昔の武勇伝は三割増で話せ 盛り上がればいいんだよ 盛り上がれば
キ「お登勢サンノ代ワリニ家賃ノ回収二参リマシタ
開ケテクダサーイ。イルノハワカッテマスヨ
坂田サーン、アホノ坂田サーン」
万事屋では朝からキャサリンの声が響く
だが万事屋メンバーはひっそりと机の下に隠れていた
銀「いいか 絶対に動くなよ」
『何やってんだ?オメーら』
家賃を払っていない銀時とは反対に
はしっかりと家賃を払ってる為隠れなくてもいい
平然とソファに座っていた
すると、何やら三人は何かを語り始めた
アレ、十分煩いと思うんだけどなァ。
銀「静かになったな、帰ったか?
、見て来てくれ。」
『めんどい』
「ナンカ修学旅行ミタイデドキドキスルネ」
銀時の後ろにいたキャサリン
アレ?玄関の前にいたんじゃなかったっけ?
何で銀時の後ろで机の下に入ってんの?
銀「………………」
「「「ぎゃああああああ!!」」」
『フッ ┐(´ー`)┌ 』
第十六訓 昔の武勇伝は三割増で話せ 盛り上がればいいんだよ 盛り上がれば
今万事屋は金が無いのでお登勢さんに払う金がなく、
下のスナックの掃除をする事になった
登「キャサリンは鍵あけが十八番なんだ
たとえ金庫にたてこもろーがもう逃げられないよ」
銀時は、
中身が空じゃ仕方ね―だろ、ウチにはもうチクワと小銭しかねーぞ。と威張っていた
これからの生活どーするんだよ。
登「とにかく金が無いなら働いて返してもらうよ」
そんなとき、神楽は物を破壊するだけだった
雑巾がけをする度に何かに体当たりし、ぶつかっては壊し、ぶつかっては壊しの繰り返しだった
登「雑巾がけはいいからおとなしくしてろォ!!」
バーサンのお願い!と言っていた
バーさんにお願いされても・・・ねェ。
『オラオラ、ちゃんと働けェ!!』
そーゆー私はやっぱり金はしっかり払ってるので
のんびりとオレンジジュースを飲んでいる
『ふぅ』
登「…コイツらどーにかならんかねェ」
『さァ…無理でしょう』
お登勢さんとのんびり会話をする
するとキャサリンもいつの間にか加わっていて
キ「ソレガ終ワッタラ私ノタバコ買ッテキテ」
登「てめーも働けっつーの!」
と、殴られていた
『しかしお登勢さん、アンタも物好きだね。』
銀「店の金かっぱらったコソ泥をもう一度雇うたァ、更正でもさせるつもりか?」
登「そんなんじゃないよ」
人手が足りなかっただけさーね、と一服する
『盗み癖は天然パーマなみにとりがたいって話だけど・・・
あの娘はもうやらないよ多分・・・。』
登「あぁ・・・約束したからね
それよりもお前も働・・・。」
いつの間にか今まで隣にいた銀時は消えていた
「『……………』」
***
登「へェ〜そうなんだ。」
私がボコボコになった銀時を連れてスナックに戻ると
新八と神楽が深刻そうに話していた
どうやら、キャサリンが嘗ての仲間に会ったらしい
新「”そうなんだ”ってお登勢さん!
このままじゃキャサリンまた泥棒になっちゃいますよ」
神「ほっときゃいいんじゃね。いつかやると思ったヨ俺ァ。」
鼻クソ穿りながら喋る神楽
汚いからやめなさい、神楽ちゃん
新「銀さんだ。ちっちゃい銀さんだ。」
あぁ、全て銀時のせいね
銀「そうそうほっとけほっとけ」
『ちょい!!銀時!!』
銀「芯のない奴ァほっといても折れていく
芯のある奴ァほっといてもまっすぐ歩いていくもんさ」
『だからって・・・。』
すると銀時は懐からある物を出して
ドンッとお登勢さんの前に差し出した
登「なんだィコレ」
銀「俺の宝物よ。これで何とか手を打ってくれ」
『これって・・・お天気お姉さん結野アナのフィギュア?』
いや、普通に考えて無理だろう。
銀時は次の瞬間吹っ飛ばされた
登「・・・ったくバカばっかりだよ
アンタらもさっさと出ていきな。」
吹っ飛ばされた銀時を引きずって
一度万事屋に戻り、話し始める。
『丑の刻三丁目の工場裏・・・。』
新「どうする?。」
『ん〜。』
「行くぞ。」
いつの間にか立ち上がった銀時
『いつの間に復活したんだよ。
ま、いいけど。
銀時の性格じゃ、行くしかないでしょ。』
私はゆっくり立ち上がり
銀時の後ろに並んだ
***
土管の中に入り、丑の刻まで身を潜める
時間ギリギリに待ち伏せすると、大抵の奴はバレる
かなり早めに進入しておくのが、調査の基本だ
しばらくすると、話し声が聞こえてきた
そして、隣の土管から、銀時の寝息が聞こえてくる
『何やってんだ、コイツは。』
「一度泥につかったやつはな一生泥の道を歩いていくしかねーのよ」
外ではクリカンという男がキャサリンに向かって話している
私はそっと立ち上がって、周りにいた奴の首を締める
すると、今まで聞こえていた銀時の寝息が聞こえなくなっていた
銀時も別の奴を倒していた
つくづくよくくわからない奴だこと。
ク「オイ服部刀貸せェ!!この女耳きりとってただの団地妻ぶしてやらァ!!」
銀「そんなもんねーよ」
銀時がクリカンの後ろで答える
ク「ああ!?お前持ってたろーが」
銀時だと気付かずに後ろを振り向くと、
倒れてる仲間を見て唖然とする
『刀ァ?持ってるちゃぁ持ってるぜ・・・でも・・・。』
銀「だが木刀ならいつでも・・・」
ク「てっ…てめーらは!?その服装!!真選・・・」
銀「くれてやるぜエエエ!!」
クリカンの言葉を最後まで聞かずに
銀時は木刀でぶん殴った
ソイツは遠くまで吹っ飛んでいった
『ホームランまでは行かないか、ショートゴロ?』
銀「ゴロでも無いだろ」
「『よっと』」
同時に土管の上から飛び降り
キャサリンの近くに寄る
銀「お前ロクな人生送ってきてねーだろ?
まァ俺も変わんねーか・・・。
人様に胸はれるよーな人生送っちゃいねぇ
まっすぐ走ってきたつもりがいつの間にか泥だらけだ」
『私も・・・いつの間にか泥かぶってた・・・泥は落ちにくいもの・・・。』
銀「それでも一心不乱に突っ走ってりゃ
いつか、泥も乾いて落ちんだろ。」
『乾いた泥は簡単に払い落とせる・・・な!!』
ニッと笑いかける
キ「ソンナコト言ウタメニキタンデスカ。
坂田サンモサンモ、アナタ達本当にアホノ坂田とバカナサンデス・・・。」
銀「いやよォ実はババアに家追い出されて今日は土管で寝ようと思ったんだが・・・。
キャサリンお前助けてやったんだから口ききしてくんねーか?」
『・・・ははw・・・
おっと・・・それじゃァ真選組としてコイツら連れてくから。』
銀「おぅ、じゃーな」
その光景を見ていた新八、神楽、お登勢
新「………ですって。
どーですかね家賃三か月分ぐらいの働きはしたんじゃないですか?」
登「バカかお前は・・・一月分だよ。」
〜後書き〜
今回シリアスでしたねェ〜
最近おもしろいギャグが思いつかない〜!!どうしよう!!!