Sに目覚めた奴が大人しくなったら逃げろ
第十三訓 Sに目覚めた奴が大人しくなったら逃げろ
ピピピピピピピピピp
『ふぁ〜…眠い…』
『さっさと着替えて下に行かないと』
ガチャ
階段を下り…リビングへ向かう
リビングのドアを開けると・・・・・・
ぐ〜〜〜
す〜
ぐがぁ〜
『うっさいんだよオメーらのいびき!!』
まだ部屋が少なくて決めれなかったからリビングで寝てもらったけど…
はァ…
『オラ起きろ!!朝だ!!特に総悟!!お前学校!!』
バシッ
総悟の頭を叩いて叩き起こす
沖「…何すんでィ」
いつもの奇妙なアイマスクを剥がす総悟
『学校があんだろーが!!ったく…遅刻すんぞ』
沖「……」
『?』
どうしたんだ?急に喋らなくなって…
沖「学校は制服じゃないんですかィ?」
『はい?』
あ〜…そーゆー事…
『俺は何でかわかんないけど私服が許されてんの。なんでだろォ〜』
沖「どうせが女の制服着てるのが嫌なんでしょ。」
『俺そんなにキモいか?』
沖「違いまさァ。男の格好をしてほしいんでさァ
でも法律上女が男の制服を着るのはおかしいから私服にさせたんじゃないんですかィ」
『ふぅ〜ん・・・・・・まァいいや。コレに着替えて』
バサッ
それは学ラン…
沖「学ランですかィ…」
『そーだけど?』
3Zでは着てたからいいじゃん!!
俺総悟のあの格好結構好きなんだけど…
沖「(確かにコレじゃには会わないですねィ)」
『さぁコレもって着替えてくる!!』
沖「はいはい」
数分後
沖「着替えやした」
『わぁ〜!!』
3Zと同じだ!!同じ格好してるぅ〜!!
生3Zだぁ!!
『さてと…あんまり時間ないや…このパン食べながら走っていくぞ』
沖「ちょっと待ってくだせェ」
『?』
沖「俺よりも寝てやがるコイツらを始末してから行きまさァ」
ガチャッ
刀を抜く総悟…
『オイいいいいいい!!!』
沖「何でさァ」
『昨日言ったろォ!!銃刀法違反!!』
沖「あ…忘れてやした」
スッ
そして刀をしまう
沖「銃刀じゃなきゃいいんですねィ」
『は?』
スッ
取り出したのは
沖「せ〜の」
かなづち…
沖「最初は土方でさァ」
振り上げる…
笑顔が怖いぃいいい!!!
総悟はソレを力いっぱい振り下ろす
パチッ
悪寒がしたのか、土方は目が覚めた
土「うおおおおおおおおおお!!!!?」
ドサッ
ソレを危機一髪で避ける
沖「チッ」
土「何すんだ総悟!!危ねーじゃねぇかアア!!」
沖「俺よりも寝てる土方さんが悪いんでさァ」
土「だからってかなづちで殴ろうとするか!?」
銀「なぁに?うるさいなァ多串君」
神「お前らのせいで起きちまったヨ」
山「いったい何なんですか」
『あ…皆起きた…』
山「あ…おはようw」
『おはよう ザキ』
銀「沖田君のその格好…」
『あぁ学校に行くんだよ…あ!!学校!!』
ガヤガヤ
『総悟ォ!!遅刻ぅ!!遅刻するぅ!!行くぞ!!!』
まだやっていた総悟をひっぱって家を出た
銀「あの格好で学校行くのか?私服じゃねーか…」
神「言ってたネ!!は私服許されてるらしいヨ」
銀「ふぅん」
***
ハァ ハァ ハァ
『つ…着いた…』
沖「ココが学校ですかィ」
『…ぜぇ…ハァ…行くぞ…ハァ…』
沖「…なんでそんなに息が上がってるんですかィ?
