だ!?」
『う〜ん・・・なんていうべきかな?
万事屋・・・で、今から私一人になったから・・・』
真選組として残った
『真選組だぁ!!神妙にしろ麻薬犯ども!!』
「真選組!?」
『そう・・・。
大人しくお縄につけェ!!』
敵に向かって走る
木刀を構え、
振りかぶった
「ぎゃぁぁああああああああ!!!」
***
5分後・・・
『ふィ〜…終わりィ!!』
全員を縄で縛り付けて携帯を取り出す
プルルルル
『もしもし?土方さん?麻薬犯捕まえましたよォ!!』
土”麻薬犯?”
『そう!転生卿扱ってる売人・・・かな?』
土”わかった・・・今すぐ連れて来い。”
『らじゃァ!!』
ピッ
携帯をポケットにしまう
『さてと…帰るか…。』
***
時は万事屋一行
ハ「こんな奴に付き合えるの私くらいしかいないでしょ・・・。」
丁度、ハム子と別れる時だった
ハム子は一言そういうと、万事屋に背を向け歩き出した
ってかコイツ最後までハム子やん!!
銀「何なんだありゃあ」
新「恋人というより親子みたいですね」
あんな母親、俺ならグレるね。と銀時はハム子達を見ながら言う
銀「アレ?は?」
新「さァ・・・ココに来た時にはもういませんでしたよ。」
神「ならアイツらを捕まえるから先言っててって言って残ったヨ」
銀「そーなの?」
神「うん、アイツ等を捕まえるのは私の仕事だって言ってたネ!!」
銀「ふ〜ん・・・。アイツもよくわかんねーな・・・。
今日は万事屋で仕事する日だから仕事休んだはずだろ・・・
ったく・・・ホント・・・ワケわかんねェ〜・・・。」
『悪かったな』
後ろから声をかける
銀新神「!!」
『終ったよォ〜!!なんかお手柄だったからしばらく非番もらったァ!!』
神「やったネ!!今度一緒に遊びに行こうヨ!!」
『いいねwそれ!!』
喜ぶ女二人を見て銀時は呟く
銀「女って・・・よくわかんねェ・・・。」
〜後書き〜
ども!!管理人の雅です!!
Sっぷりはどうだってでしょうか?こんなんでいいかな?
って事で次回もよろしく!!