文化祭と言ったら思い出作りだろがァアア!!




沙「ねェ知ってた??」

『何が?』


学校で思い思いに耽っていると突然沙希が話し掛けてきた




沙「3月に3年生の思い出作りに2年生主催の文化祭やるんだって!!」






第十五訓 文化祭と言ったら思い出作りだろがァアア!!






『は!?』



文化祭!?この季節に!?
マジですかァアア!!?



沖「どーゆー事でさァ?」



左隣の総悟が入ってきた



海「なんかマジらしいぜ。担任が言ってやがった。
3月1日だってよ〜!!何で3年の思い出作りに俺らが頑張らないといけねーんだよ…。」



海斗も話に割り込んできた



『ふぅ〜ん…文化祭かァ…面白そうじゃん!!俺結構好きだぜそーゆーの!!』





銀時や銀八は嫌いなんだよなァ〜
あ…同一人物か…





沖「はそーゆーの好きなんですかィ意外でさァ」


海「だよなァ〜って男勝りだから。
女はそーゆーの好きだけど男は微妙だよな〜」


『俺は女だ!!』



沙「え〜っと…それでね!!先生が…実行委員はにやって欲しいそうなの!!」



『へ?』



沙「ホラ…ってそーゆーの得意じゃん!!
盛り上げたり皆を惹きつける力があるもん!!私も同意見だよ!!」




あ〜…いいかも…楽しそうだし…




『じゃぁやろうかな!!生徒会会長として』




沖「生徒会会長!?って生徒会の会長だったんですかィ!?」


海「あぁ、そうか。総悟は2週間前に来たんだもんな!!」


『俺は会長で沙希が副会長!!海斗は平社員』


海「平社員って何だよそれェ!!俺はお前の部下か!!」





コイツツッコミだな!!

新八には劣るけど…


 
そうして俺は沙希と海斗と総悟と一緒にいろいろと話した




ホントは生徒会でやるつもりだったヶド

計画だけ手伝ってくれるっぽいよ!!



皆は楽しむのが好きで計画はメンドイって言ってた

でも俺がやるから楽しめそうwだそうだ…






『なァ!!文化祭ではいろんな人が来るんだ!!
出し物でステージの上でバンドとかどう??』



沖「いいんじゃないですかィ」

沙「いいじゃん」

海「おッ!?俺バンド賛成!!でもダンスはどーよ?」




『おぉいいねェ総悟が出来るよね!!』

沖「なッ!?」




沙「そうなの!?」

海「へぇ〜スッゲェなァ!!」




だって総悟は…フフフ…




『総悟はロボットダンスとか得意だよね!!』




沖「何で知ってるんでさァ!!誰も知らない事ですぜ!!」

『何故でしょうwロボット意外にも出来るっしょ?」




沖「まァ…」



『じゃぁさ…歌いながら踊ろうぜ!!』

海「んじゃ二人でやってくれ」



『OK 決定!!』







『さてと…バンドは…どうしよっか??』



俺は何でもできるけど一人で全てはできねーよ

一番得意なのは…ギターかな?あとボーカル!!




『俺ギター&ボーカルやるよ』

海「じゃぁ俺ドラム」

『お!!いいじゃん!!』

沙「じゃぁ私キーボード!!」

沖「俺ァ…ベースですねィ…」





え!?総悟ベースできるの!?





沖「少しは…」

『読むなよ』


沖「曲はなんにしやす?」




『スルーか!!無視かコノヤロー!!』




沙「曲はねェ!!スピッ○がいいなァ〜!!」

海「え〜!!オレ○ジレン●がいい!!」

『ここはBU○Pでしょう!!』

沖「何でもいいでさァ…」


「「「『……』」」」






誰も引かないか・・・


仕方ない
ノるか分からないけど、やってみよう



『最初は〜』




「「「グー!!」」」



あ…スゲェ反応した…コイツら何?

