バレンタインは命がけ
第十四訓 バレンタインは命がけ
『行ってきま〜す!!』
沖「行ってきまさァ」
山「いってらっしゃい」
ガチャッ
コツコツコツコツ
『こっちに来てもう1週間たったな〜学校は慣れたん?』
沖「もう1週間たったんですかィ…早ェな 学校は楽しいでさァ 獲物がたくさんいて…」
「『やりがいがあ(るよなァ〜)(りまさァ〜)』」
ん?
何アレ?
『なァ総悟…なんかいつもより人多くないか?』
沖「さっきから見られてるぜィ」
『気に食わねーな』
俺は違和感を感じながらも学校に入った
そして自分の下駄箱に手を伸ばす
ガチャッ
コツンッ
『何だ?』
箱?
自分の下駄箱を覗いた瞬間…
ガザガササアアアバサアアアアアアアア!!!
『うぎゃぁああああああああああ!!!』
はあっという間にプレゼントの箱に埋めつくさえた
沖「……大丈夫ですかィ」
『そーご…help me!!』
沖「そんな発音よく言われてもねィ、意味ないですぜ。
俺が助けると思いますかィ?<にやり>」
思いません…
総悟は何もなかったように自分の下駄箱に手を伸ばす
ガバアアアアアアアアアア
沖「ひゃぁああああああ!!!」
あ…テンパってる…
そして総悟も埋め尽くされた
『はんッ…いい気味』
沖「てんめェ〜」
『それにしてもなんなんだ?このプレゼントの山…』
沙「あ!!おはよォ!!去年よりもすごいことになってるねェ〜」
沖「『去年より?』」
海「あれ?分かってないのか?」
どっからか海斗が出てきた
「「今日は”バレンタイン”だよ」」
ぁぁぁああああああああああああああああ!!!
『忘れてたァアアア!!』
沖「今日はバレンタインなんですかィ?」
沙「そうだよw」
ズーン…
が黒いオーラに包まれた
『女の格好してくんの忘れたァアアアア!!!』
沖「は!?」
海「はなァ…毎年バレンタインの時は女の格好してくるんだ」
沖「何ででさァ?」
沙「ホラ…女の子なのに”女でもカッコいいw”って人が
たくさんいてチョコを持ってきちゃうの…だからはそれを避ける為に…ね」
沖「へェ〜」
海「総悟も女装似合うと思うぜ」
沖「黙りなせェ」
ブツブツブツブツ…
沙「……」
『ブツブツブツブツ』
はもうヤバイことになっていた
あ!!いい事思いついた!!
『そうだよ!!』
沙「!?何?いきなり!!」
『そうじゃん!そーすればいーじゃん!!』
コレ全部持って帰って銀時にやればいいんじゃんか!!
うん!
俺からのは…メンドイからな〜…でも…作ってやりますか…
沖「?」
それから一日中いろんな女に襲われかけたは
大量の袋を持って帰った
総悟は可哀想な男子にあげたもよう…
どーせ…惨めにさせたかっただけだろう…
『ただいまァ〜』
銀「おかえり〜」
『あ!!丁度いいや!!コレあげる!
チョコあんまり好きじゃないから…』
銀「はモテるもんな」
沖「アレ?他の奴は?」
銀「あぁ…あいつらなら部屋に閉じこもってる」
『何で?』
銀「神楽がチョコレート作るんだとよ
オメーに作るって言ってたんだけどついでに他のも作るって言ってよォ」
『ふぅん…あ…神楽って俺のこと男だって思ってたり?』
銀「安心しろ…アイツはとっくに気付いてたよ」
銀時が言うには銀時と同じ時…
抱きついた時に気付いたらしい…
『じゃぁ銀時と総悟は隠れないの?』
銀「オメーらの為に残ってたの!!」
『ふぅん…じゃぁ急いで隠れたら?総悟は敵だから毒が入ってるかもよ?』
沖「俺も部屋に入りますかねィ」
ガタッ
銀「じゃぁ俺も…」
ガタン
皆リビングから出て行った…
さてと…作りますか…
神楽は冷やしに入ってるみたいだから部屋にいるみたいだけど…
***
『出来たァ!!』
コレでいいんじゃん?