俺ァ全然息あがってないですぜ。」
『俺がお前を引っ張って走ってきたからだろォがァァアアア!!!』
キーンコーンカーンコーン
ガララ
総悟を校長室に連れてった後
俺は教室に入った…
女A「あ!!おはよォ〜!!」
『はよ』
女B「ァ〜今日もカッコいいよォ!!!」
『どォも』
女C「おはよう」
『はよ』
女D「おはよう」
『はよ』
だぁぁああああもおおおおお!!!
毎日毎日うッとおしい!!
一回でいいだろがァ!!
男「はよ!!今日も大変だなァ…」
『海斗…』
海斗は一応親友?だ…
海「毎日毎日…俺ら無視なのによォ…同姓なのに…訳輪かんねぇ」
『分かってくれるのはお前と男子だけだよ…』
沙「!!おはよう」
『あぁ沙希!!はよw』
『お!そうだ!!』
海「ん?」
タンタン
黒板の前の教卓の前に立ち
『オイ皆ァ聞いてくれェ!!』
一瞬で視点がに向いた
『今日転校生が来るぞォ!!』
「マジでェ!?」
「ウソ!!聞いてな〜い!!」
『俺の親友(ウソ)だ!!しかも銀魂の沖田総悟似だァ!!』
女A「ぇえ!?ウッソ!!マジやったぁああ!!」
女B「総悟似!?すっごい嬉しいんだけどォ!!」
『しかも…腹黒で名前も一緒…すべてが同じだ』
女C「きゃぁあ〜!!」
よし!!コレで俺への注意がアッチ(総悟)に向く!!
変な闘志で燃えていた
ガララ
先「皆席に着いてェ」
ガタ ガタガタ
皆一斉に席に着いた
俺だけはゆっくりと席に戻った…
先「皆!!さんから聞いているかもしれませんが
今日から転入生が入ります!!小学生じゃないんだから仲良くしましょう」
お前も小学生じゃねーんだから
そんな事言わんでもいいわ!!!
アレ?俺不良?先生に対して不良?反抗期??
先「入りなさい」
ガラッ
沖「……」
めっちゃ愛想悪ぅ!!!
「「「「「「「(マジで総悟似だ!!)」」」」」」
俺はアイコンタクトで
”オイ総悟!!何か喋れ!!自己紹介しろ!”
と言った
それを察したのかニッコリ(否 にやりと)笑って
沖「沖田総悟です…趣味は…虐めでさァ」
にやり
「「「「「「「ビクゥ!!?」」」」」」」
あ…これトラウマ決定だな
先「え〜っと…さんの親友だそうだから、さんからもどうぞ!!」
ようするに…怖いんですか?
先生は総悟の顔を見るとまたビクッと肩が震えた
怖いんですね
俺は…皆よりは慣れてる…と思う…
でも俺もSだから皆慣れてると思うけど??
ふと俺は沙希と海斗を見た
唯一二人はなんともないようだ
多分…
俺のおかげで慣れたんだろう<にやり>
『え〜っと…じゃぁ俺から…』
ザッ
一瞬のうちに視線が俺に向いた
まるで救いの手を求めるかのように…
『え〜っと…コイツは皆の知ってる総悟と全く同じだ
ただ違うのは年と存在な!!コイツは現代人だから!!(ウソ)
でェ〜…質問ある人ォ!!好きなだけ質問しなさい』
アレ?俺先生?
沙「はい!」
『はい沙希君』
沙「沖田君の特技は何ですか」
にやり
沖「虐m『ぉおおおおおっ〜と!!!人と関わることだよな!?』…」
「「「「「(今虐めって言おうとしたような…)」」」」」
海「はい」
『…はい…海斗君』
海「好きなスポーツは何ですか?」
う〜ん…何だろう…
沖「俺は…そうですねィ…<にやり>生と死の追いかけっこでさァ土方限定の」
「「「「「「(怖ッ!!?)」」」」」」
「じゃぁ俺!!」
「私!!」
「俺が!!」
「俺も!!」
「私も!!」
次々と質問されていく総悟…
沖「……<ブチッ>」
あ…ヤバイぞ総悟…
キレた…?