俺だったらできねぇよ…





「「「『ジャンケン…ポイ!!』」」」


俺⇒チョキ
総悟⇒チョキ
海斗⇒チョキ
沙希⇒グー



アレ?何で総悟ジャンケンしてんの?何でもいいんだろ?




海「ま…」

『負けた…orz』


沙「じゃぁス○ッツに決定〜!!」







沖「ス○ッツのなんにしやす?」

『う〜ん…』



何がいいんだろう…




海「チェリーとか?」




う〜ん…チェリーも名曲だけどォ〜




沙「ここは春の歌でしょうw」




春の歌!?いいかもw




『いいじゃんいいじゃん!!春の歌好きだよ俺!!』




沖「…俺もでさァ」




その間は何!?

そして総悟知ってんの!?あっちにもあったんだなァ〜




 
『春の歌決定…んじゃ…楽譜どうするよ』


沙「そうだねェ〜」

海「じゃぁ『ぁ゛あ゛?』…何でもありません……





お妙さんのマネしてみただす


結構効くんだね…コレ…





海斗の方を見てみた



ビクッ



怯えてるよ…震えてるよ…




ブツブツ…



なんか言ってる?




海「怖い怖い怖い…




ブチッ




『オラ海斗ォ』


顔はそのままで(つまりお妙さん風)言ってみた



海「なっ…なんでしょう様!!」




『テメーが楽譜探して来い。
それか買って来い。ボンボンなんだろぉ?お前。』


海「ぇええええ!!?」



なんかコイツザキに似てきたな




『ぁ゛あ゛?文句あっかゴラァ?』




海「ないですぅうううう!!(泣)」




バタバタバタ



海斗は泣きながら買いに行った



『ハッ!!あれでも男かよ』




沙沖「(海斗の気持ち十分わかる(りまさァ)…)」








そんなこんなで文化祭まで俺達は一生懸命バンドやダンスの練習した


俺達は互いに吃驚するように本番まで一緒に練習しないようにした





そして今日が本番…



『今日が本番…』

沖「緊張しやすかィ?」

『もち』


海「だって一度も合わせてないんだぜ?」

沙「だよねェ〜」


『いいの!!ダンスは…ダンスだけ二人で合わせてみよ!!』


沖「そうですねィ」



『ってことで行って来らァ』


沙希達から離れ


別の部屋に移動した




『配置「OKでさァ」…行くよ』


カチッ



〜〜♪


〜〜〜〜〜♪


前奏が流れ


踊りだす



キュッ


クィッ



音楽とシューズの音しか聞こえない



意外と息ぴったりだった


でも総悟のダンスは滑らかでそれでいてしっかりと一つ一つなっていて

凄いと思った




自分も負けていられない




『やるじゃん』


沖「も上手いですぜ」


『サンキュ』




〜〜〜〜♪

〜〜〜〜〜〜(終了)



キュッ


シューズが摩擦される音でダンスは終った



『決まった(´ー`)┌』


沖「最後のキメが決まりましたねィ」


『だね』




時計を見る…


ギリギリだ!!


『総悟!!急いで!!』




しゅたたたたたたたたたt




まるで忍者のような足…


いったい一秒間に何回足が動いているのか…

足の回転数が知りたいよ

 


 

ハァ


ハァ



『まっ…間に合ったァ…』



ガラッ

沙「、総悟!!ギリギリ!!」



『わりぃ』



海「は司会なんだからよォ〜早く出て!」


『ほ〜い』




ふぅ…




スッ…足を出し…


ゆっくり歩き出す




舞台の影から出た途端




ワァアアアアアア



歓声




『どォ〜もォ!!生徒会会長だぜェエエエ!!!』




ワァアアアアア




『楽しんでるかァアアア!!!』



キャァアアアアア



どっかのクラブかよ?




『何か前の方にいるゴリラおにぎりにマヨをものすっごくかけてる人
口の周りがチョコだらけの人と、やっぱりゴリがすっごく気になるけど

楽しんでいこうぜェエエエエ!!!』





ぉおおおおおおおおおおおおおお!!!