結構早く固まるんだよねェ〜コレ…
包んで…っと…
今回ギャグないなァ〜
さすがの俺でもチョコにヤバイモンは混ぜねーよ…
***
『オーイ!!夕食できたぞォ!!』
バタン
ガヤガヤ
いっせいに降りてきた
神楽は袋を持って
「「いただきまーす」」
『ハイ…マヨネーズ…』
土「お?サンキュ」
神「さてと!!!!ハイアル!!」
そう言って包みを俺に差し出す
『サンキュ。神楽』
神「オラヨ」
「ぅわっと」
神楽は他の奴に投げて渡した
それでいいのか神楽?
神「開けてみてヨ」
パサッ
『へ〜上手そうw』
思ってたのと違って上手そうw
『いただきます』
パキッ
甘い…でもほろ苦い…丁度いいな
『神楽上手いよw』
神「よかったアル!!
(ホントは砂糖を入れたチョコが焦げただけアルが…)』
銀「じゃぁ俺も食べよ」
山「俺も…」
土「…」
沖「……」
パキッ
チョコレートの割れる音の中…
ブチュッ
異様な音…
神「くぉおおらマヨ!!俺のチョコに何て事すんじゃボケェ!!」
神楽ァ性格変ってる!!
土「ぁあ!?チョコにはマヨだろ」
ったく…変ってんなァ
神楽のチョコも夕食も食べ終わったあと…
ヤベッ!!俺のチョコ忘れてた!!
皆腹に入るかな?俺は入るけど…
『なァ皆ァ。まだ腹イケる?』
銀「俺は大丈夫よ」
神「バリバリOKアルヨ!!」
山「まだイケるよ」
沖「大丈夫でさァ」
土「まぁまぁだな…」
よっしw
『俺も皆にチョコ作ったんだけど…』
「「「「「…………」」」」」
え?ダメ?意外だってか?
……
神「嬉しいアル!!」
「「マジで!?やった!!」」
思ったのと違う歓声があった
『よかった…』
『はい』
そして一人ずつ確認しながら渡す
だって…ちゃんと理由あるんだぜ?
『開けていいよ』
ガサッ
銀「マジかよ…」
神「凄いアル…」
沖「マジですかィ…」
山「凄い…」
土「オメー…」
銀時のチョコは立体的なパフェ型…味も超甘くて
グラスから中身まではチョコでできていて
フルーツの所はフルーツ味のチョコなどでできている
神楽のは酢昆布風味のチョコレート 形は酢昆布
ザキのはミントンのラケットの形(特に工夫なし)
総悟のは藁人形の形…釘とかなづちチョコ&土方写真付き
土方のはマヨネーズの形にマヨネーズ風味のチョコレート
銀「スゲェけど…酢昆布と藁人形とマヨネーズはどうかと思う…」
神「酢昆布はチョコに合うアル!!」
もう食べていた…
『藁人形は…総悟の好きなものって思いつかなかったから…これなら喜ぶかな?と…』
山「でも隊長のトレードマークのアイマスクもあるよ」
『あ…でも面白くないし…総悟といったら呪いでしょ』
沖「よく分かってますねィ」
土「…江戸に戻ったら覚えとけ…
でもまァ…このマヨチョコで許してやる」
『へーい!覚えとくよ』
『アレ?総悟食べないの?』
沖「藁人形を食べるのに勇気が要りまさァ」
あ…そうだね…
その夜…
カーン カーン
藁人形チョコに釘を打ち付ける総悟の姿があったとか…
〜後書き〜
あんまりギャグなかったなぁ〜自分の文才のなさに…はァ…
もっと冴えたギャグが書きた〜い!!