沖「俺疲れやした」
あ…そんなに怒ってない?
沖「……」
何も喋らないぞ?
沖「……」
大丈夫…みたいだな
だがソレも束の間・・・
沖「オメーらいい加減黙りなせェッ!!」
ガッ
バズーカがない為爽やかな笑顔で机を吹っ飛ばした
『……総悟…?』
俺は恐る恐る聞く
沖「…俺がどのくらいの速さで答えてると思ってんでさァ
次から次へと早すぎでィ!いい加減にしろィ!」
「「「「「……」」」」」
シーン
『あ〜…総悟?』
沖「何でさァ!」
素晴らしい笑顔で答えた
怖ッ!?
『俺に当たるなよ』
『さてと!!まァこれで分かったと思うヶドォ、総悟怒らせたら…怖いよ?』
「「「「「……はーい…」」」」」
先「じゃぁみんな席につきなさい。
え〜っと…沖田君はさんの隣ね。」
ガタガタ
ガタン
キーンコーンカーンコーン
席についた途端
学校のチャイムが鳴る
先「朝のHRは終わり…ね」
「規律 気を付け 礼 着席」
ガララ
先生が出て行った
『ったく…学校ってマジ疲れるよな〜総悟…』
沖「そうでもないでさァ…いじりがいがありあそうでさァ」
『……』
沙「!!」
海「ァ〜」
『んあ?沙希…海斗…』
沖「誰でさァ」
沙「え〜っと…天野沙希です」
アレ?沙希の本名明かしたのってコレが初めて?
海「俺は榛原海斗だ。よろしく」
沖「よろしくでさァ<にやり>」
『二人とも親友だから…1つ言っとくけど…コイツらは絶対に弄るな』
沖「誰も弄るとはいってないですぜ(黒笑)」
弄る気満々だ!!煤i ̄□ ̄;)
海「なァ〜総悟ってさ〜の親友って言ってたけど実際何な訳?」
沖「『は!?』」
沙「あ!!私もそれ気になった!!
だってSの女の子のが爽やか腹黒S少年とただの親友だなんて…」
何言ってんだコイツ…
海「だよなぁ〜SSコンビなんておかしいよなァ〜」
沙「ねェ〜」
『お前らさっきから何の話してんの?』
沙「だって海斗とは分かってるけど沖田君との関係はまだしっくりこないんだもん!!」
海「普通はSMだろ?何でSS?」
『だぁもォ!!だから何の話してんだってんだ!!』
沙海「”二人が付き合ってるのか”って事」
沖「『は!?』」
『お前ら何言ってんの?
俺が総悟となんかあるわけないじゃん!!』
沖「そうでさァ。ただの上司と部下だぜィ」
沙海「上司と部下?」
ヤベッ!!
キッ
総悟を睨む
でも総悟はそれに動じなく
沖「まァは付き人みたいなもんでさァ」
『あ゛?そうなの?俺に負けた癖に』
沖「黙りなせェ」
『お前も黙れ』
沖「死ね」
『お前が死ね』
沖「土管に詰まって死ね」
『炭酸飲みすぎて息詰まって腹はじけて死ね』
沙海「なんか死因がめっちゃ賞もない事なんですけど…」
沙「でも二人について分かったこともあるね」
海「嗚呼…」
沙海「二人はSで息が合うんだな」
沖「机に足引っかかって転んで机の角で頭打て」
『土方のマヨネーズを盛った土方スペシャル食べて気を失え』
沖「それは嫌でさァ」
『俺も同感だ。アレだけは食べたくない。』
『総悟ォ。じゃぁ今日の夕食にトリカブトを含ませてやるから生と死の境を浮遊しろ』
沖「マヨよりはマシでさァ。」
沙海「マシなのかよ!?」
ガヤガヤ
他の生徒達はや総悟に近づきだかったが
と総悟の口論がすごすぎて近づけなかった…
二人の口論は授業中もやっていて学校にいる間ずっとしていた
先生方はもういいわ…みたく無視していた
だが流石に煩くて聞こえないのにイライラしてきたので
先「!!沖田!!いい加減にしろ!!」
バコーン
ガコーン
沖「『痛ッ!?』」
普通は教科書を丸めたものを想像するだろう
もしくはツッコミには最適のスリッパ…
だが殴った凶器は…
椅子…
沖「『ぁ゛あ゛!?』」
『オイゴリラァ…人の頭に何椅子で殴ってんだァ?』
沖「オメェ近藤さん似でうぜぇでさァ」
『生徒を椅子で殴る奴初めて見たんだけど』
沖「先生としてどうかと思いまさァ」
『常識を知れ!!ココは学校だぞ!お前それでも先生か?』
先「オメーらが常識を知れ!!誰だ近藤さんって!!