(´ー`)┌フッ


決まった…





ちょっと舞台下で瞳孔マヨから熱い視線を感じたけど気にしないどこ

なんか気にすると俺壊れそうだもん

今までであんな凄い瞳孔見た事なかったもん

スッゲェ怒ってたもん







その隣でゴリラが泣いてた…

ゴリラが泣くと余計ヤバイね…




『まず一項目!!沖田総悟君とォ俺のォ
デュエットダンスだぁ!!見惚れんなよォ』





きゃぁああああああw




女どもの黄色い声がした






『そんなに総悟がカッケェか・・・。 総悟大好きな人ォ!!』



「「「「「はーい!!」」」」」



オメーらは子供か





『ダンスの途中で総悟君が大サービスしてくれちゃうって(*´艸`*)(言ってない)
楽しみにしてろよォ!!総悟ファンはお楽しみにィ!!』






銀「ハーイ(-o-)/」



『んだよ天然パーマメント』
はい 銀時君なんですか?



銀「脳内で考えてることと言ってる事逆だぞォオオオ!!!」




『んだよ、黙れよ』
あ、スミマセン。皆気にしないようにねェ



土「舞台でんな発言していいのか?」


『わぁコイツまで…いい加減にしろよ』
あらスンマセン。土方君何をおっしゃりたいのですか?



土「だから逆だって!本音と建前が逆だっつーの!!」





『冗談はさて置き・・・。 で銀t…銀色侍さんなんでしょう?』


銀「(銀色侍?何だそれ?)のセーラーかブレザー姿が見t『さぁ楽しんで逝きましょう』


銀「漢字違うよ」



『照明』

無視



バンッ


舞台が暗くなる





〜〜〜〜♪



スゥッ




ゆっくりと明かりが灯り



舞台の上には


衣装姿の総悟といつ着替えたの?)


衣装はいたって普通のテレビとかで見るカッケェ格好




〜〜〜



ダンッダンッダンッダンッ


リズムを取り


軽快に踊る



「「「「きゃぁあああああ〜(/≧▽≦)/」」」」



銀「スゲェ」
土「総悟とあんなんできんのかよ…」
山「すごいな…」
神「カッケェアルヨぉ!!サディストにしてはやるアル」



一度も間違えずにステップを踏む二人


絵は超カッコいい…



周りから黄色い声が絶えない






キュッ


タンッ


タンタンッ タンッ



『総悟』
沖「はいよっ」




タタンッ


フワッ


二人の絶妙のコンビネーションでがフワリとバック転する


総悟もそれに続けて


前宙バック宙と大技を決めていく




それに吊られて舞台下も盛り上がっていく




〜〜〜〜♪



最後に後ろ向き大ジャンプでFinish!!






「「「「「きゃぁああああああ!!!!!!」」」」」」




銀土山「「「スゲェ」」」





マイクを受け取る


『はいどもども!!どーだった?俺等のダンスは?』



「「「「「もう最高w」」」」」



『それはそれは
では此処で我らがS王子様総悟君に話してもらいましょう』



沖「あ〜どーも沖田でさァ〜ダンスは気に入ってもらえたようですねィ。それは良かったでさァ。以上」



『ちゃんと喋ろよな・・・。 てことで次行っちゃおうw』






そして順調に事は進み

ラストの俺達のバンド…



暗幕を閉めて楽器の準備をする


『いいか?あわせるのはコレが初めてだ
間違えてもいいから最後までやろうぜ』


三人は無言で同時に頷いた




ジャ〜ン



がギターを鳴らす

その音を合図に暗幕が開く




完全に開き終わると演奏し始める


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪



ギター()のジャンジャガジャーンジャジャジャジャジャーン

ベース(総悟)のブォーンブォンブォンブォーンブォンブォン(マジ気抜けやね)