あぁココは学校だ!!授業中にしゃべくってる奴が何を言う!!廊下で立っとれ!!」
沖「『はーい!!』」
先「(なんだ…しっかりいう事を聞くじゃないか…)」
『なァ総悟』
沖「分かってるぜィ」
ガラ
ガシャン
先「静かになったところだし…授業続けるぞ」
ピコピコ
チャカチャカ
『ぎゃぁ〜!!総悟強ッ!?手加減してよ!』
沖「オメーが弱いんだろィ」
廊下から軽快な音と話し声…
先「?」
ガラ
先「お前ら何して…」
『ぅお!?来たァ〜w』
沖「来い来い!!」
ゲームをやっていた…
ドサッ
先生が倒れた
『古ッ!?』
沖「今時そんな倒れ方する奴ァ他に土方さんだけでィ」
『そうなの?』
沖「そうでさァ」
『土方さんってオヤジだねェ〜』
沖「ですねィ」
先「お前らは何やっとんだァアアア!!!」
『何って…』
沖「ゲームでさァ」
先「何当たり前みたいな風に言ってんの?
誰がゲームやれって言った!!校庭で走ってこい!!」
沖「いいですねィ」
先「?」
『そのままエスケープしてゲーセン行く?』
沖「行きやしょう」
先「止めてェ!!先生謝るから止めてェ!!」
『俺的にそのヅラやめて欲しいんだけど』
沖「気になりますよねィ」
先「コレヅラじゃないから!!見て!!ちょっと薄いでしょ?地毛でしょ?」
『ちょっと薄いのが地毛の証拠なんて悲しいおっさんだね』
沖「右から左に分けてバーコードになってるところが気になりまさァ」
『だよな〜。ちょっと儚いねェ〜アレ。
地肌が見え隠れして…』
先「もう止めてェ!!先生傷ついちゃうから!!ガラスのハートが割れちゃうから!!」
『おっさんがガラスのハートだってェ (*´艸`*)』
沖「キモい」
先「……(泣)」
いつの間にか野次馬は増え…
他のクラスの人まで乗り出して見ていた
それを一部始終見ていた生徒達は
「もうあの二人には構わないどこ…」
と呟いたそうな…
そして二人に虐められた先生は辞職したとな
〜オマケ〜
『ただいまァ〜』
沖「ただいまでさァ」
山「あ…おかえり隊長・」
帰ってきた二人を迎えたのはエプロン姿のザキ…
『今日はザキが料理当番?』
山「…ホントは違うんだけどね…旦那がやってくれないから…」
『あ〜…なるほど…』
たったったったった
ザキと総悟を残し、銀時のいるリビングに入っていった
『オォラ銀時ィ!!!』
神「あ!!お帰りヨ!!」
『ただいま』
土「遅かったな」
『総悟と一緒に校長室で説教食らってて・・・
ま、二人で話してて聞いてないけどね。』
『さてと…銀時ィ!!!』
銀「んあ?あ…おかえり」
ジャンプ片手にソファで寝ていた銀時に差し掛かる恐怖…
「ぎゃぁあああああああああああああ!!!」
その晩…銀時の悲鳴が鳴り響いた…
〜後書き〜
やっぱ弄るのは楽しいわァ〜どんどん増やそうw