ドラム(海斗)のツツツツツツジャンツツツツツツジャン(でも仕方ないじゃん)

オルガン(沙希)のオリジナル音のセッションで始まった





前奏が終りが息を吸う


そして



『重い足でぬかるむ道を来たトゲのある藪を掻き分けてきた〜♪』



の歌声は透き通っていて聞き入るほどだった




『春の歌 愛と希望より前に響く〜♪』




初めてあわせたと思えないほど上手かった











遂にラスト

『春の歌 愛と希望より前に響く〜
聞こえるか?遠い空に映る君にも

春の歌 愛も希望もつくりはじめる
遮るな 何処までも続くこの道を〜♪』


〜〜〜〜〜〜♪



歌が終わり楽器だけでの演奏





〜〜〜〜〜〜〜〜♪(END)








できた…



成功だ






わぁああああああああああ!!!




「すごい!!」

「カッコよかったよォ!!」


いろんな歓声が飛び交った



そして俺は総悟と一緒に微笑んだ


その時見せた総悟の笑顔はいつもの黒オーラはなく

純粋に優しい笑顔だった





『皆さん!!これで文化祭は終わりです。
この時間まで付き合ってくださってありがとうございました

そして…この高校を去る卒業生…いい思いでになりましたか?
俺は此処を去っていく先輩方をこんな形で見送れて最高です
今までありがとうございました』






そして俺は頭を下げた




パチパチ…




パチパチパチパチパチ





これは実際頭で思ってない

だけど

俺は楽しかったし
それに感謝の気持ちはないとは言えない


ありがとう先輩



そうして文化祭の幕は閉じた







***






銀「よかったぜ、沖田君。」


『サンキュ』

土「、総悟…二人ともあんなダンス踊れるのか…
それに総悟がベース弾けるなんて初耳だぞ」



『ダンスは…慣れかな?俺友達に”はカッコいいダンスが似合うよ”って言われて少しやってたから』

沖「ベースですかィ?今回が初めてですぜ。」



「「「『な!?』」」」



沖「ベースやれって言われて始めたんでさァ。」




「「「『(オメー弱みないの?)』」」」






すると…




ピピッ




ピピピピp


『ん?』



銀「何だ?」


土「それ毛玉頭のアホが託したやつだろ」



お前何げに酷いな



ピッ



ブゥィイン



変な効果音とともに坂本の顔が映し出された




坂”どうじゃったきー?未来は”


『最高だったよ』


坂”もう帰るかが?”


銀「あぁ…早く元の世界に返せ」


坂”分かったきに。そう怒るなて金時”


銀「金時じゃねェ!!銀時だ!!」


坂”じゃぁ大きい魔法人みたいなの書くんじゃ”


土「こうか?」



カキッ




大きい円にルーン文字やら古代文字やらなんやら書いてある



なんで分かるん?それとは限らんじゃん


坂”おぉ!!そうじゃきー。全員そこに入るきにー”



マジかよ…





ザッ


6人がギュウギュウで入った



坂”行くぜよ”



ピッ




キュィイイイイイイイイイン




パァアアアン





シュンッ



6人の姿は消えた




ダンッ



!?


『ここは?』



坂「おかえりじゃの〜」


銀「辰馬!!」



ダンダンダン


足を強く床に突きつけて坂本に殴りかかった




土「帰ってきたのか?」

山「そうみたいです」


沖「此処も久しぶりでさァ」




坂「正確には君達が未来に行ってた時間は10分じゃき」



「「「「「『は!?』」」」」」





坂本が言うには

未来ですごした約2週間は

こっちでは10分だったという事




なんか…老けた気がするわ…



でも帰ってきたんだ…江戸に…





ただいま


俺の帰る場所は此処



〜後書き〜


やっとの更新だ〜

でも今日で3つも更新してるよ…
短編2つもあるから テストあってなかなか更新できなかったんだよね〜
これからテストが無い時ができるだけ早めに更新します
(あくまでできるだけですよ)